お魚を取り巻く環境は、年々、深刻な事態になっています。

地球温暖化による環境変化で、回遊魚の漁場が従来とは、違っていること。

漁師さん達の高齢化。

燃料費高騰などの船の維持が厳しくなっていること。

和食人気で、世界中の人達が、魚資源を狙っていること。


ゆう奈みたいな小さなお店でも、お魚の仕入に苦心しています。

去年は、北海道で、大量に鰤が穫れて、びっくり(@_@;)
しかし、氷見の寒鰤は、全く上がりませんでした…。

鰹も秋刀魚も、いつもと違う…。
鯖、鰯も…。

地球規模で、考えなくてはいけない問題なのに、目先の利だけを求める…。ヒトは愚かな生物ですね。(T_T)

それでも、味覚でも四季を楽しむのが日本の文化です。(*^_^*)

ぶり大根。



お刺身の盛合せにも、当然、鰤が入ります。

脂がのっているので、柚子おろしを添えて、さっぱりと召し上がって頂きます。




今週の鰤は、仙崎漁港(山口県長門市)で上がった物を入荷しました。(*^_^*)





鰤は、包丁で皮を削ぎ落としてから、金タワシで磨きます。そして、捌いていきます。脂ののった腹は刺身や鰤しゃぶ、背身は、鰤照り焼き、鰤塩焼き、アラはぶり大根にします。(*^_^*)

さらに落ちた身は、賄いに下りてきます。

捨てるところはありません。生命に感謝して頂きます。m(_ _)m