梅雨に入る前に念のため対策で
百均で傘を2本買っといた。

そーはこの町の至る所に傘を
寄付するかの如く我が家の傘は
通年当たり前のように
買えば買うしこそーに無くされ
その晩や休みの朝に、閉校している
と分かりつつも毎回学校を回ったり
させるが反省を他所にこれもまた
通例になりつつあるドライブ。
(あぁ前回は傘でなく眼鏡だったか)




っで1本目は彼が2日目に使った日
破壊して持って帰ってきていた。

うむ、確かにその日は強風で
百均物だし、、、220円だけど。

等々分かってはいつつ、
し:「まだ2回目ぞ!なんやこれ!」
そ:「きょーふー」
し:「もっと大事に使いなさい」
そ:「はーい」

その次の次の日、また雨だ。
もう1本は私の車に隠していて
とはいえ、これは私の唯一の傘だけど
それを仕方なく玄関にシフトして
朝、先に出かけてからの夕方帰宅。

この日は荒れた天気でなく小雨で
おそらく傘の出番もほぼ無かったであろう日、

またもや同じように破壊の傘が
玄関にポーンと置かれてあり、
まさかかデジャヴの期待も込めて
見苦しくしまった1本目の傘の在処
靴棚を開けるとやはりそこには
同じような姿の破壊傘があるもんで
おいおい、今度はまだ1日目だぜ?
なんて冷静に思いつつ、さてと
それから怒鳴り込む前に
私も昔の自身の記憶を辿ってみた。




小学校の頃の男子といえば傘の先の
金属の箇所をゴルフの素振りみたく
擦らせては火花を散らせて遊んだり
友達のはよくそこの先端の部分が
その遊びでひしゃ曲げておったよなぁ。
あの頃は百均も無くて丈夫な傘だったけ。




し:「また傘壊してから~!!」
そ:「きょーふー」
し:「今日は強風無かったぞ~!」
そ:「強風!!!強風で壊れたと!」
し:「あのな~これは父ちゃんの傘ぞ!」
そ:「違うし!!」
し:「違う!この前傘壊したけん、父ちゃんの車のから貸したとぞー、棚見てみろ!!この前の」
(そー、急いで靴箱へ確認に走る)
そ:「あっ・・・」
(そー、1本目玄関で直そうとし出す)
し:「ごめんなさいが出らんとか~!!!」
(みーがいない事をいい事にブチ切れ弾発射)
そ:「ごめんなさい!」




し:「ってかそれ、もう直せんやつやろ」
そ:「何か折れとるやつ、長さ違うっちゃん」
し:「いや、だけ、それめっちゃ曲がっとるし」
そ:「これおかしい!長さが合わん」
し:「それ危ないけ、気をつけろよ~」




そ:「治った~!!(パサパサ)」
し:「おっ!!どれどれ」
そ:「よし、次は2本目」
し:「いや、、(呆)それは無理」
そ:「いや、いけるやろ」
し:「そんな壊れ方初めて見たわ」




1本目は確かに強風で壊れる壊れ方で
2本目の少雨の日に壊れた傘は
1本目の壊れ方に加え、ビニールが
完全に骨から全分離していて
玄関に座るそーの右手にボキボキの骨
左手にクシャクシャのビニールと
全分離しているもんだから、
とりあえず、もう1回、気をつけろよーと
声を掛けては先にすーと風呂に入った。



風呂に入ってものの5分もしないうち
出来た-!直ったー!!というそーの声。

おっ?!開いてみろ。
パサパサと風呂場で傘を開いてみせる
へんてこな父子。と感心するすー。


し:「もう傘職人やな~(笑)」

あっ、やってしまった・・・
こういうところがマズイんだよな。
ってかそれ、やっぱり俺の傘なんだけど。

いや、違う。
私は頭のどっかで確実に意識していた。
子供はあまり叱らずに
褒めてあげてくださいって教えの事を。