私は4児のお母さんです。
地上に13歳の男の子・11歳と6歳の女の子
お空にいるのは平成23年5月12日に生まれた男の子 瞬(しゅんくん)

瞬は生後5ヵ月半で突然お空に還ってしまいました。
原因は分かりません。SIDSにあたるようです。
前日に初めておかゆを食べました。初めての離乳食です。
味も何もないおかゆです・・・
こんなことならもっと美味しいものを食べさせてあげたかった・・・

もうすぐ寝返りやおやつを食べる姿がみれただろう・・という頃でした。

10月25日午後・・いつもより遅めのお昼寝
瞬はそのまま目を開けませんでした。
いつもと何も変わらない一日だったのに・・・
元気に笑って泣いて・・ずっと一緒にいたのに・・・
今でもあの時、お昼寝させなければ・・・とか、
母親なのに、同じ屋根の下にいたのに・・という後悔の気持ちは消えません。
守ってやれなかった、気づいてやれなかった・・・
何とか守る方法があったんじゃないか・・・
瞬に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
一生懸命生まれてきてくれたのに・・・
いろんな事を経験したかっただろうに・・・

私は瞬を妊娠して20週の時、全前置胎盤と診断されて出産までずっと入院していました。
お腹の子はもちろん私の命も危ないといわれていました。
長い長い入院生活。


瞬と二人で頑張って・・・
5月に生まれてくれたんです。

生まれてこれないかも・・・って言われてたのに。
私も生還しました。
瞬が無事に生まれてくれてなかったら、

私の命はなかったかもしれないと医師に言われました。
だから瞬は私の命の恩人なんです。


でも・・・
瞬が私の命を助けてくれたのなら、私は母親なのに瞬に何もしてやれなかった。
瞬の生まれてきた使命は私を守るためだったといわれたことがあります。
そんな哀しいこと言わないで・・・と何度も思いました。


5ヶ月間、元気にスクスク育っていた瞬。
いつも家族の中心にいた瞬。
可愛い、可愛いといつも順番に抱っこしていた兄弟たち。

時には誰が瞬の横で寝るかで喧嘩するほど
みんなから愛されていた瞬。


大家族になるのが夢だった私。
久しぶりの男の子誕生に心から喜び、成長を楽しみにしていた夫。
前置胎盤がひどく、子宮を全摘出するしかなかった私のお腹。

もう赤ちゃんを産むことは出来ない私。
瞬が帰ってきたいと想ってくれてももう生んであげることはできない。

瞬は永遠の末っ子。甘えん坊で可愛い我が家のアイドル。

今は家族で支えあい、慰めあい過ごしています。
どうしようもないほどに悲しみに包まれた時は思いっきり泣いています。
胸の中は瞬でいっぱい。

でもそれは喪失感でもあります。


いつになったら楽になるのかなんて

まったくわからない・・・。

だけど、私は生きていく。

寂しくても、つらくても・・・


長々とすみません。