とにかくガキの頃からP-90が大好きなのです。ピックアップの代表選手としてハムバッキングとシングルコイルというのが一般的に知られているピックアップの呼称ですが、なぜかP-90だけは製品名で”ピーキュウジュウ”って、呼ばれているのです。なんでだろお〜

 

 先日も大御所のギタリスト兄貴から「おっ、P-90じゃん!いいねぇ〜」と、お褒めの言葉をいただきました。なんか仲間意識のような感覚が芽生えるのもこのピックアップの特徴かもしれませんね。古いクルマに乗っていて同型年式のクルマを見かけるとつい声をかけちゃう!みたいな感じに近いかもです。

 

 P-90に関しては、さらに詳しい情報がネット上を探せばあるので割愛いたしますが、クリーンなシングルコイルPUのようなサウンドから、歪ませてハムバッキングPUのようなサウンドもイケちゃうところがなかなか最高なのです。一般的には、コントロールが難しい、ハウリングを起こしやすいと言われていますが、このSGに関してはそういったデメリットがまったく見当たりません。

 

 

 画像は、約27年前に制作されたハナムラ楽器メイドのマホガニー単板一枚板のSG。ボディ厚は通常のSGより約5mm厚い板を使用。通常裏側の木をざっくりえぐってエスカッション・コード類を通すのですが、「木を無駄に彫らない」というハナさんの意向で、すべて”トンネル工法”にて処理されています。当然、鳴りはいいわけです。そしてこのSGに搭載しているのがダンカンのP-90-1 ビンテージです。一応こだわりがあったので、ドッグイヤータイプではなく、ソープバータイプにしました。音に違いがあるわけではないんですけどね(笑)なんとなーくクリーム色のソープバーが好きなんです。

スペックは以下の通りだったかと思います。

■ボディ:マホガニー単板一枚板
■ネック:マホガニー/指板:ローズ
■ピックアップ:FR共にセイモアダンカン社製「SP90-1 vintage soapbar 」
■塗装:ウイスキーと中国墨(染塗装)ラッカー仕上げ

 

〜ハムバッキングとP-90の比較です。〜