Bleep Nikki!!!!!   -10ページ目

Kim Gordon/Ikue Mori/DJ Olive

SYR5 SYRシリーズの中で一番好きかも。
 Kim Gordon/Ikue Mori/DJ Olive(SYR5,2000)

 鏡が割れて、ヘンテコな世界が開口する。
 アリスは真っ黒くてデッカいウサギと出会う。
 虹色の雨がふり注ぐ。
 クラクションみたいな懐中時計の音。
 そこへ迷彩の戦闘機がボムする。

 レコード針を落とした刹那だけで、
 そんな(シュヴァンクマイエルみたいな?)物語が
 生まれる、断片の結晶としてのレコード。
 ノイズ+アンビエント=ノイズビエント?

 日本語で書かれたタイトルは、ガーリーでヒッピー。
 そこに暗黒が混在してる感じがそこはかとなく好き。
 "Kill Minney"って連呼してシャウトしてたり、とか。

DJ Olive/Bodega

DJ Olive 聴衆を飽きさせないために流行のビートを垂れ流す。
 それがDJだったら空しいな、って思うのです。
 その点、このおじちゃんは仙人みたいだ。

 DJ Olive/Bodega(2003)
 bodega="食料雑貨店"。
 地軸は、使い古されたブレイクビーツ。
 だけど地球儀を思いっきり回転させた時みたいに
 絶えずクルックル変化して、カラフルな残像がのこる。
 世界中の、いろんな土地の香りの残像。

 ビートのゴッタ煮っていうよりは、
 さすがはオリジネーター
 手さばきで調理される、洗練されたエスニック料理。

 ぜんぶミディアム・テンポではあるけれど、
 たまに挿入される多国籍な少女のしゃべり声もグー。

UA/Nephews

UA 半野さんお得意の
 洒落っ気たっぷりでちょっちキザ、な
 ツインSax+ビートに彼女のボサがぴったしな1曲目~
 コラボ曲とかを集めた10th記念盤。
 UA/Nephews(2005)

 UAって、さいしょ聴いたとき
 パワフルすぎて疲れるなって思った。
 バックの音が好みなだけかも、ともたまに思うけど。

 曲ごとに微妙にちがうオーラを纏ううた。
 あの声って、どんな奇っ怪な楽器とか
 風景画とだってうまく戯れていそう。

 UAというスワヒリ語に横たわる
 花/殺すってふたつの語が
 自分の中でリアルに繋がった瞬間。

Tonew in my head

ひさしぶりに太陽浴びて、仲間に会い、
いろんなパワーもらった。
スルメのパンクな食い方教わったw

中学来の友だちが就職決まったってことで、
うちで鍋パーテイ。
念願かなって、春からは
ドレスをつくるんだって。

やっぱりどんだけ苦労してでも、
純粋に自分の好きなことできるって幸せ。

お前は何がしたいのや。聞かれても
いつもあいまいな答えしかできないけど、
本当はいつも、イマの自分が一番わかってる。
話きいて、
何だかちょっとだけ吹っ切れた気がした。

タカは相変わらずサイコーのボケかましてくれて、
部屋が豆乳まみれになった(笑)

かえってきたオザケン。

ozakenご本家も、4年ぶりに新作出すそうだけど…

Ozawa-Ken v1.3 (Free)
このタイピングゲーム、中学くらいの時
友だちんちでハマった記憶があります。

リアルですごーい。
あのアホさが好き。
本気でブラインド・タッチャー目指そうかなー
なんちって。
(いつもキーボード見て打ち込んじゃう自分です)

やっぱりオザケンって、ポップ。

Saxon Shore/Four Months of Darkness

four monthes ペンシルヴァニア出身、Saxon Shoreの2nd。
 Saxon Shore/Four Months of Darkness(2003)

 きっとシェイクスピアとかが生まれる幾星霜も前から
 存在してるような、ありふれたストーリーテリング。
 なんだけど、その音像を構成する
 分子の純度がズバ抜けて高い!のです。
 天然のココナッツ油をつかって精製した石けん、みたいに
 次々と泡立ちが生まれては、宙に舞い上がっていく感覚。

 エレキとアコギの弾き分けとかアコーディオンが絶妙。
 生楽器に混じって微かに電子音がビートを刻んでいたり。

 印画紙が滲んだみたいな
 ジャケ写があまりにも似つかわしすぎな、幻想曲集。

 ■Sample(新作から)

he so painful

こんなんに負けてられるか!って我慢してたけど、
もう無理だと観念して、病院に行った。

臍炎(さいえん)というのと風邪を併発して、
ここ数日寝込んでました。

臍炎は赤ちゃんがよくなるらしいんだけど、
その症状はここには書けないくらいグロい。
そして激痛。

ヘソの中にでっかい石か、もっと硬いダイアモンドを
埋め込まれるような、即物的な痛み。

あんなちっぽけな凹みを蝕まれただけで
気力も、体力も、空っぽ。
人間ってほんと弱いなって。

すっかり丈夫になったと信じてた自分のからだを
自分のものだと実感できるのは、
やっぱり今みたいに、小さい頃と同じ格好で
ベッドに臥せって唸っているとき。。

「あぁ、弱ぇ~弱ぇ~。」

エリ・エリ・レマ・サバクタニ

elieli Eli, Eli, Lema Sabachthani?「神よ、何故に我を見捨てたもうや」

 青山真治/エリ・エリ・レマ・サバクタニ
 早起きして、舞台挨拶いっちゃった。
 この映画は、かなり特殊。
 彼らが提唱してきた「爆音」上映という方法論ありきな作品。

 そしてスタッフ・役者陣に作家が異様に多い。
 (中原昌也・筒井康隆・内田春菊・メイキングは阿部和重。)
 それはネタなんかじゃなく、ほんと
 監督がやりたいことを(良くもわるくも)ストレートにやってる感じ。

 <意味>無さげなシーン。
 じっさい<意味>はない。
 だから、言葉でもセリフでもなく、音。
 ノイズの嵐、轟音のウネリ・・・
 その後にのこる空白に、ちいさな<意味>がじわじわ湧いてくる感覚が、
 頭でっかちにじゃなく、体験そのものとして記憶される。

 自殺病(レミング病)ってゆうSFな設定はダサーいって思ったり、
 ツッコミどころも結構あるし(中原さんのかわいい演技とか?)
 いまだ模索段階な感じはするんだけど、
 やろうとしてること自体は、かなーりカッコイイっす。
 浅野さんの草原ギターシーンも!

 読んだばかりの小説のフレーズが、不思議とシンクロ。
 "「良い世界には良い音楽なんてないのよ」と彼女は言った。「良い世界の空気は振動しないのよ」"

橫濱彷徨。

またも寝坊で人を待たす。それにくらべ
いまや渋谷↔横浜はたった20分。すごいなあ。

中華街。あいかわらず、華やか。
でもそんな中、金の龍もいない、装飾もなんもない
古村の家みたいなお店に吸い込まれ。。

shumai 海員閣 Movie
切盛りするおばちゃんたちはサイコーに味があって。
今まで受けてきた接客の中で一番好きかもってタイプ。

なんか子供が作ったおはぎみたいに不格好だけど、
相当ジューすぃーなシューマイ。
アルマイトに乗った、カラフルなチャーハン。
あのお店の雰囲気はやばい☆

レジのおばちゃん曰く、
「うちが一番と思ってやってるから、もう40年働いてるけど中華街全然知らないの。」

帰ってから調べたら、かなりの名店だったみたい。
小津 はここのサンマー麺が好物で、足しげく通ったそうな。
なんか僕らが忘れかけてるもの、しみじみ感じました。
(伊勢町は、坂と小径とY字路の宝庫。)

中国行きのスロウ・ボート

Sさんトコにふらっと寄ったら
手作りケーキをふるまってらっしゃる、その瞬間で
無理やり1分割分増やさせて図々しくいただく。
そんで古川日出男が面白いらしい、
ってことを聞いて文庫本を買うた。
ちょっと厄介な理由から、それより先にこの短編集を。

slow boat 村上春樹『中国行きのスロウ・ボート』(1983)

 村上春樹を読むのは「めんどくさい」。
 でも、読み始めると引き込まれる。

 また途中で「めんどくさく」なる。
 主人公がたまにくすぐったくなる。

 そして一作読み終えると、
 やっぱり良いなぁって思うのです。

 それで、ひさしぶりに春樹色に染まってみるかと思い、
 きのうは一晩ストーブの前に座ることにいたしました。

 彼が作品の「時間」の中に閉じ込めたものが、
 いちいち陽を浴びた絨毯の目のように起き上がっくる。
 そして蝉やトンボの羽みたいに薄くかすかな爪痕を
 僕らに残して、ふたたび戻っていく。。
 また、いつ/どこやも知れない時/場所にて
 起き上がってくるにちがいない表現と思考。匂い。