元々勉強ママだったが、
中学生になると加速した。
小学生の間は
低学年から塾に通っていたこともあって、
何もせずともいい点数を取れたけど
中学生になると
テストの範囲が広いのだ。
テスト期間中は外出禁止。
学校から帰ったら1日6時間勉強すること。
そう課された。
勉強しているかどうか
そーっと足音を消して母親が確認しに来る。
ドアを勢いよく開けて
勉強してなかったら怒られる。
私と姉は、
ドアに勉強机の背を向ける形に
模様替えをした。
なのに、近づいてくる母に気付けないことも多く、
本を読んでいた場合は、
勉強しないからという理由で
その本を捨てられた。
1日にあんなに何回も来るなんて、
母は相当に暇だったんだろう。
テストの点が悪かった日は、
本当に家に帰りたくなかった。
特に80点以下だと酷く怒られるので、
79点だったりした時は、
先生の採点ミスを必死で探し、
漢字の点がなくてはねられている場合は、
点をこっそり書き足して丸をもらって
80点にしたりしていた。
大人になった今思い返すと
相当ずるいことをしたなと思うけれど、
その当時は
「良かった。これで怒られない。」
「これで大切な物を捨てられない。」
その一心だった。