遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

今年は希望的な年になりそうな気がしています。(去年も言ってましたが)

プラス思考で頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。






「私は薬を売りたいというよりは、本当に先生に必要な情報を提供したいんです。


と、少し仲の良い製薬会社のMRさん(営業マン)が先日話していた。

営業マンにしては珍しく、といっては失礼だが、

売り込み一辺倒な姿勢はなく、純粋な人である。

そういう人柄が親しみやすく、個人的によく話す仲になったが、

先日異動になってしまい、会えなくなってしまったのが残念だ。




製薬会社にとっては、医者が薬を使ってくれることは大変な利益になるから、

私のような下っ端医者にも大変うやうやしく薬を紹介してくれるし、時に接待めいたことを提案してくる人もいる。


この蜜月関係がエスカレートして、

バブルの頃は、相当なものだったらしい。

遠隔地で学会があれば、その往復の交通費や宿泊費はもちろんのこと、

滞在先のホテルでエレベーターに乗るときに、

「下までの交通費です」

と称して1万円札を渡してくる人もいたとか何とか。


その辺の「逸話」の数々は、私の先輩ドクターのブログ に紹介されているので、

興味のある方はぜひお読みいただければ。



私も研修医のころは、指導医に連れられて、

MRさんと共にいかがわしい店に連れていかれたりもして、

本当にMRさんは大変だと思ったものである。

忘年会シーズンにもなれば、ほぼ毎日飲みに付き合わされるのだとか。

健康のためのある職業なのに、これでは本末転倒じゃないかと思ってしまう。

数年前にそうした過剰な接待は禁止されることとなり、

現在はその辺りはだいぶ改善されて、健全な関係になってきている。

MRさんも医者とパートナーという立場で、

お互い尊重し合う関係が一番良いと思う。



最初のMRさんも、営業マンとしては少し弱いかもしれないけれど、

医療者としては信頼できる人だと感じている。

お金が絡めば綺麗事ばかりでは解決できない部分も多々あるが、

それでも医療の本来の目的を見失ってはいけないと思う。


ジョン・レノンの歌詞のように、

夢見がちだと言われるかもしれないけれど、

医療界も清い世界であってほしいと、今日も願っている。