金曜日の渋谷THE GAME、
土曜日の古河SPIDER、
共に終わりました。

2日間合わせての感想を一言で、、、


「やっちまったー!!!」


と言いますのも、まずは初日渋谷THE GAMEのお話から、、、

この日はナインアイディアズのスタッフでTHE GAMEでも働いてるRyo君のイベント。
メンツは昔っから知ってるレベラーズ・ユナイテッド、幸せの青い鳥、ONC、Sweet Waltnutsとあって一バンド目から野次が飛び交うめっちゃいい雰囲気!
俺もこの日をスッゲー楽しみにしてました。

で、スタッカーズのライブはというと、、、
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さあ、今日も始まりました。気合い充分!

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客のノリもサイコーです!


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Jayもいい顔してます!

さあ、まだまだいくぜー!!
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いいね、いいね、いい、、、、、ん??

あれ?

なんか1箇所おかしな所があるな??

皆さんお気づきですか?
お気づきでない方の為にアップでどうぞ、、、
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「ピー、ユー、エム、エー、PUMA。」

違う角度でどうぞ、、


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こんなノリノリでも足下はは「PUMA」

そうなんです。この日俺は「PUMA」を履いて初めてライブやりました。
別に「PUMA」を批判する気はないけど、頭つんつんでさすがに「PUMA」はね~、、、
と自ら思う訳ですよ。

何故、こんな事が起きたかというと、ライブに出かける時、

「あ~、今日は楽しい夜になるんだろうな~。」

なんて考えながらサッと家を出てライブハウスへ、、、
機材を卸し、車を駐車場に止めて降りようと思ったその時!
初めて目線が足下に行きました、、、

「あれ?俺PUMA履いてる、、、、」

このPUMAはゴミ捨てに行くときや、仕事に遅れそうな時等、これまで幾度も俺を支えてきてくれてる靴ではあるんだけど、一度も「ライブ」で登場することはなかった、、、

しかしこの日はあまりにも自然に家を出たため「PUMA」が登場してしまう事に、、、

俺が一番焦りました。

Sweet Walnutsの連中も心の中では、

「Shunさん、今日なんでPUMA履いてるんだろう?」

って思ってたが突っ込めなかったとのこと、、、
だよね。絶対怪しいもんね。

つーことで、この2日間、わたしくめは「featuring PUMA」でかましてきました。

足下はさておき、パフォーマンスは気合い入れてやったから企画のRyo君、ちあき、もこちゃん、かんべんしてね。

何はともあれ、両日共に非常に充実した日でした。


話は変わりまして、俺の友達の話。

一年半前に辞めた前の仕事「OUTBACK STEAK HOUSE」
俺はここで長い間働いていたんだけど、そこで一緒だった中国人が土曜日のライブに来てくれた
ので彼の話をしたいと思う。

名前は「しょうりゅう」

俺が品川店から六本木店へ移動した時に出会った顔の四角い中国人。
初めは仕事も大してできず、周りからバカにされながらも一所懸命に仕事に取り組む。
プライドなのかなんか分からないけど、確か初めの頃は「こいつに負けない!」みたいに
思われてたのかな??

でも少し経てばしょうりゅうの方から俺に

「仕事を教えてほしい」

なんて言うようになって本当に頑張ってくれた。

理不尽な事があってもそこは我慢して面倒臭い事も進んでやってくれるようになった。

いつからかしょうりゅうが口癖のように言うようになったのは、

「しゅんの為になるなら、、、」

Sounds like gay!!ではあるが、本当に俺の事を考えてくれて少しでも俺の負担が減ればと俺の仕事を黙ってやってくれてたりで、しょうりゅうがいてくれて本当に助かった。

決して口で本人に伝える事はなかったけど、、、

と、言うのも日本における中国人の扱いはやっぱり欧米人と比べてひどいと思う。
誰も中国人と会っても「外人」と会えた!嬉しい!!なんて思わないと思う。
特に中国とは政治的な面でも色々あるみたいだし、日本人の中国人に対する目線は「中国人」ってだけでどこか見下した部分があるように感じて仕方ない。

だから俺はこの「しょうりゅう」という友達が日本人に舐められて欲しくなかった。
一つのレストランの本当に小さい世界であっても、そこでしっかり認められる存在になって欲しかった。

俺が辞める直前、しょうりゅうはすっかり出来る奴になってしまい、店長も昔は「しょうりゅうで大丈夫??」なんて言ってたのが、「しょうりゅうにやらせれば大丈夫だろ!」
なんて言ってくれるようにもなった。

しょうりゅうが周りから確実に信頼を得ているのが俺は純粋に嬉しかった。

仕事上は俺が「アシスタントキッチンマネージャー」という立場だったので一応「上司」にあたるのかも知れないが、基本俺はそういうのあんまり好きではないので、完全にしょうりゅうとの関系は「友達」だった。

俺は友達だったらデリカシーのないことも平気でいう。
例えば、尖閣諸島問題なんかがあると、

「おい、中国人、お前どうなってんだよ!!いい度胸してんじゃねーかよ!」

なんて言葉を浴びせる。
するとしょうりゅうは、

「うっせー、しゅん。おまえ、だまれ!」

なんて返してくる。
それを毎日のように繰り替えしてた。
たまにそれを見てる奴は、

「さすがにそれは、まずいんじゃない?」

なんて言ってきたが、俺としょうりゅうに言わせりゃ一切関系ない。
どこで中国の船と日本の船がぶつかろうが、俺達の間の何かがかわる訳じゃない。
だからネタにしてお互いからかいあったりする。
それの何が悪いのか俺には分からない。

楽しい毎日を送っていたわけだけど、俺はOUTBACKを辞める事になった。
しょうりゅうは「しゅんが前に進むなら、何も心配するな」と背中を押してくれた。
そして、俺が辞めた後は本当に頑張っているという話を聞いた。

辞めてからもちょくちょく連絡は取っていて、去年リリースした「PUNK IS PUNK」も人生で初めてAmazonを使い購入してくれた。
週末はなかなか仕事も休めないのでライブに来れる事は少ないけど、レコ発やファイナルとか節目のライブには毎回休みを取って来てくれる。

本当に最高の友達。

俺はしょうりゅうの事をそんな風に思ってる。

国が違えば文化も考え方も食って来た物だって違う。
それでもそれを越える何かがあった時、国境とかって一切関系なくなる。
それは俺がこれまで何人もの人と出会って体感してきた事だから間違いない事だって思う。

何が大事かって「○○人だから」とかっていう先入観を持ったら絶対ダメってこと。
「○○人だろうと、もしかしたら俺とすっげー気の合う奴だっているかも!」
その気持ちがスッゲーいい出会いを俺に何回も与えてくれた。

話がとんじゃったけど、そんなしょうりゅうが金曜日のライブに来てくれた。
こっちから特別告知をした訳じゃないのに突然連絡がきて、

「金曜ライブ、どこですか?行くかた、わかりません」

という片言メールが入ってきた。

そして当日、しょうりゅうは同じOUTBACKで働く「ケイ」を一緒に連れて来た。
ケイはしょうりゅうの幼なじみでしょうりゅうが紹介してOUTBACKに入った。
初めは日本語殆どしゃべれなかったのに、いつの間にか廻りと笑えるようになっていた。
そんなケイがめでたく就職が決まり岡山に引っ越ししてしまうという。
だから最後に俺に挨拶をしにきてくれた。

そんな俺は別に奴らの先生でもなんでもないし、お世話したわけでもないのに、わざわざ仕事を休んでこうして就職の報告と挨拶をしに来てくれた。

ケイ一人だったら絶対来なかったと思う。
というか、間違いなく、しょうりゅうがケイに

「最後にしゅんに挨拶行け!!」

って言ったに違いない。

でも、純粋に嬉しかった。
俺は一方的に「友達」って思ってても辞めてしまえばそれで終わったしまう関系ってめっちゃあるから、、、
そんな中、国が違う二人がこうして来てくれるっていうのは本当に嬉しいし、感謝したい。

別れ際、いつもの調子で、

「じゃあ頑張れよ!もう一生会う事もないと思うけど、、、」

なんて言うと、

「いえいえ!会います!会います!!」

なんて言ってくれた。

しょうりゅう、ケイ、ありがとな。
お前達中国人は間違いなく、俺のサイコーな友達です。




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