『アンチヒーロー』…最初の２回(緋山の裁判)はすごく面白くかったんですが、３回目以降、他の事件も全部繋がってるんだろうけど、それが分からないので明墨(長谷川博己さん)の行動の理由が分からず、なんだか入り込めなかったんです。
全部分かったのはラスト２話というところだったのでそこからはほんとに面白かった。(もうちょっと早く分かったらよかったな、、
)
病気になっても必死に志水さんの冤罪を晴らそうと事件を調べる桃瀬(吹石一恵さん)は、強さと優しさを持つ本当の正義の象徴のような人でした。そんな仲間(もしかしたらそれ以上の関係)の言うことを受け止めず、失くしてしまった明墨の後悔(しかも有罪にしたのは自分)の大きさを思うと、志水さんを無罪にするため、伊達原を追い詰めるために手段を選ばないアンチヒーローになったことはとても納得のいく動機でした。
最終回、長い裁判のシーンで延々と伊達原の攻撃が続き(嬉々としてしゃべり続ける野村萬斎さん
)、溜めに溜めてからの逆転は最高でしたね〜。
名前に「色」がつく人は仲間説があったので、緑川(木村佳乃さん)は味方なのだろうとは思っていたけど、それでもあのにやりとする表情には鳥肌が立ちました…！裏切ったと見せかけての白木(大島優子さん)もいい仕事してくれました
緑川はある意味明墨よりも苦しい闘いだったでしょうね
長い時間をかけて伊達原の下に入り込み、証拠を見つけるために敵に悟られないよう頑張ってきたんですから、、
再審が決まり刑務所から出た志水さんが娘の紗耶を抱きしめるシーンは、涙なしで見られませんでした緒形直人さん、刑務所の中か、このシーンしかなかったのに紗耶への思いが全て表現されてる演技ですごかった役のために7、8kg痩せたそうですね
ブカブカのスーツは12年もの歳月と彼の苦悩を物語ってましたよね
最後のシーンは、第一回の最初のシーンともリンクしていて、よく練られた物語と、台詞ひとつも妥協しない作り手の思い入れが伝わってきました。もう一回最初から見直したい全部録画置いといたらよかったな、、
miletの歌う主題歌『hanataba』もよかった
『くるり〜誰が私と恋をした？〜』…結局、まことが階段から落ちたのは、朝日がきっかけとはいえ事故でした。確かに親しくもないただの同僚が、拾ったハンカチ勝手に洗濯して家まで持って来たのはちょっとアレだけど、、それにしても怖がり過ぎ
朝日も行動に問題はあったけど、最終的に誰も悪い人はいなかったのでよかった
(考え過ぎてお向かいの香絵さんまで疑ってしもたわ
)
まことは記憶をなくす前に律と付き合ってたけど、相手が望む自分を演じてた部分があって、本当の自分でいられる公太郎に惹かれてたんですね。いつもの景色が違って見えたり、花をきれいと思うようになったのは公太郎を好きになってから。まことの世界に色をつけたのは公太郎だった
記憶を失くす前に律とは別れてて、指輪は公太郎に渡すためだったとは全く予想できなかったです
最後の公太郎とのシーンはニヤニヤしながら見てしまいましたよ
(瀬戸康史さんてこんなにかっこよかったっけ…？
)
３人の男性からモテまくるまことが、全く嫌味やあざとさを感じず好感の持てる女の子だったのは、めるるが演じたのが大きかったと思います
本人が持つ爽やかさと、わざとらしさのない演技力なんでしょうね
『Believe〜君に架ける橋〜』…う〜ん、なんだか納得いかない最終回でした
橋の崩落事故を起こした理由がなんでやねんって感じでした
そんなことでわざわざ完成間近の橋落とす？人が死ぬかもしれないのに？
社長(小日向文世さん)は陸の書いた橋の絵を見たら急に改心して罪かぶるし(いきなりキムタクと立場逆になって刑務所入ってたのには目が点になった)、都知事(賀来千香子さん)には何もダメージ与えられてないし
命じられた訳じゃなく忖度でやったとしても、裁判とかでなんでそんなことしたのか追及されるんちゃうの？
なんかいろいろすっ飛ばされた感が否めません。。
秋澤弁護士(斎藤工さん)がいい人だったのはよかったですけどね、、
それと元も子もないんですけど、キムタクと天海祐希さんの夫婦はやっぱり違和感、、役者さんが悪いとかじゃなくてそれになんかすごい絆のある夫婦みたいに最後なってたけど、初めの方の印象ではめっちゃすれ違い夫婦じゃなかった、、？
妻が検査入院のために家空けてたのも、帰ってから気付いてたし(「なに、旅行？休み取れてうらやましいわ」とか言ってた)
病気で余命宣告されてから急に妻大事！ってなっても、、と思ってしまいました
玲子はきっと助からないとは分かってたものの、あれ？回復したのかなと一瞬思わされたので碓氷の橋のシーンはちょっとドキっとしました