この海岸には稀少種の海浜植物、スナビキソウが数株見られますが、そのうちの一つが開花しました。
波打ち際のハマダイコンやアキノウナギツカミやハマゴウ、アレチウリが沢山生えている場所に隠れるように生えています。藪の中にあるので中々見つけるのが難しいデス
茎先に沢山の花を咲かせる花序を持ちます。
花弁は五列し、漏斗型。黄色い花の中心の奥に雌しべがあり、花びらに乗るように雄しべが伸びます。花弁の縁に軟毛らしきものが見られます。
花はほんのり甘く香ります
花はこの時期から8月中頃まで個体ごとに、また同じ株でも花序ごとに時期をずらしながら少しづつ咲きます。
神奈川県では、絶滅危惧種ⅠA類に指定されており三浦半島にのみ少ないながらも時制しています。
全国的にも多くの海のある地域で絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定されています。
上の写真下の方にはこれから咲く花が見られます。

名前の由来は根っこを砂の中を広げながら伸びていくからです。
これからの開花が楽しみ。夏も盛りになると多くの株が花を咲かせます。