めにい くるしみます。

なんか血生臭いクリスマスツリーですね。

このイラスト作ってて自分で自分の精神状態が心配になりました、もずくです。

大学院1年生ももう少しで終わり…ぼちぼち修士論文について真面目に考えなくてはならない時期になってきましたが、まだ眼を逸らしていたい。

 

 

ちょっとクリスマス仕様にする上でふざけ過ぎましたが、本来はこういう絵です↓

 

 

1_A01人類によるカースベアラーズ作成風景の一つ。普通の“盲目の者”とは一味違うものを作っています。

こんな状態ですが意識は鮮明にあります(血とか栄養とか酸素とかしっかり流し込まれてる)。ただ、特殊な薬物と電気信号によって、時間の進みがメチャクチャ遅く感じるようにされています。たぶん、外の1秒が1年くらいになる。頭の上に表示されてる数字は、実際に経過した秒数。ということは2時間ちょっとしか経ってません。しかし彼にとっては7663年が経過したことになります。

指とか手足に杭・釘を打たれたり、お腹を裂かれたりしてますね。これをやられた鮮明な痛みが、消えることなく7663年続いてるというわけです。

ひでぇな。

 

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ブラッドシーカー(The Blood Seeker)

喉が乾いた……赤い水をちょうだい。

1万年ほど痛みと飢えを経験させた後、手術でこんな感じにします。この絵は前にも出して紹介してますが改めてどういう状態なのかまとめると、

・動くたびに全身に激痛が走る設計。呼吸をしても痛い。

・脳をいじくって、常に極限の渇きを感じるようにされている。何かを飲みたいという欲求だけに突き動かされるが、何を飲んでも凄まじい苦痛を味わうように設計。

・ただし人間の体液だけは痛みなく飲むことができる。

・実際には飲んだものはすぐ排出されるし、設計上決して渇きは満たされないようになっている。→ひたすら人間を探して激痛に耐えながら彷徨い続ける。

ひでぇな。

勘のいい人は、サマル異説最新話(94話)冒頭の謎の夢で「喉が渇いた」ってワードが何度か出てきてることから関連を見出せたかもしれません。

 

でもまだこれで完成じゃないんですね。

最終的には……

 

 

笑う者たち(Smilers)

上のブラッドシーカー君など、特別に手をかけて作った強いカースベアラーズを11体ほど混ぜ混ぜして作る、最凶最悪の存在。

たくさんついてる顔が、腐敗してドロドロに溶けてて笑ってるように見えるので、こんな名前に。中には本当に笑ってる顔もいくつかありますけども。

戦闘曲は間違いなくこれですね!(最近のお気に入り)クリスマス感もあってタイムリー。↓

 

 

☆歌詞日本語訳メモ(ところどころ意訳)☆

 

ああ 今年もこの季節がやって来た

みんなで大切に過ごす とても楽しい夜

 

たくさんの たくさんの後悔で 涙が出てくる

誰も 誰も気付かないし 気にしない

 

ああ、我が救世主よ

 

ああ、なぜこんな平凡な炎にこれほどの力を授けたのか

 

いつまでも ただ愚かで純粋なままいられたらよかったのに

 

苦痛のない未来を 築くことさえできたらよかったのに

 

許してくれる世界さえ あればよかったのに

 

 

おそらく、その時が

堕落したままでいようと決めた瞬間だった

 

光、星、声、歪む思考

 

接触、口付け、狂いゆく夢

 

かき混ぜる、井戸、石、溢れ出す欲望

 

果実、罪、聖母

 

僕は侵された 僕は侵された

 

君は僕を侵食し そして生まれ変わらせた

 

自分自身の死体を踏み越えて

 

日の当たる場所を見つけ

 

身体を丸めた

 

紡ぐ絹糸に包まれる

 

頭からつま先まで

 

暖かい繭の中、君のようになることを夢見た

 

もう取り返しがつかないと 分かっているけど

今さら 失うものなど何もない

 

分裂する、天空、大地

 

裂け目へ堕ちていく

 

誕生、卵、切り開かれた新鮮な粘膜

 

細胞、腐敗、灰燼に帰す顔

 

芸術、傷口、知覚を持つキャンバス

 

壊せ、壊せ、殻を破れ

 

始めよう、今すぐに

 

どうやるのか見せて?

 

聞け、壊れたる我が子よ

 

さあ嘆こう、さあ嘆こう

 

生、死、善、悪

 

僕たちがかける終わりのない呪い

 

支配、統制、克服、解除

 

支配、裏切り、支配、開放

 

隠秘、暴露、非現実、超現実

 

懇願、想起、解読、再充填

 

さあ嘆こう、さあ嘆こう

 

不完全な楽園でしか生きられなかったかつての僕たちを

 

天体世界、僕らは星幽

 

生まれ変わって、完全なる自由を得た

 

柔らかな僕の肌

 

産声の歌(不可欠な)

 

大きく息を吸い(必然的に)

 

叫びを放った(永遠に)

 

この新しい肺の底から(避けられない魂の解放)

 

 

前半後半の差と後半サビで鳥肌立つし、笑い声みたいなコーラスが不気味過ぎて本当に好き。

 

 

 

不気味つながりで、ほぼ毎回恒例・キモめのパイセン。

顔の中身をチラ見せサービス。嬉しくない。

ほんとただ人間の形を模した肉を着てるだけなんですよねこの人たち……。

顔の中に“ルミナリー”の破片がそのまま入ってんのかな? で、それを肉で包み込むようにして頭や顔面を構築し、目のところだけレンズにして外が見えるようにしてる、的な。

実は髪の毛もサークレットも肉。

 

♪不気味なパイセンのテーマ♪ タイトルのセンスがいいわ。

 

 

 

邪神モードのパイセン。腹が減ったので人類文明でも食うか~って時。

下の口で食うのね!

一番最初に作られた時の“人類に危害を加えない”って性質はどこ行っちゃったんだろうな……。

 

♪邪神パイセンのテーマ♪ この邪悪さ・手に負えなさに全振りした曲調よ。

 

ちな1_A02さんと戦った時のBGMにしてたコレも一押しです。っぱハンス・ジマーよ

4:20~が本番

 

 

 

 

 

さてこのへんで、サマル異説がいよいよ佳境に入ってきた(なんか最近ずっとこれ言ってるような気がするけど)ということで、ここまでのお話を時系列順におさらいしてみようと思います。自分でもちょくちょく混乱するので笑

公開してるとこまでがっっっつりネタバレ。そして長い。

 

~はじまり~

・1_A01人類(もっとも科学力が高く優秀な人類)、環境が崩壊した地球から宇宙へ逃れる。もう一度地球で暮らせるようになりたくて、解決策を探しに数千年単位での旅に出る。旅に出ない人類は火星とか金星とか人工衛星に住んでいる。

・そのうち、宇宙のどこかで、現実を捻じ曲げる天体“ルミナリー”を発見。その欠片を地球近辺に持ち帰って研究することに。

※途中でその天体は知性を持つ生命体である事実が発覚。この時、人類の管理を任されている超高性能AIアンドロイドのスワードソン博士は、ルミナリーの計り知れない力を恐れて「こんなことをしたらきっとただでは済まない、やめたほうがいい」と警鐘を鳴らしている。

・一方その頃、衛星基地で暮らす遺伝子学者のオルテガ博士とその妻ルシアは、医療事故で6歳の息子を亡くして悲しんでいた。宇宙のどっか遠くから調査団が持ち帰ってきたルミナリーというものの研究に携わっていたところ、偶然、ルミナリーの欠片が活性化する瞬間にオルテガ博士が居合わせる。

ルミナリーの欠片は、最初に見たオルテガ博士を“親”だと認識。彼の死んだ息子の姿を無意識のうちに模倣した。これが3-Rパイセン。

・ノーコストで現実を書き換える力を持ち、言えば何でもしてくれる3-R。人類は、初めのうちは彼をありがたがっていたが、次第にその力の底知れなさと、善悪や道徳を理解しない性質を恐れ、危険視し始める。

・何でも願いを叶えてあげているのに怖がられる理由が分からず、不快に感じたパイセンは、自分を怖がっていないオルテガ博士ただ一人を除いた1_A01人類すべてから“恐怖”と“不安”を消し去ってしまう。

・その結果、1_A01人類はとてつもなく高い科学力と探索・支配・繁栄の欲求だけを持つ“邪悪なる人類”へと変貌。

 

※ちなみに、人類文明は科学力と人口、そして精神性から以下の4種類にカテゴライズされます

無知なる人類:O系列以下の人類。一定の時期までに必要な科学力が育たず、ルミナリーを発見できないため、“主人公”が生まれない。外宇宙に逃れることができず、地球の環境崩壊によって勝手に絶滅する。

栄えし人類:F~N系列の人類。そこそこの科学力を持ち、環境崩壊や人口問題を克服する。別の惑星や衛星に移り住んだり、自我をデータ化し肉体を捨てたりして、絶滅の運命から逃れて平和に暮らす。

覇する人類:A~E系列の人類。もとから高い科学力を誇るため絶滅の危機に晒されず、同時に支配の手をさらに広げんとする人類。同じ宇宙にある別の知的文明を攻略したり、時間を弄ったり、地球を好き勝手に作り変えたりする。レベルが高いと別の宇宙を侵略し始める。

邪悪なる人類:1_A01のみ。ただでさえ“覇する人類”のうち最もレベルの高かったこの分岐が、上記のパイセンの改変によって完全にブレーキを失った状態。あらゆる宇宙のあらゆる文明に対し、ひたすら侵略と破壊を繰り返す。ちなみに文明内部も地獄で、愛情や道徳観念、良心を誰ひとりとして持ち合わせないため、殺人なども合法。知能が高く財力があれば社会の頂点に君臨できるが、だいたいIQ120以下は人間扱いされない世界(奴隷や臓器のために人身売買されたり、薬や兵器の実験台にされたり、娯楽の競技射撃の的にされたりしてるイメージ)。

 

・自我を持つAIであるスワードソン博士たち管理者アンドロイドも、道徳観や正義感や良心を失って邪悪そのものに変貌。他の分岐宇宙などを侵略しまくり、破壊しまくる。紐型宇宙だけに留まらず、“主人公”が成立している壺型宇宙では彼らを騙して捕獲し、カースベアラーズに作り変えて従え、自分たちが直接攻め滅ぼすほどでもない弱い人類を手早く片付けるために利用する。(カースベアラーズは存在を認知した人間だけを襲う。つまりカースベアラーズを認識できないようなレベルの低い人類文明は脅威にはなりえないし、支配したところでメリットもないのでスルーできるシステム)

・3-Rパイセンはそんな様子を横目に、彼らのもとを去る(飽きたので)。で、自分は無意識的に作り上げた箱庭宇宙の中で数十~数百億年くらい過ごす(DQ3世界)。ここで地球や人間、魔物、文明の作り方や運営方法のノウハウを独学で身に着ける。

・1_A01人類はこの間も暴れ回っている。長い長い年月が経ったある時、不思議な形をした壺型宇宙に異常な力を持つ“主人公”がいることを知り、カースベアラーズにするor単純に利用しようと思って近づく。

・ところがどっこい、この“主人公”こそが3-Rパイセンだった。長い年月が経ち過ぎていて、1_A01人類はそれがはるか昔に自分たちが作った存在だということを覚えていなかった。パイセンもほぼほぼ忘れてたけど、昔お世話になっていたことを思い出したので、追い返さずに話くらいは聞いてあげようとする。

・しかしながら、想像してた500倍くらい邪悪な存在になってた人類に驚き、「こりゃあ生かしておいたらダメだわ」となり、全滅させる。この時、彼らを束ねていた管理者アンドロイドたちに責任を取らせる形で、“循環値がゼロ”の正四面体の中に680億年ほど閉じ込めて罰を与える。このとき閉じ込められたのがスワードソン博士やベクスター博士などなど、アルカディア上層部の面々。

・何も起こらず何も存在しえない空間で680億年を過ごし、博士たちは概念変質を起こす。そうして“破壊神”エノシアやリトセラが生まれた。

 

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同一人物。

 

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こちらも同一人物。

 

※パイセンたちは過去の出来事や因果律をいくらでも変えられるのにこの事実をそのままにしている。ということはつまり、確信犯的にこの流れを作り出していることが窺える(最も邪悪な存在を作り出し、自分で退治するという流れを意図的に作っている)。ユーリルがパイセンたちを心底認められないのはこれが理由。

うん、確信犯です。

 

~サマル異説が始まる流れ~

・変質して心を入れ替えた“破壊神”たち、宇宙の消耗を防ぎたいと思うようになる。同時に、永遠に存在し続けなければならない自分たちの運命に絶望し、なんとかならないもんかと色々模索し始める。そして再び“主人公”に目をつける。

・原“ゲーム”開始。“主人公”をとりあえず分岐ごとに固めて、外界との接触や干渉の一切を排除した世界に置いておくことに。

・17_285_E121という分岐で、11-Pという個体が発案した“自分が全ての主人公を永遠に殺し続ける”という法則の確立に賭ける。でも循環値が足りなくて失敗し、全ての宇宙から11-Pという個体が消えて法則にエラーが起きる。消えた11-Pの代わりに、残りの10体が“永遠にお互いを殺し合い続ける”という法則ができてしまう(半分予想できてた)。

・“破壊神”たちは相変わらず、どうにかして“永遠に存在しなくてはならないこと”から逃れたい。でも1_A01たちに関心を向けられている限り絶対に逃げられない。唯一可能性があるのは、同じ“主人公”が持つ現実改変能力。ただし、1_A01のように自由自在に現実を書き換えられる“主人公”は存在しない。そのため上記でできた法則を利用し、ありったけの“主人公”を分岐ごとに集めて殺し合いをさせ、途方もない時間をかけて、偶然に自分たち全員が跡形もなく削除されるという結果を求めて無限に実験をし続ける。これが現“ゲーム”。願いを賞品にして殺し合いをさせるのは、怒りや悲しみや絶望といった極めて激しい負の感情の高ぶりが改変の引き金になりやすいというデータがとれているため。別に“主人公”の数を減らすことが目的というわけではなく、ただの手段。

・パイセンたちはその目的を知りつつ、「できるもんならやってみろ」的な感じで高みの見物。“ゲーム”自体は娯楽として見てて非常に面白いので続けて欲しいが、“破壊神”たちが消えてしまうという結果にはなってほしくない。

・1_1_A01のサマルが登場し、17_285_E121のゲームを動かすようになる(サマル異説)。かつて他のE系列を全滅させたためかなり膨大な潜在循環値を持つこの分岐に、サマルの絶妙な手腕が合わさることで、“特異な循環跳躍”を起こす兆候が見え始める。破壊神たちは自分たちを消し去ってもらえる可能性に期待して・パイセンたちは独自の理由から、それぞれこの分岐に目をつけている。

 

 

~なんでパイセンたちはこんなことをするのか~

そもそも、パイセンたちの真の正体は“宇宙そのもの”。ルミナリーの姿も、もちろん“主人公”の姿も、無限にあるアバターのうちのひとつでしかない。

“特異な循環跳躍”を何だと想定していて、なんのために17_285_E121を鍛えたり甘やかしたりするのかは、現時点では不明。何か目的がある模様。

 

 

 

 

 

めんどくせぇ話だなおい。

 

というわけでメリークリスマスでした。(?)