アニメ映画『弱虫スクービーの大冒険』を観た。
2020年公開予定だったものの社会情勢の影響を受け劇場上映ができなくなり、アメリカでも日本でも配信やDVDとしてリリースされたという作品。
元々アメリカでは「スクービー・ドゥー」という名のテレビシリーズとして1969年から人気の作品だそうで、日本でも「弱虫クルッパー」というタイトルで放送されていたそう。
邦題がその二つを組み合わせた『弱虫スクービーの大冒険』なのもアツいポイントなのではないでしょうか。
この作品の主人公は、青年と犬。
仲間や友情をテーマにしたストーリーであり、
「特別な場所にいるけれど何者でもなく、何もない自分」という心の奥底に抱える悩みを、青年である主人公と、スーパーヒーローだった親の後を継いで同じくヒーローとして活躍しようとする大人、その両方から描かれている物語でもあるのです。
となると、シリアスな感動系作品かな?と思われるかもだけど、基本的にはずっとコメディチックでジョークを交えた会話のテンポがとても良くて楽しい!
さらに、ちょっとしたサービスというか、
元々のアニメシリーズを作っていた会社の他作品のキャラクターたちが登場するのも楽しいポイント。
中でも「チキチキマシン猛レース」のブラック大王&ケンケンは、この作品で主役級の役割が与えられているので大注目!
びっくりだし、まさか3DCGで見られるなんて!
ケンケンふっさふさだった。
また、今作をきっかけに別の作品展開へも繋がっていけそうな感じもしてそこも楽しみなところです。
さらにアニメ映画なのに現実世界のネタも多く取り入れられていて、ほかの映画作品ネタや、アメリカの超有名オーディション番組の審査員 サイモン・コーウェルさんが本人役として登場するなど、現実とリンクしたパロディ要素も楽しい。
登場人物たちも魅力的で、みんないい奴らなんだけどちょっとぬけているところや足りないところもあって、変な言動をしたりするところも愛すべきポイントだし、本人はいたってまじめにそうしているのがいいんだ。
さらに、だからこそみんなで協力し合って問題を打破していく!
そんなストーリーがとてもおもしろい!
あと、スクービーがビビった時の抱きつき方が小さい頃とずっと変わっていないのが、成長しても変わらない信頼関係が感じられていいと思った。
今回、吹替版で観たのだけどキャストも豪華だし言い回しとかがすごく楽しいのでオススメ!
檜山さんのキャラ最高すぎるわ!ブルーファルコン大好き!!
王道な大衆アニメなので老若男女誰が観ても楽しめる作品です!これからの冬休みなどにぜひ!