STACKERS 日本デビューアルバム "PUNK IS PUNK" 2曲目
「DISTORTION」
STACKERSをニューヨークで始めた時、実はピンボーカルがいた。
俺じゃないピンボーカル。
あえて名前はださないが、3回目のライブには俺が歌うようになってた。
何故、俺が歌う事しようとしなかったのか??
それは俺が歌が上手くないから。
これは正直、今でもコンプレックスにもなっていること。
「ボーカルのくせに?!!」
そう、ボーカルのくせに。
世の中のボーカルはなんであんなに歌が巧いのか?
できたら俺より歌が巧い人間を撲殺して、俺が一番!!って思われたい。
それくらい、今でも「歌」には自信がない。
歌うきっかけは、他のメンバーが技量、技術じゃなくて、お前の歌の方がいい!と言ってくれたのが
きっかけ。
へたくそでも歌う事は好きだった。
だから歌った。それでもずっとずっと自分の声、歌のへたくそさは今でも悩み。
それは何処からきてるのかと言うと、俺はもともとスゲーメロディアスな曲が好きだから。
メロディーがきれいな曲は人に色々な気持ちを与えられるって思う。
だからこそ、STACKERSを始めた時、人々が感動するメロディを作ろうって必至だった。
でも、俺の歌唱力じゃ伝わらないって思った。
そんな悩みを抱えている時に初めて「WARPED TOUR」に行った。
そこには俺が憧れるバンドが何組も出ていて、俺の中でのディズニーランドだった。
そこで、何組ものパンクバンドを見ながら俺は思った。
「俺、知らなすぎじゃね??」
当時出てたバンドは一般的に有名なバンドばかりだけど、まだまだ知らないバンドもたくさんいた。
そして、衝撃だった。
「聴かせる」って事をメインに考えていた俺に
「その場にいる奴を最高に楽しませる」
そんな事を教えられたような気がした。
皆歌っていた。皆拳を上げていた。
俺のこれまでの感覚を全て歪ませてくれた。
その年から毎年”WARPED TOUR"には通った。
色んなバンドに出会った。いろんな事を学んだ。
日本ではバンドのパフォーマンスを「LIVE」(生)という。
アメリカではそれを「SHOW」(見せる)という。
目の前にいる人にいかに見せられるか、いかに魅せられるか。
それをすごく意識するようになった。
そんな感覚を貰った時、俺の中で絶対だった「メロディ重視」
という感覚でなく、その場にいる人を何処まで引き込む空間に変えられるか?
という感覚が生まれた。
今まで持っていた感覚を「歪ませた」
そうして書いた曲が「DISTORTION」
結成当時やっていた曲に比べると本当に見違えるほど攻撃的な曲。
でも最後はサークルにいるってイメージ。
ずっとライブではおなじみになっているのは、あの時俺達が
自分達の感覚だけで突き進まず、少しでも目の前の人を意識して
その瞬間を楽しみたいって思った時に生まれた曲だからなのかもしれない。
「DISTORTION」
STACKERSをニューヨークで始めた時、実はピンボーカルがいた。
俺じゃないピンボーカル。
あえて名前はださないが、3回目のライブには俺が歌うようになってた。
何故、俺が歌う事しようとしなかったのか??
それは俺が歌が上手くないから。
これは正直、今でもコンプレックスにもなっていること。
「ボーカルのくせに?!!」
そう、ボーカルのくせに。
世の中のボーカルはなんであんなに歌が巧いのか?
できたら俺より歌が巧い人間を撲殺して、俺が一番!!って思われたい。
それくらい、今でも「歌」には自信がない。
歌うきっかけは、他のメンバーが技量、技術じゃなくて、お前の歌の方がいい!と言ってくれたのが
きっかけ。
へたくそでも歌う事は好きだった。
だから歌った。それでもずっとずっと自分の声、歌のへたくそさは今でも悩み。
それは何処からきてるのかと言うと、俺はもともとスゲーメロディアスな曲が好きだから。
メロディーがきれいな曲は人に色々な気持ちを与えられるって思う。
だからこそ、STACKERSを始めた時、人々が感動するメロディを作ろうって必至だった。
でも、俺の歌唱力じゃ伝わらないって思った。
そんな悩みを抱えている時に初めて「WARPED TOUR」に行った。
そこには俺が憧れるバンドが何組も出ていて、俺の中でのディズニーランドだった。
そこで、何組ものパンクバンドを見ながら俺は思った。
「俺、知らなすぎじゃね??」
当時出てたバンドは一般的に有名なバンドばかりだけど、まだまだ知らないバンドもたくさんいた。
そして、衝撃だった。
「聴かせる」って事をメインに考えていた俺に
「その場にいる奴を最高に楽しませる」
そんな事を教えられたような気がした。
皆歌っていた。皆拳を上げていた。
俺のこれまでの感覚を全て歪ませてくれた。
その年から毎年”WARPED TOUR"には通った。
色んなバンドに出会った。いろんな事を学んだ。
日本ではバンドのパフォーマンスを「LIVE」(生)という。
アメリカではそれを「SHOW」(見せる)という。
目の前にいる人にいかに見せられるか、いかに魅せられるか。
それをすごく意識するようになった。
そんな感覚を貰った時、俺の中で絶対だった「メロディ重視」
という感覚でなく、その場にいる人を何処まで引き込む空間に変えられるか?
という感覚が生まれた。
今まで持っていた感覚を「歪ませた」
そうして書いた曲が「DISTORTION」
結成当時やっていた曲に比べると本当に見違えるほど攻撃的な曲。
でも最後はサークルにいるってイメージ。
ずっとライブではおなじみになっているのは、あの時俺達が
自分達の感覚だけで突き進まず、少しでも目の前の人を意識して
その瞬間を楽しみたいって思った時に生まれた曲だからなのかもしれない。