プレジデントが亡くなって | Sean's Life in "The Republic of California" 元IT商社マンのカリフォルニアライフ

プレジデントが亡くなって

昨日は、パロアルトの山側にある素敵なスポーツクラブにて行われたパーティに参加してきました。パーティとは言っても、お葬式の代わりに行われたものです。

アメリカで一般的なのかどうかは分かりませんが、故人の希望により、バンドによる演奏も交えながらのにぎやかなパーティでした。

私の働く会社はオーストラリアに本社がありCEOはシドニーにいますが、サンフランシスコのオフィスにはプレジデントがいました。そのプレジデントはガンと闘っていて、先日亡くなりました。

私は数回しか会っていないのですが、入社時に日本向けビジネスプランの作成に協力をしてくれて、CEOへのプレゼンテーションにも参加してくれた人なので、もし彼がいなかったら入社していなかったかもしれません。手術をしたことは知っていたので、体調を聞いたのですがそのときにはとても元気そうで、すぐにも復帰するようなことを言っていたので、私はすっかりその言葉を信じていました。なので、亡くなる直前にCEOからメールがきて、あと48時間で生命維持装置を止めるということを知ったときとても驚き、悲しかったのです。

パーティには200人以上の出席者があり故人の人柄を偲ばせる者でした。ひととおり演奏と歓談がおわると、友人たちが順番に、笑いを交えながら思い出を語っていきます。私はよく英語が理解できませんが、それでも息子さんの話が印象的でした。手がずっとふるえていて、とても悲しい様子が伝わってきました。
ジェフリー・ウォーカーの冥福をお祈り申し上げます。


蛇足ですが、シドニーから2人のCEO(Co-CEO)も駆けつけたのですが、スピーチはしませんでした。会社関係の人は多く出席していましたが、サンフランシスコのVPが少しスピーチしただけで、他の人は話しませんでした。そのあたりで、日本との違いを感じました。ここアメリカでは(日本以外の国のほとんどと言った方が適切か)、仕事は人生のほんの一部にすぎないのだなと。