2年前の春休み
元気だった峻と、最後の旅行。


急に思い立って決めたので、凄い場所ではなかったけど
子供達は大喜びで、
テラスにイスを出して海を眺めたり
大きなベットをピョンピョン飛び跳ねて大騒ぎして
『今日はここにお泊まりなの!?』と
大興奮だった。




魂?が、何かを感じていたのかな
振り返って思う事がある。

この頃、何故か私は
もっと一緒にいなきゃ
楽しい思いをさせなきゃ
家族を大切にしなきゃ
って気持ちが、やけに強かった。

家では夕食後にWii対戦して騒いだり、
夫と子供達だけで公園なんかに出掛けた後、一緒に行かなかった事をひどく後悔したり、
子供達の写真の飾り方 縁起悪い感じがして変えてみたり…。

急に家族旅行を思い付いたのもそのせい。


そして、このあたりから、
GW に峻が眠ってしまうまでの記憶が
とても鮮明で…

この季節になると
あの頃の気持ちと一緒に
子供達の声、表情、空気感を思い出す事が出来る。

鮮明に。

春なのに
辛い季節になってしまった。。

桜桜桜桜桜桜

峻、現在入院中。

レスパイトの療育センターから
かかりつけの大学病院へ病院

レスパイト先では、まだまだ峻に慣れてくれてない…。
看れません、と途中で中止になったレスパイト先もある。

こんなに血圧が変動するお子さんは、
とか
こんなに不安定なお子さんは、
とかとか。

担当が変わる度、いちいち驚かれる。

「はい、そうですけど何か?」
「在宅で生活出来てますけど何か?」



体調が悪くなるのは仕方がない。

ただ、丁寧にケアをして欲しい。

7ヶ月の入院生活で、ようやくたどり着いた峻に一番合ったケア内容。
一つの漏れもないようにケア表を作り伝える、親の気持ちを理解して欲しい。




脳障害に負けないように生きてるんだから、簡単なはずはない。


でも

峻は、何も何も悪くない。