8月13日~9月1日まで、東京ミッドタウン日比谷 6F BASEQ HALLにて開催されていた
『ゴジラ博in東京ミッドタウン日比谷』
に行ってきました!!
1954年に第1作が公開されてから70年。
日本だけでなく、世界中の人々を魅了するゴジラ作品の70年の足跡を辿っていくというコンセプトで開催された展示イベント!!
しかも撮影で実際に使用されたものなど超貴重なアイテムが多数展示されており、最高に激アツな展示会でした!!
こちらは東京ミッドタウン日比谷の目の前、日比谷ゴジラスクエアに鎮座するシン・ゴジラ像!
そして入場した瞬間、早速ゴジラがお出迎え!!
昭和ゴジラコーナーにいた初代ゴジラ!
当時の撮影用スーツを再現したものなのだそう。
ごつごつとした皮膚や、背びれなど、ゴジラの荒々しさを間近で感じることができて最高!
ゴジラ博では、初代ゴジラを皮切りに、この70年間に公開されたゴジラ作品の紹介や、作品公開時の時代背景や製作背景なども紹介されており、自分の好きな作品ポスターを見つけたり、それらの製作背景を知りながら作品展示物を眺めていくことができたのも楽しかった。
そして!
初代ゴジラに登場した象徴的なアイテムの実物展示も!!
これ、見た時「まじかよ…」と震えてしまったわ…。
70年前の初代ゴジラで実際に撮影に使用されたあのアイテムが現存していて、いま自分の目の前にあるというのが信じられなかった。
オキシジェン・デストロイヤーを生で見たんだぜ!?すごすぎた…。
こちらは、サイボットゴジラの頭部(中身)。
ちょっと怖い…。
サイボットゴジラは劇中のゴジラにより細かな表情をつけるべく開発されたコンピューター機能付きの巨大スーツなのだそう。
つまりこの展示物は中の人であり、ゴジラそのものでもあるのです。
頭部だけでもめちゃくちゃ大きくて迫力が感じられた。
CG作品での魅せ方の工夫とはまた異なる、実在する物体をカメラで撮影をするからこその工夫やアイデアという特撮ならではの魅力を感じられる展示でもありました。
そして、平成ゴジラへ!
平成シリーズのゴジラたちが一堂に揃っているの圧巻すぎる!!
さらになんと、この平成ゴジラの5体は、それぞれが実際に作品の撮影で使用された撮影用スーツ!!
つまり、映画で観ていた数々のシーンに登場するあのゴジラたちそのものなのです!!
目の前にいるのやばすぎるだろ!!
大体全高180〜200cmぐらいなのですが、その身長以上の迫力を感じる…!
あと、単純にこの中に入って戦闘シーンを撮影してるの凄すぎる。
こちらは『ゴジラVSデストロイア』に登場するゴジラの撮影用スーツ。
重量感のある見た目がたまらん!!
『ゴジラ×メガギラス』に登場するゴジラ。
また雰囲気が全然違う!
より荒々しい感じがかっこいい!
『ゴジラ モスラ キングギドラ』に登場するゴジラ。
冷静に考えてこのビジュアルのゴジラとハム太郎が同時上映だったのやばすぎるだろw
最初に映画館で観たゴジラ作品であり思い出の作品でもあるから実物を見られたのすごく嬉しい。
この白眼ゴジラはそのほかのゴジラと比べてもひと目見て分かるぐらいに一段と大きくて迫力があった。スーツの総重量は80kgあるのだそう。
『ゴジラ×メカゴジラ』に登場するゴジラ。
目が美しすぎて吸い込まれそう。
『ゴジラ FINAL WARS』に登場するゴジラ。
スーツを使用して撮影を行う特撮ゴジラ最後の作品ということもあり、とてもスタイリッシュな印象。
しかもこの作品ってゴジラのファイナルであり50周年記念作でもあったから70周年記念のゴジラ博で会えるのも感慨深いものが。
こうして見比べてみると、どの作品のゴジラもそれぞれ雰囲気などがまったく異なるというのもおもしろい。
個人的には『ゴジラ×メカゴジラ』のゴジラはとくに美を感じる。
あと、ゴジラたちを眺めていて思ったのが、ゴジラの耳って意外とかわいいのな。
大人の身長のほうがいろんな角度で見られるけど、子供視点だとゴジラの姿を見上げる形になるのも絶対楽しいだろうなぁとも感じました。
そしてこちらは、近年の新たなゴジラ作品たちのゴジラ立像!
シン・ゴジラとアニメ版とハリウッド版が並んでるの凄すぎない!?
そもそもこの3作品のゴジラはスーツではないから、絶対に交わることのないマルチバース的なゴジラたちがこうして実体として目の前に立っているという感じもこの展示会ならではで最高でした!
『シン・ゴジラ』のクライマックスに登場する印象的なシーンの実物も展示されていて震えた。
これは見入ってしまいましたわ…。
あと、どう考えても繊細すぎるこの造形物をこの状態で維持しているのもすごい。
アニメ版ゴジラ!
ハリウッド版ゴジラ!
咆哮している姿が迫力ある!
そして、ビオランテ美しい…!
こちらはデザインを決める際に制作された決定案の実物なのだそう。
さらにさらに!
ゴジラシリーズの人気怪獣であるキングギドラ 60周年・メカゴジラ 50周年を記念した特別展示も行われていました!
『モスラ3』に登場するキングギドラの実物なのだそう!
鱗のような皮膚の感じとかもすごい…。
さらに心に響いたのがこちら。
この歴史を感じる佇まいよ!!
こちらは『ゴジラVSキングギドラ』の飛行シーン撮影用の頭部なのだそう。
かなり損傷も激しくはあるのだけど、そこが逆に、神話であったり、古くからの言い伝えに存在しているキングギドラという感じが出ているというか、時を重ねたことでより存在に重みを増している感じがすごいと思って印象的だった。
そのほかにもいろいろな作品のキングギドラに関する貴重な展示があって、すごかったし、それぞれの作品による雰囲気の違いも間近で感じられて最高でした。
そしてさらに!
3式機龍 改も!!
うわぁああ!!!かっこよすぎる!!!
あのずっと憧れの!!機龍が!!
目の前に!!!
大好きすぎる機龍に会えたの嬉しすぎてやばかった。
テンション上がりすぎて息をするのも忘れそうだったわ。
映画で観ていたまさに本物が目の前にいるのアツすぎる!!
あぁ〜!全部がかっこいい!!
あと、同じ会場に初代ゴジラもいるというのはなんだか考えさせられるものがありますね。
実物展示ならではなのが、細かな部分から撮影当時の息吹を感じられるところ。
例えば、(写真ぶれてるけど)尻尾の横からはみ出たコネクタ。
たぶんここに外部からコードを接続して眼などの電気系統を光らせてるんだと思うんだよね。
身体の部分にも設定上の機龍のビジュアルとは関係ない撮影用のコードが通っている箇所があったりと、そういった部分が見られたのもたまらなかった。
そのほかにもメカゴジラに関する展示はいくつかあり、こちらは『ゴジラVSメカゴジラ』の飛行撮影用の実物なのだそう。
ネジとかこんなにむき出しなんだなとびっくり。
さらに、最新作『ゴジラ-1.0』の展示では、ゴジラが街に現れた様子のジオラマが!!
迫力すごすぎる!!
街のジオラマも細部まで精巧に作られているのでさらに世界観の魅力を感じられて見どころだらけ!
壁に映し出されるシルエットもかっこいい!
さらに!
このジオラマ展示では、各所に設置された可動式レールに自分のスマートフォンを取り付け、自分で操縦をしながらゴジラと街の様子の撮影をできるというお楽しみ要素もあり、実際に自分が特撮カメラマンになったかのような体験ができるのもすごく楽しかった!
『ゴジラ-1.0』ブースでは撮影メイキングの紹介映像も流れていて、これまでに培ってきた特撮技術のアイデアと最新鋭の映像技術を組み合わせ、さまざまな創意工夫をしながら少ない予算の中で迫力を感じられる高クオリティな映像を制作することができたという内容を、実際の制作過程とともにコミカルに伝えてくれる映像でめちゃくちゃ見応えがあった。
ただ単純にCGを使いまくってるというわけでなく、撮影にあたってアナログな部分もかなり多いというのは世界に誇る日本特撮の凄さに感服しました。
そして、その撮影メイキングを観たあとに自分もゴジラの撮影体験ができるの楽しすぎた!
ということで、
とても見どころ満載な『ゴジラ博』でした!!
やはり、実際に目の前にすると展示物そのものの迫力や感動であったりのほかに、その作品を観た当時の思い出や感情などが蘇ってきたりもしてゴジラ作品の歴史を肌に感じられてすごかった。
そしてなんといっても撮影に使用された実物のアイテムをあの至近距離で見られたのも最高すぎたし、実物だからこその凄みも感じられたのがたまらなかったです。
あと、映画予告編集も流れていて楽しかった!
『ゴジラ対ガイガン』のコミカルさで笑いが起こっていたのもw
改めてまたゴジラ作品を観たくなる展示会でとても楽しかったです!!
かつて大きな戦争が終わり世界に平和が訪れるのかという中、この現実世界で繰り返された水爆実験をきっかけに誕生したゴジラ。
70年という歴史の中で『ゴジラ』は幾度と作品が終了しながらも再び新たな作品の誕生を繰り返し、我々になにかを語りかけてくる。
きっとゴジラが帰ってくる時というのは、我々人間がなにかとても大切なものを忘れてしまいそうになっている時だと、そう感じるのです。
ゴジラ作品の70周年は特撮作品の栄光の歴史でありながら、だけどその裏でエンターテイメントの歴史だけではない。
日本から誕生したゴジラ。
この70年間の歴史と共に、さまざまなことを考えさせられる展示会でもあったと感じました。