四半世紀にわたって日本のゴルフゲーム界を

牽引したシリーズ…

それが「みんなのゴルフ」だ。

 

ここまでに、全11作(コンシューマーゲーム機版に限る)が発売されている。

 

本稿は私が持っていない第11作目「VR」と第4作目「PS2版オンライン」を除く、

歴代「ファイナルステージ(或いはDLC追加の最難関コース)」を振り返ろう…。

要するにラスボスコースである。

 

 

第1作「みんなのゴルフ」

エキストラコース。

初代最終面は様々なイラストを模したものや、日本列島を模したコースである。

フェアウェイが細めであり、トラップも多い。わざとボールの左下(右下)を

叩いて攻めなければならないホールもある。ただしグリーンの傾斜は緩め。

 

INコースはパー3~5が3ホールずつある。

15番ホールはパー5だがU字型になっており、良く攻め筋を考えれば1オンも狙える。

 

しかし本当の脅威は17番ホールである。

ロケットの形になっているこのホールはグリーンが凄まじく盛り上がり、

パットに失敗すると急傾斜を転げ落ち、その先のOBにまで転がるという

トラウマ的ホールもあるのだ…。

 

 

 

第2作「みんなのゴルフ2」

キングスガーデン。

画像引用・出典 みんなのゴルフ2 (C)1999 Sony Interactive Entertainment Inc.

 

上の写真の通り、エンディング後に手に入るコースだ。

1番ホールから池を隔ててコースが分かれていたり、4番ホールは矢鱈と長く

打ち上げPar5ホールになっていたり、大半のコースに砲台グリーンが仕掛けられて

おり、一筋縄ではいかぬコースである。

池は12番ホール以外の全てのホールに仕掛けられている。

 

余談だがスマートフォン版「みんゴル(ドリコム開発版)」アプリにも9ホールだけだが収録されている。

 

 

 

第3作「みんなのゴルフ3」

ユナイテッドフォレストGC。

ハードウェアがPS2となり、より自然感が増した。

オーガスタナショナルGCを模した林間系コースとなっており、

林間コースでありながら強風も吹くという手ごわいコースとなっている。

美しい見た目だがそう簡単には攻略させてもらえない。

特に16番ホールPar3のグリーンを囲う池に苦しめられたプレイヤーも多いだろう。

(ピン位置が左奥だと猶更である)

このコースをきっかけに、高難易度林間系コースは定番となる。

 

 

 

第5作「みんなのゴルフ4」

ワンダーランドCC。

未だに色褪せぬみんゴル4。

凝縮された世界と遊園地などが特徴の、一線を画すお楽しみ系

コースである。普通にゲームを進めていれば最後に手に入るコース。

 

究極のエンターテインメントコースであり、総合距離も長い。

そしてフェアウェイも狭く強風に晒される。

どのホールにも何かしらの難関が待ち構え、みんゴル4の最後の砦と

して名高い。ただし6番ホールは短いPar4で、ワンオンイーグルが狙える。

 

 

 

第6作「みんなのゴルフポータブル1」

ダイナパークGC。

太古の世界をモチーフにしたお楽しみ系コース。

谷だのアップダウンだの、傾斜が凄まじくとにかくOBに入りやすい。

ワンオンイーグルを狙えるPar4もあるが、とにかくハイリスク。

地獄のようなホールのオンパレードである。

そして、17番ホールPar3のグリーンのうねりは異常の一言。

 

「ポータブル2」にも収録されており、高ドクロショットの廃止により

14番ホールPar5のイーグルがかなり難しくなった。

 

 

 

第7作「みんなのゴルフ5」

ザ・クラウンフィールド。(通常コース最終面)

OUTが林間系コース、INがリンクス系コースであり、

高難易度のいいとこ取りをしたみんゴル5の最終面。

木にも強風にも悩まされ、4番Par3を筆頭にグリーンがかなり厳しい。

距離も準最終面のシルバーピークスよりも大幅に伸びており、

グリーン周囲に深いバンカーを仕掛けたホールが立ち並ぶ。

精密なショットで乗り切らないと無理である。

 

ジュラシックアイランドCC。(DLCコース最難関)

こちらは、さきのダイナパークのように、荒々しいトラップを数々に設け、

多くのみんゴルファーに苦杯を喫させたコースである。

難易度ゲージはシルバーピークスと同じだが、実際プレーすると、

上述のクラウンフィールドに匹敵するかそれにほんの少し劣るか、程度の

高難易度だ。極めつけは全てのPar5が600Yぐらいの距離があり、

その他のコースも易しくない。密林、火山、豪雨と自然の要素も厳しい。

風も強いので、みんゴル5の隠しボス的な存在のコースだ。

 

 

 

第8作「みんなのゴルフポータブル2」

フォートレスヤードGC。

しゅんY12が一番最初に触れたみんゴル、それがポータブル2だ。

ダイナパークが「剛」なら、フォートレスヤードは「柔」といったところ。

ユナイテッドフォレスト同様高難易度林間系コースで、奥に逃げる傾斜の

いわゆる「逆受け」グリーンが主となっており、グリーンの傾斜がかなりキツい。

樹木や狭いフェアウェイ、そして林間系コースなのになぜか、

4m以上の風が常時吹いている、まさしくみんゴルP2の最後の要塞である。

 

 

 

第9作「みんなのゴルフ6」

レガシーオブGL。

このレガシーリンクスは、断崖絶壁に創られたコースとなっており、

大半のホールに海や池が絡む。グリーンの傾斜もきつめで、

そもそも8番ホールPar3はグリーンの横幅が狭く周囲に深いバンカーが

あるので、グリーンオンすら困難だったりする。

どのホールも高難易度だが、中盤の7~12番ホールが取り分け難しいコースだ。

悪天候の際は雪が降る。

 

 

 

第10作「Newみんなのゴルフ」

インペリアルガーデン。(通常コース最終面)

チャレンジモードでエンディングを迎えてレベル7に入れた者だけが

挑める、英国リンクス系コース。上述のクラウンフィールド、

フォートレスヤード、レガシーリンクスらと比べればまだ易しい方だが、

今作で猛威を振るっている、バックスピンのブレには要注意。

16番ホールは直線距離の長いPar5として存在感を主張し、他にも、

深いラフやポットバンカーは脅威な、The・リンクスである。

 

秋ヶ瀬渓谷CC。(DLCコース最難関)

経験者には説明不要、しゅんY12にとっても、

今まで見てきたゴルフゲーム中でもかなり厳しいコースと感じるコース。

日本の秋をモチーフにしたコースで、フェアウェイが極端に狭かったり、

狭いコースを攻める上でバックスピンのブレのせいで泣いたプレイヤーも多い。

阿鼻叫喚と言ってもいいだろう。

同作はボールのバウンドも高く激しい仕様となっており、

13番ホールPar3は特にこれが猛威を振るう。17番ホールPar4では本当に

正確な打ち筋で行けないと、奥のやたら深いバンカーにほぼほぼ確実に

吸い込まれる。グリーンの傾斜もきつく、小さい二段グリーンもある。

 

さらにNewみんゴルの仕様として、スコアアタックでミスって

1番ホールからコンティニューする際に、2度のロードを挟む

(それぞれ30~40秒ぐらいかかる)ため、これもまた苦しい。

 

 

 

 

 

以上ここまでのみんゴル歴代ファイナルステージを紹介してきた。

 

皆様にとってはどのコースが印象に残りましたか。

やはりしゅんY12は、秋ヶ瀬渓谷が本当に鬼としか言いようがないと感じて

いますね。BGMが三味線を活かしまくった和ロックなのは良いのだが…w