こんにちは。
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「メンバー同士、和気あいあいと仕事するのはいいんだけど、肝心の業績がついてこないのは問題・・・」
「企業である以上、業績は重要。リーダーが職場のしあわせを求めて、本当に結果が出るの?」
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■一見、遠回りに見えても・・・
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実は、
しあわせ職場が、成果に結びつくことは、
マサチューセッツ工科大学のキム教授の
研究で証明されています。
キム教授は、
成果という、組織の「結果の質」を
高めるためには、
一見、遠回りに見えても、
まず、メンバー間の「関係の質」を高めるべきだ、
と発表されています。
メンバー同士、互いに尊重し合う
「関係の質」が高まると、
↓
いい雰囲気のもと、
メンバー個人の「思考の質」「行動の質」も高まり、
↓
成果に結びつく(「結果の質」の向上)
↓
さらに、信頼関係が深まる(「関係の質」の向上)
という好循環のグッドサイクルが回りだすというのです。
逆に、一見、近道と思われる、
「結果の質」をはじめに求めてしまうと、、、
結果を求めるがあまり(「結果の質」)
↓
対立、ダメだし、命令、指示が増える
(「関係の質」低下)
↓
失敗しないように、受け身、消極的に
(「思考の質」「行動の質」低下)
↓
さらに成果が上がらない(「結果の質」低下)
という悪循環、バッドサイクルが回ってしまいます。
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■とはいえ、ミスを注意すべきときはどうするの?
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とはいえ、
「結果を厳しく求める必要もあるよ」
「部下がミスしたときはどうすればいいのか」
先日、セミナーで、グーグルや日本マイクロソフトと並び「働きがいのある会社ランキング」トップ10の常連会社の経理部長 小林嘉男さんがヒントをくださいました。
小林さんは、部長として、グッドサイクルを回すためのさまざまな工夫をされていましたが、
実は、部下には常々「仕事には鬼になれ」という「結果の質」に目を向けたメッセージを伝えていたのです。
でも、これには続きがあります。
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■「仕事に厳しく、人にやさしく」
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小林さんは、
仕事は「プロとしてのこだわりを!」
一方、「人には寛容であれ!」
「仕事に厳しく、人にやさしく」という
対にしたメッセージを伝えていらしたのです。
人は機械ではないので、ミスは当然つきもの。
「プロとして、仕事の品質を極限まで高める努力はしよう」
でも、
万一、ミスが起きてしまっても、
「人を責めるようなことはしない。人には寛容であれ」と。
では、ミスの原因を追及しないのかというと、
そうではありません。
人を責めるのではなく、
一緒に原因を突きとめ、
一緒に改善策を考えていこうという姿勢でいらっしゃいました。
「なんで、こんなミスをしたんだ!」と
人を責めるのではなく、
「どうして今回のミスが起きたんだろう?一緒に原因を突きとめよう!」
「ああ、こんな原因があったんだ。それでは仕方ないよ。次回再発しないように一緒に改善していこう!」
という姿勢を貫くとおっしゃっていました。
まさに、「仕事に厳しく、人にやさしく!」
小林さんの職場は「働きがいのある職場」でもあると同時に、社内でも評価の高い「結果も出し続ける職場」でもありました。
「仕事に厳しく」するからこそ、やりがいや達成感も味わうことができ、「働きがいのある職場」になる。
その際、「人にやさしく」するからこそ、ミスを恐れずにチャレンジでき、「結果も出し続けられる」。
まさに、グッドサイクル。
やはり、「結果の質」を求める際に、
「関係の質」への配慮を念頭に置いていたのです。
小林さんが書かれたこちらの本も大変オススメです。
『職場を幸せにするメガネ ~アドラーに学ぶ勇気づけのマネジメント〜』
本日のまとめ :
結果(業績向上)がほしければ、まず、
職場の「関係の質」を高める
=しあわせ職場をつくる!!
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
リーダーもしあわせ。
職場もしあわせ。
そして、結果も出る。
そんな職場づくりを応援しています!