シュンジの写真日記 -9ページ目

1ドル80円に思う



中学時代にはテクノ音楽にハマっていたシュンジさん
YMOとか洋楽でもシンセサイザーバリバリに使っていた音楽を聴いていました。
でもYMOが散開(解散じゃなく)した後、テクノ熱はすっかり冷めてしまいました。

高校に入学して、バイト先の先輩がJazz喫茶に連れて行ってくれて
そこで当時最先端だったレーザーディスク(懐かしいね、どうも)で流れていたのが
この映像とは違いますが、A・Blakey&Jazz Messengersの来日公演の映像だったんですね。

チュニジアの夜だったと思うんですけど、もう衝撃的でね。
それまでバンドの真似事をしていたんですけど、シュンジさんはDrum叩いてました。
4畳半の部屋に新聞配達して貯めてたDrumセットを置いて、勉強そっちのけで叩いていたなぁ(笑
「あそこの子はグレた」
と、近所中の噂の種になっていたそうです・・・

で、こりゃあもうアート・ブレイキーに会いに行くしかねぇべ
と高校そっちのけでバイトして、語学を勉強すると親を騙していざNYへ行きましたよ。

当時のNYは日本製電気製品や自動車の経済摩擦で結構ジャパンバッシングされていたんですね。
バブルの始まる頃だったかな。
ツアコンのおばさんが、あの辺りは危ないから絶対行っちゃ駄目というのも聞かずに、薄暗いJazzのライブハウスに高校生がノホホンと行ったわけですよ。

NikonのFGだったかな、それで絶対に撮るんだ!って意気込んで。
でもレーザーディスクで見たパワフルなアート・ブレイキーはもうすっかり老け込んで、一緒に演奏していたメンバーも無名で、凄くがっかりしたんですわ。

アート・ブレイキーは日本が大好きだったみたいで
場末のライブハウスに、見慣れないアジア人の子供がフィルム写真機持っているのが判ってから、何度も目線くれていたりしてね。

ただライブが終わったら、周りみんな黒人と白人しかいないんですよ。
東洋人はシュンジさんだけ、しかもみんな小汚い格好なのに、東洋人のガキがめかしこんで写真なんか撮ってやがるという敵対心が、鈍感な私でも判るくらい身の危険を感じまして。
是非、拙い英語でアート・ブレイキー爺さんとお話したかったんですが、ほうほうの体でホテルに帰ったのを憶えてます。
ツアコンのおばさんに、しこたま怒られましたけどね(笑

高校時代にJazzって
どんだけ不相応なんだよ、つー話ですよ。

それから数年後、日本では平成になってアート・ブレイキーは亡くなりました。
亡くなる前に、例え衰えたとはいえ生で演奏を聴けて良い経験にはなりました。
惜しむらくは、その時撮影したネガもプリントも1人暮らししている時にアパートが火事になって消失してしまったことです。

いつの日か
ブルーノートのジャケット写真を撮らせて欲しいなぁと思う秋の夜です。


Facebookには気をつけましょう

mixi
Twitter

次に来るのは、Facebookだといわれています。
でも、このFacebookでは非常に気をつけなければならない機能があります。

というのも、Gamilのアドレス帳から招待する相手を選んで招待状を送る機能があるのですが
こちらが送信して欲しいとチェックを入れた相手だけでなく、アドレス帳に登録している送信して欲しくない人にも
招待状メールを送るシステム的不具合があるようなのです。

しかも、即日即刻送るのではなく、深夜遅くにメール送信するような相手にとっては迷惑極まりない不具合。

Gmailのアドレス帳は一度でもメールのやり取りをすると自動的に登録されてしまうので
誰だか分からない人がワンサカ登録されています。私のアドレス帳は400件以上あります。

中には大喧嘩した昔の同僚や
二度と会わないであろう業者の人、ひどい時には荒川区の区長まで送っている可能性があります。
相手がPCであれば、まだ良いのですが、携帯電話で深夜や早朝に興味の無いFacebookの招待状を送られたら・・・

そりゃあ、腹も立とうというものです。

さすがにシュンジさんの信用問題になりかねないので、Facebookのフィードバックに問い合わせています。
「絶対に回答下さい」という文言をこめてです。

こういう時に、アメ公の作ったWebサービスは対応がボロボロなので、返事が来ない場合には、日本の運営会社に直接問い合わせることになるのですが、これがどこにも記載されていません。

Twitterも日本の運営会社も探すのが一苦労だったのですが、何か不具合があった場合、ただでさえ失いかけている私自身の信用とか失墜してしまいます。

ワケの分からないサービスを利用するのは気をつけましょう。
今回の件は、徹底的に調査して迷惑をかけた方には誠意を持って謝罪したいと思います。

トイカメラは邪道なのか?

HOLGAとかLOMOとか
フィルムのラチチュード(露出の多少のズレをカバーする範囲)の広さに頼ったおもちゃ写真機があります。
あ、私はフィルムカメラをデジタルカメラと切り分けるので、フィルム写真機と呼んでいます。

これらのおもちゃ写真機の特徴は
・シャッタースピードが殆ど変えられない。
・最大絞り値がf8とか、妙に暗い。
・一眼レフなどは殆ど無く、パンフォーカス。
といった感じでしょうか。

安いもので2000円、高い物だと生産終了したLC-Aみたいに数万円するものまであります。

こういうおもちゃ写真機トイカメラのユーザがいなかったら
もしかしたらとっくにフィルム生産は完了していたかも知れません。

私もこうしたトイカメラをいくつか持っていますが
なかなか面白い描写をする代物があって、特にハーフサイズのGolden Halfは安っぽい。
だけど細かい部分が良く出来ていてその完成度の高さは捨てがたいものがあります。

プラスチックのレンズだから、周辺光量落ちは激しいことが多いのですが
逆に考えると、カビとかに強いんじゃないか?と思うんですね。

日本には世界に誇るカメラメーカが多数あります。
しかしこれらのメーカの協会にトイカメラのメーカは入っていません。
あくまで邪道扱いされているのではないか?と思えてなりません。

安っぽいトイカメラにも
ここ数年でデジタル化の波が襲ってきました。
それだけデジカメの撮影素子が安くなっちゃったんでしょうけど、ちょっと複雑です。

わざとちゃちい画像を撮影するように設定されたデジタルトイカメラ。

もはやフィルム文化は風前の灯です。

時代が変わった

日本はもう明治維新後の
人口爆発のような時代は終わったんだろう。

最近そう感じています。

富国強兵策で「産めや増やせや」
と江戸時代と比較して人口を3倍くらいまで増やしたこと事態が異常なことだったと考え方を改める時期なのではないでしょうか?

最近の若い子達を「ゆとり世代」などと馬鹿にした論調で揶揄する人達がいますが、私は逆に彼らの質素で慎ましいライフスタイルこそ、正常なんじゃないか?
と思うのです。

彼ら若者世代は
感覚的に日本という国が普通の国になるべく変貌している様を知っているのではないか?と感じているのです。

日本という国は
面白い国で、数百年周期で世界史に名を残す出来事を起こしてそして歴史の表舞台から消えていく。そんな不思議な性質を持っています。

日本が
世界における立ち位置を失いつつあることを嘆いたところで何も変わりません。
内部のパワーを失う周期に入り、色んな歪みが生じるでしょう。
しかし、悲観的になることはありません。

これから先に
起こる諸問題に動じることなく粛々と「あるべき姿」に立ち戻る。

これから未来に生きるのはそういうことだと私は考えます。

出すぎた真似

どうもやることなすこと上手くいかない。
自分で良かれと思ったことが、相手にとっては失礼にあたることがある。
こんなことなら、無理しなければ良かった。
そう思うことってありますよね?

シュンジさんはいつもそんなことの繰り返し。

挑発的なことをして、自業自得なんですから甘んじて批判を受け入れる覚悟はしています。
しかし、私の一部分で全てを否定されてしまうのも少し残念な気持ちになることもあります。
理屈こねくり回すのは、潔くないと感じていますので、先方には言い訳しないで謝りましたけど。
んなワケでここで愚痴ってしまいますが・・・潔くないですね。

もう余計なことはしない。出すぎた真似しても良いことないから。
ちょっと距離を置こう、良かれと思ったことも、却ってしない方が良い。
そう考えるようにします。

まずはやるべきことは自分の会社を軌道に乗せることですから。

残念ですが、誤解を解くには時間かかりそうですし。
そうするしかないかなぁ・・・と。

週刊FLASH掲載


鈴木シュンジ@カンゲキシャ社長兼フィルム写真日記


光文社から今週火曜発売の
週刊FLASHに、私の撮影した企画が掲載されています。

撮影:㈱カンゲキシャ 鈴木シュンジ

クレジットされてます。

この夏は、この企画に全力投球でした。
おかげで収入がた減りだったのですが、これで少しは報われた気がします。
もし良ければ手にとって見てやって下さい。

理想と現実の狭間でもがく

その昔、まだWindowsが3.1とかいうとんでもない古い時代に
同僚がUNIXマシン(SunのSolarisだったと思う)をとんでもない高い値段で買ったんですね。
そして、当時のゴア副大統領が「情報ハイウェイ構想」なるものを打ち出した数年前のことでした。

インターネットというものが、この世に出現しました。
当時、自宅にあったNECのPC-9801ではまだ出来なかったんですね、インターネット

初めてインターネットというものを同僚の家で見た時はビックリしました。
「おい、このパソコン通信すごいな!色がついて画像が貼り付いてるぞ」

あれから幾星霜(笑
まさかブロードバンドのルータを持ち歩いて街中でネットやってる時代になりました。

インターネットがこの世に出現した頃は、HTMLのページひとつに数万の値段がついていました。
これはマジの話です。
テキストエディタひとつでタグで文字を囲むだけで月に数十万稼いでいた御仁もいました(笑
perlでCGIなんか組もうものなら、それだけで2ヶ月暮らせるくらいお金貰えちゃったり。

それが今ではあなた!
画像やら音楽やら、動画やらもう何でもありですよ、なんでもあり。
それと共に、ネット絡みの仕事はどんどん複雑化して、どんどん単価が下がってしまいました。

これは良いことなのか?悪いことなのか?
ま、市場原理という奴ですね。

こんなIT花盛りな御時勢に
真っ向から立ち向かうのがシュンジさんの真骨頂(笑
勿論、ITは利用しますよ、今までの経験をフルに生かします。
しかし目的はITではない。ITで完結するモノはいずれ廃れます。

ITを活用して、アナログを復活させる。

これがシュンジさんの理想
しかしそれには、それなりの時間とお金が絡むことになります。それが現実。
その理想と現実の狭間のジレンマの中をもがいているのが今の姿。

そんなの無理だよ!
そりゃあ無謀だ!
周りの人たちは呆れるやら馬鹿にするやら、肯定的な意見は殆ど耳にしません。

でもね、デジタルはアナログの補完技術であるべき!

この考えは変えるつもりないです。
そこは私にとっての軸、行動の軸ですから。

精一杯もがいてもがいて、1センチでも前に進んで時代を変えてやるんだ。
そんな風に生きる奴がいてもいいじゃないですか。
かなり苦しいけど・・・

写真専用ギャラリーやりませんか?

シュンジさんの友達からの依頼で

平日は夕方6時からは使うけど、それまでの時間(早朝から夕方5時30分)
そして土日と祝祭日は丸一日、有効利用したいんだけど、写真のギャラリーとかで使えない?

という相談を受けました。

場所は千代田線の湯島駅から徒歩3分ほどの
夜になると呼び込みのお兄さん達がワサワサ出てくる繁華街なんですけどね。

さすがにシュンジさん、社長とはいっても「よっしゃ!よっしゃ!」と払えるほど余裕ありません(笑
超零細企業を起業したばかりですから・・・

でも、何人かで共同で運営するなら、いけると思うんです。
昼間は非常に落ち着いた良い雰囲気の場所なんですね。

もし純粋に写真を追求してて
ギャラリーを私と一緒に運営してもいいと思っている方がいらっしゃったら
是非一度現地を案内しますのでメッセージでもメールでも構いませんので御連絡下さい。

何卒宜しくお願いします。

ビジネスモデルの構築

こう見えてもシュンジさん
「濡れ手で粟」みたいな、楽ちんな仕事は大嫌いです。
古臭いと思われるかも知れませんが、額に汗して働いている人を尊敬するし、自らも常にそうありたいと思っています。
別に尊敬されたいという気持ちがあるわけではありませんが、自分のやった仕事を正当に評価してもらえたら、それ以上は望みません。

じゃあ、正当な評価っつーのは、誰が決めるんだい?という疑問が起きます。

そんな時思い出すのは、私の母のことです。
朝早くから築地場外の定食屋で仕事して、昼間はホテルのベッドメイクの仕事して、夜は西麻布にあった料理屋の仲居をして、そしてシュンジさんを育ててくれました。
近所の人は「○○党の区議会議員に頼んであげるから、母子家庭の申請しなさいよ」と親切心で申し出てくれましたが、母は絶対に受け入れませんでした。

「私は五体満足に働いている、そして貧しいながらも息子を育てている、これで暮らしていけなかったら、世の中が間違っている」と、その話を持ってきた近所の人に言ったのをよく覚えています。

ある時は私に「あんたが生活保護で育ったら、後で何と後ろ指さされるか分からないから私は身を粉にして働いているんだよ」と言っていたことも思い出されます。

時折、そんな頑固で不器用な母の生き方、そしてその価値観を私にも押し付けることで精神的な圧力を感じることもありましたが、私自身は母を尊敬していますし、生涯面倒見てあげたいと考えています。

株式会社カンゲキシャ

感謝の気持ち、感激の心、それを合わせた名前です。
私なんかより人生経験の長い先輩が一緒に立ち上げてくれたおかげで、ここまではスムーズに事が運んでいます。しかしながら、私はもう、バリバリのBtoBのITはやりません。
効率化の名の下に、リストラするための道具なんか作りたくないです。

さすれば、頭の中にゴチャゴチャになっているビジネスモデルを明文化し、優先順位をつけて実践あるのみです。
残念なのは、野球は3アウトまでチャンスがありますが、我が社は1アウトで試合終了してしまうことです(笑

なので、まず最初には絶対に失敗できないビジネスモデルを繰り出さないといけないのです。

理想と現実のギャップ
そこが最近の私の悩みでもあります。何かをしようとしても何かが足りない。
何かが有り余っていても、それはもはや商売に使えない。
そんなトホホというジレンマを感じながら、ジリジリ進んでいます。

とにかく1日も早く軌道に乗せたい。
まずはそこからです。
時間との勝負です。
へこたれてなんかいられません。矢面に立つのは承知の上での社長です。

小学校1年の息子は「パパ社長になったのに、運転手さん来ないね?」と黒塗りの送迎車で出勤するものだと思っているようです(笑
残念ながら、東京メトロを乗り継いで出勤してるのよ、父ちゃんは。

小さい時にアントニオ猪木が
「I never give up !(絶対に負けと認めない)」とリングの上で叫んだのと同じように、私も負けは認めません。
明らかに惨敗しても、負けは認めません。勝つまでやります。

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、最後に天下を獲ったのは、最も戦さ下手な徳川家康でした。
辛抱する時は辛抱し、チャンスを見逃さず、一気に攻める。
今の私の心境です。

まずは成功するビジネスモデルを確立させる。それも間隙をついて・・・そう
株式会社カンゲキシャにはその意味も込められているのです。


【resistの写真集告知】

シュンジ@CANDID PHOTOGRAPH撮影日記
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ルーニィが主催する写真の学校resist(塾長:吉永マサユキ、特別講師:森山大道)第一期修了生による写真集です。24名の受講生の作品+吉永氏、森山氏の作品が各4ページづつ収録。造本は町口覚氏(マッチアンドカンパニー主宰)にお願いしました。















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レジスト二期生による写真集です二期生達の作品、そしてレジスト総長・森山大道さんと,塾長・吉永マサユキさんの作品が入っています vol,1にはなかった、各講師の方の講義録もついており、見応え充分、読み応え充分の写真集です装丁は、マッチアンドカンパニー!めちゃくちゃかっこいいです!!!















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このたびルーニィ・247フォトグラフィーは、写真集「resist vol.3」を発行いたしました。resistは写真家吉永マサユキ、森山大道によって 若手写真家を養成する写真塾です。本書は、写真塾の修了生17名に加えて吉永、森山両氏の作品を収録。造本は、日本の写真界をリードする写真家たちの写真集を数多く手がける町口覚氏が昨年に引き続きまして担当しています。 付録としてゲスト講師の講義録を収録しています。 2008年度のゲストは北村信彦 綿谷 修 三崎和雄 北井一夫 江成常夫 片岡真実 原耕一 石内都 大田通貴による講義の要旨集を収録致しました。










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吉永マサユキ、森山大道による写真塾resistの写真集、vol.4。 4期生17名による作品と、吉永マサユキさん、森山大道さんの作品、4期の講義録(会田誠さん、石内都さんなど)が納められております。装丁はマッチアンアドカンパニーです。