今回でIDS関連の投稿は最後にしたいと思います。

IDSの技工関連で気になるのは機材かと思いますが、僕はCAD/CAMに詳しいわけでもないし、今のと何が違うのかがはっきり言ってわからないです。デンチャー、テック、ワックス、模型、ジルコニア、ニケイ酸リチウム等のあらゆるものが、CAM加工機や3Dプリンターで加工出来るようになってました。そんな事は予想できるし、この先どんどん便利になるのはもう見えてます。

ですから、今技工作業がどんどん簡略化して、「だれでもいい物が簡単にできる」時代になってきてます。けど、簡単と言っても、昨日今日はじめて、すぐにトップクラスになれるわけでもなく、研鑽する事は絶対に必要だと思いました。なので、若く、早くから手をつけれるといい未来があると思うんですよねー。わからないですけど(笑)


でも一つ確信できた事があります。

人は「複雑で、難しくて、凄いモノ」を作りたいし、作れるようになりたいって思ってるって事です。

今回いろんな人のライブデモを見ましたが、ポーセレンパウダーを築盛してる人には多く人は集まってました。(ステインでも集まってくれますが、過程が少ないからか、少なめな気がします)

みんな過程が、知りたいんじゃないかなと思いました。今SNSや雑誌で完成したのはみんな見てるから、それをどうやったら出来るのかが知りたい。

だから、築盛のデモは人気なのかなと勝手な分析をしております。


話は変わりますが、今回IDSツアーにinitial の生みの親 Michael Bruschの講演も聞かせていただく事が出来ました。やはり生みの親の言葉は熱く、なるほど〜って思うことがたくさんありましたので、そのテクニックを使って、これから歯を生み出していきたいなと思いました!

何か気になると思いますので、一つだけ明かしたいと思います。 『initial は天然歯を作りたい、天然歯の構造を真似て作りたい』って思って作ったって事でした。





今このデジタルの時代に何10年も前から言われてるこの事はやはり大事だと思いました。天然歯への飽くなき追求はまだまだ続いてます!

これはBrusch だけじゃなく、ほとんどの技工士が天然歯を作りたいと思って、やっているんですよね。それを軸として、材料が良くなってるのを忘れてはならないと思いました!だから築盛ってずっと人気があるのかなと思いますし、僕もしっかり築盛が出来るように日々修行しなきゃと痛感しましたね😆




今回IDSツアーに参加させていただいて、たくさんの出会いと、経験と、勉強することができて、本当に良かったなぁって思いました!

一緒に行動出来た皆さん、GCさんには感謝、感謝です。ありがとうございました!