【電話 録音Ⅱ】 NT-120
電話の通話内容を録音機へ記録をするための、NT-120という型番の録音アダプターがあります。
下記の写真は、NT-120です。(2011年5月14日現在は、製品色はダークグレーですが、間もなくアイボリーに変更の予定です)
財団法人電気通信端末機器審査協会(JATE)の認定を得ており、国内の6極2芯のアナログ電話回線上に使用をした場合には、(電話回線上に)影響を及ぼさないと確認のされている製品です。
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NT-120は、電話コンセントと電話機本体の間が、6極2芯のアナログ電話信号の電話回線に接続をして、使用をします。
FTTH(光ファイバー)・ADSL・ISDNなどのデジタル電話回線上では、使用ができません。
ただし、ターミナルアダプター(TA)などのアナログポート(《電話》または《TEL》と表示をされていることが多い)に接続をし、そのアナログポートがNTTの6極2芯のアナログ電話回線と同じ、回線電圧・回線電流であれば、その限りではありません。
NT-120のかまぼこ型の本体には、6極2芯のモジュラージャックが1つついています。
また、本体からは2本のコードが伸びていて、1本は先端がφ3.5mmのモノラル対応のオーディオプラグつきの、長さが約1,000mmのオーディオコードです。
もう1本は先端が6極2芯のモジュラープラグつきの、長さが約500mmの電話コードです。
《使用方法》
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①電話コンセントに6極2芯の電話コードの接続をする
②電話コードのもう一方を、NT-120のモジュラージャックに接続をする
③NT-120のオーディオコードを録音機の外部入力ジャックに接続をする
④NT-120のモジュラーコードを電話機のモジュラージャックに接続をする
⑤電話の発信をする/または受信をする
⑥録音機の録音ボタンを押す
これだけです。
《NT-120の主な注意点》
①NTTのアナログ電話信号の回線電圧・回線電流と同じ、6極2芯のアナログ電話回線上で使用をすること
②電話機の構造によっては、通信相手の音量が小さく録音をされることがある
③NT-120のオーディオプラグはモノラル対応のため、録音機がステレオタイプの場合は、再生時にはレフト側のスピーカーにのみ、音声の再生がされる
④φ3.5mmの外部入力ジャックがある録音機に使用をすること
⑤外部入力ジャックが、プラグインパワー方式の録音機に使用をすること
⑥録音機が電源にコンセントの利用をできるタイプであっても、電源にコンセントの利用はせずに、必ず乾電池の利用をして稼動をさせること
電源コンセントの利用をすると、音声データにかなりの高い確率で、大きな雑音が入る。
⑦電話機や録音機などの周辺機器との相性が皆無ではないので、案内のとおりの使用をしても、極まれに録音ができないことがある
⑧大事な通話内容の録音の前には、充分な録音のテストを行うこと
万が一、大事な通話内容の録音をすることができなくても、メーカーは損害賠償などに応じることができないので悪しからず。