小豆井戸〜豆子の日常〜 -2ページ目

小豆井戸〜豆子の日常〜

へっぽこアラフィフ女の日々の生活と波瀾万丈だった過去の記憶

1人でいると寂しさが襲ってくるので
 
 
ずっと彼氏がいた。
 
 
そんなよくある話を経て
 
 
私は早くして結婚した。
 
 
デキ婚である。
 
 
 
赤ちゃんができたこと、
 
 
結婚することを母に伝えるのは
 
 
自分でもびっくりする程に緊張しなかった。
 
 
これで新しい居場所ができて
 
 
家を出ることができる。
 
 
我ながら思考がおかしいけれど
 
 
本気でそんなことを思っていた。
 
 
 
母は
 
 
「あーあ。」
 
 
と言った後、
 
 
「堕ろすなら早い方がいいよ。」
 
 
とだけ言って電話を切られた。
 
 
母がどんな心境だったかは


後々母から聞かされることになる。
 
 
 
若い2人の結婚は
 
 
順風満帆なわけがなく
 
 
喧嘩が絶えなかった。
 

女の影も見え隠れしていて、
 
 
手に入れたはずの新しい家族も
 
 
心休まる場所ではなくなってしまっていった。
 
 
それでもお腹はどんどん大きくなっていく
 
 
不安でいっぱいだったけれど、
 
 
赤ちゃんが産まれてきてくれることは
 
 
楽しみで仕方がなかった。