悪夢を見ているような90分だった。
試合の入りは試合に対する気持ちを見ることができ、攻守ともに良かった。試合開始10分ごろブラジルの右サイドバック、ダニエウ・アウベスの個人での仕掛けに対峙した3人が制限をかけきれず、そのプレーで得たコーナーキックからブラジルが先制した。先制を許した後も気持ちは落ちず積極的なプレーをしていたペルーだった。しかし10分もたたずして悪夢が始まった。キーパーのガジェセの判断ミスからフィルミーノに決められた。キーパーは前に蹴りだす、もしくは左右ともにチームメートがパスコースを確保していたのでそこをシンプルに使う3つの選択肢があった。結局決めるのが遅れ前に蹴りだそうとした時には相手に詰められてしまっていた。このゴールをきっかけにブラジルは次々とパスをつなぎ完全にブラジルペースになってしまった。
ペルーの前線の二人ゲレーロとファルファンは長いボールに対して競り勝つかボールに触れることができたが、そこからの攻撃がいまひとつだった。前節攻撃で良かった右サイドの二人ポロとアドビンクラはこの試合では攻撃に出ていく回数が少なかった。ブラジルの左サイドのアタッカー、エヴェルトンの存在が大きかったのか。アドビンクラが守備の対応に追われて果敢なオーバーラップがないと、ペルーの攻撃のオプションが一気に無くなってしまう。
その後の失点は、あの流れ・会場の雰囲気からするとしょうがないというしかないだろう。2失点目で勝負は決まってしまった。
ペルーの今後の課題はアドビンクラが守備に追われる、厳しいマークを受けるなど攻撃に参加する回数が少ない場合にどこからどのように攻撃を仕掛けていくのかという部分であろう。前線にクリアボールやロングボールが入れば、前線の二人が高い確率で次のプレーにつながるよう頑張ってくれる。セカンドボールを拾ってから右サイド以外の攻撃のオプションを早く見つけクロスやシュートで終わることができるようにしなければならない。
他のグループの結果からグループステージ突破が決まり、次の対戦相手はウルグアイとなった。ウルグアイのエースストライカールイス・スアレスは出場したペルー戦で大量のゴールをこれまで決めているなどネガティブなデータはあるが、負けたら終わりの決勝トーナメント。すべてをかけてブラジル戦のようなことが無いように頑張ってほしい。さらに悪いニュースが入ってきた。これまで攻撃の中心だったファルファンが負傷のため大会から離脱することとなった。相当の痛手になる。そうなればトップ下にはクエバが入り、フローレスが左サイドに入るかもしれない。
頑張れペルー!