お祝いのお席には、日本人なら、鯛は欠かせないお魚ですね。




ゆう奈は、お誕生日、ご昇進、海外赴任のご宴会のご予約を頂くと、活け鯛を仕入れます。




鯛は、肉食のお魚。
歯が鋭くて、さばいた時に、いつまでも生臭い匂いが手に残ります。



薄造りは、ポン酢で…。



お祝いの姿盛り!



姿盛りを召し上がって頂いて、下がったカブトを煮付けて、また、祝の兜煮を差し上げます。



鯛って、「腐っても鯛」ということわざ通り、棄てるところはありません。
鮮度が落ちたら、昆布〆で、しっとりねっとりと、また一興です。







活けで入る鯛は、命をかけて暴れます。
一気にしめなくては、白身に血が回ります。板前は、時に、暴れる鯛で怪我をします。鱗を引かれ、水洗いして、おろされて、「めでたい」鯛は、お客様の元へ祝膳として運ばれていくのです。

命に感謝をして、ごちそうを頂かなくてはと思います。

私達、板前は、命を頂く稼業なので、ちゃんと供養の儀式をしています。