全身をノミに刺された | 陣内俊 Prayer Letter -ONLINE-

全身をノミに刺された


デブラブラハンでの話。


人口8万人のデブラブラハンは


田舎町です。






どれぐらい田舎かというと、





皆さんが思っている、





その倍です。








・・・







ここで終ろうかと思いましたが、


少々具体性を欠くと思うので、


田舎度合について、


説明を加えたいと思います。







まず、


携帯の電波がほとんど届かない。


デブラブラハンの、


LIAのプロジェクトコーディネーターの人が言いました。


「ここでは、人が携帯を持つのには、


 二つの理由がある。


 ひとつは計算機、


 もうひとつは、時間を知ることだ!」






そんなこと「どや!」顔で言われても、、、


と思いましたが、


本当に電波が届かない。


「バリ3」どころか、


「バリ5」アンテナが立ってるのに、


(海外のNOKIA製の携帯は、


 電波がフルだと5本立つ。)


全くつながらない。








そしてもうひとつ、


インドにいるとき、


人々の移動手段が、


「リキシャ」という、


自転車の後ろに人を乗せる乗り物だという話を、


したようなしないような気がしますが、






デブラブラハンでは、


人々の交通手段は、


馬です。






馬車。


馬の後ろに、


二輪車みたいのがついてて、


馬にそれをひかせて、


移動します。


鞭をもった「運転手」を入れて、


合計3人乗りです。






10分ぐらい乗ると、


料金は1ブル。


約10円です。








「これは楽しい!」


と思い、


乗りまくっていました。






それで通勤していました。






夜になって気が付きました。






全身がかゆいことに。





見てみると、


直径1ミリぐらいのブツブツが、


特に下着の下を中心に、


合計100か所ぐらい


できていました。







ああいう乗り物に乗ったり、


バスで隣に座った人がきたない人だったり、


地元の教会に行ったりすると、


ノミにかまれるそうです。







防御法は、


「ズボンを靴下の中に入れて、


 ガムテープで巻く。」





そんなのめんどくさい&ハズいので、


もう、刺されるがままにしました。







まだ痒い。



(ネットワークが遅く、文字を太くできませんでした。あしからず。)