今週は春の天皇賞が行われます!
では、出走する馬のステップレースをまとめてみたいと思います。

ダイヤモンドS
1着 フォゲッタブル
2着 ベルウッドローツェ 
4着 メインストリーム
5着 トウカイトリック
7着 メイショウドンタク
取消 ジャガーメイル

フォゲッタブルが重賞初制覇をしたレース。
昨年菊花賞2着やステイヤーズS1着など長距離路線で活躍しており、本格化の一途。
ただし、ここからのぶっつけなのが気になります。
なお、ここではジャガーメイルが出走取り消し。

京都記念
2着 ジャガーメイル
4着 ホクトスルタン

ブエナビスタが久々の勝利を収めたレース。
先週取り消したジャガーメイルが2着に突っ込んできた。
また、3着にはドリームジャーニーが入っていた。

中山記念
1着 トーセンクラウン
2着 テイエムアンコール

本来なら1800の中山記念はステップレースにならない。
さらに、今年は雨の不良馬場でのレースというホントにステップか?という疑問のわくレースでした。
ところが、この後この2頭が良績を収めます。
それは当該レースで。

阪神大賞典
1着 トウカイトリック
2着 ジャミール
3着 メイショウベルーガ
5着 ホクトスルタン
7着 ゴールデンメイン
10着 ベルウッドローツェ

トウカイトリックが久しぶりの重賞制覇を決めました。
1番人気はメイショウベルーガでしたが、惜しくも3着。
ただ、この3頭は接戦でした。
そういえば、トウカイトリックは8歳。
まさか、去年のカンパニーの再来か!?

日経賞
1着 マイネルキッツ
2着 エアシェイディ
3着 トーセンクラウン
8着 ナムラクレセント
10着 エアジパング 

昨年の天皇賞馬マイネルキッツが見事勝利!
2着のエアシェイディは9歳馬初のGI制覇を目指します。
また、ここでの3着にいるのがトーセンクラウン。
つまり、ここで中山記念組が激走したわけです。

大阪杯
1着 テイエムアンコール
2着 ゴールデンダリア

ここでも中山記念組がまさかの激走!
前走に続き人気を落としていたテイエムアンコールが鮮やかな勝利。
2着にはゴールデンダリアが入り波乱に。
3着はドリームジャーニー。

とりあえず重賞はこんな感じです。
オープンも見てみますが。

はたして、どうなる??

荒尾競馬場では九州産馬限定重賞競走が2つあります。


1つは、3歳限定のたんぽぽ賞。

もう1つは3歳以上なら基本的に勝っていれば出られる霧島賞です。

この2つのレースはもともと小倉競馬で行われていたレースでしたが、97年から地方競馬九州3場で持ち回りしていました。

その後、中津競馬が理不尽な廃止に遭ったため(この影響で杉村騎手・佐藤騎手が荒尾に来ました)、佐賀との2場持ち回りになりましたが、2001年からは荒尾の名物レースになりました。


それでは、地方に引っ越してからの勝ち馬を見ていきましょう(^∇^)



1997年 佐賀 1800 ウットマン 佐賀  北村欣也
1998年 荒尾  1500 ウットマン 佐賀 北村欣也
1999年 佐賀 1800 インターネット 中津  安東章
2000年 中津  1760 シンセイマーク 荒尾  牧野孝光
2001年 荒尾 1500 アイティースワロー JRA 太宰啓介 
2002年 荒尾 1500 マークオー JRA 熊澤重文 
2003年 荒尾 1500 カシノコールミー JRA 西原玲奈 
2004年 荒尾 1500 ベルガモットシール 佐賀 山口勲
2005年 荒尾 1500 キングプログレス JRA 吉井浩和
2006年 荒尾 1500 ターボフラッシュ JRA 鮫島克也 
2008年 荒尾 1500 ナセ 佐賀 鮫島克也
2008年 荒尾 1500 テイエムジカッド JRA 村島俊策 
テイエムミゴテカ JRA 和田竜二 
2009年 荒尾 1500 カシノヨウスケ JRA 吉田隆二


(2008年のナセ優勝時は2007年馬インフルエンザによる影響での中止の代替開催)


最初に荒尾で開催された98年はウットマンが優勝!

地方競馬の馬が力を見せつけました。

ウットマンはよく、ウッドマンのパチモン(こらこら)とか言われていますが、実際のところは大活躍した馬なんですよ。

佐賀に来る前も交流重賞になる前の全日本サラブレッドカップや名古屋大賞典で優勝しています。


そして、2001年以降です。

まずは、アイティースワローが優勝。

ですが、この馬の本来の活躍する場だったのは芝だったのでは?と思っています。

いかんせん、体質が弱く順調にレースを使えなかったという悲運も重なり重賞挑戦は2回。

しかし、そのうち1回のシルクロードステークスで3着!

やはり、強かったんです。


2002年のマークオーは平地も障害も何でも来い!という万能な馬!

平地では早々と2勝、障害でオープン含め3勝、地方では2勝という馬です。

障害オープンでは2勝ですが、この時の2着はビッグテースト!

JGI馬すら破っていた実力馬なのでした。

霧島賞も2001年から4年連続皆勤賞!

ですが、2004年は競走除外となり、その後引退。

現在は鹿児島大学の馬術部にいるんだそうです。

がんばれ、マークオー!


2003年のカシノコールミーから血統がちょっと変わります。

2002年までは九州のサンデーサイレンスと言われたマークオブディスティンクション(長い!)産駒が強かったわけですが、この年新たな血統が加わります。

ダンツシアトルです。

宝塚記念を制した馬が九州の馬の父になるというのは血統的にもロマンがあります。

この馬の場合はタフネスさが売りで、西原玲奈騎手とのコンビが印象的だっていう方も多いでしょう。

さらに、最終的には佐賀競馬に移籍し、佐賀記念にも出走!

ごほうび的な出走だったと思いますが、それくらいなくちゃね!

ところで、この馬は今どうなってるのでしょうか?

ちょっとアイティースワローともども気になります……


しかし、2004年では佐賀勢が力を見せつけます。

ベルガモットシールです。

こちらもダンツシアトルの子供で、この霧島賞は鮮やかな逃げ切りを決めています。

この勝利を機に地方でも中央に勝てるんだ!という希望が持てたと思います。


2005年からは再びキングプログレス・ターボフラッシュのJRA勢が制覇。

ですが、このころから九州産馬が変わってきました。

これは、テイエムの竹園さんがきっかけです。

竹園さんはテイエムオペラオーで有名ですが、九州産馬を守らなくちゃ!という気持ちが強い方です。

そんな中で、増えたのが持ち込み九州産馬。

種付けは北海道で行い、生産を九州で行うというものです。

ターボフラッシュは父フラッシュオブスティールですが、キングプログレスは父がキングヘイロー。

なるほどなあと思っています。

そのほかにも、テイエムオペラオーの子供の九州産馬が増えていたりします。


ですが、そんな霧島賞に事件が!

2007年は馬インフルエンザ蔓延で中止に……。

霧島賞が中止になったのこの時だけです。


2008年1月。

昨年の代替開催が行われました。

結果は佐賀のナセの優勝!

父は、サイレントハンター。

ついに、九州産の馬の父が固定されるのではなくいろんな父からいろんな馬が出てくるようになりました。


2008年の本来の大会。

ここでもとんでもない事件が!

最後、テイエムオペラオー産駒テイエムジカッドとスペシャルウィーク産駒のテイエムミゴテカがゴール前で競り合います。

結果はなんと1着同着!!

とにかく、2007年は馬インフルエンザで中止、2008年の本来の開催は1着同着。

本当に、霧島賞はいろんな意味で面白いのかもしれませんね。


昨年の大会はカシノヨウスケがレコードで優勝していますが、その後この馬は障害に矛先を向けています。

ちなみにこの馬の父はコロナドズクエスト、母はカシノリファール。

実は母のカシノリファールも九州産馬!

霧島賞には2回出ていましたが勝てませんでした。

2歳の時にオープン特別も制した馬ですが、ダート適性はなかったようです。

エーデルワイス賞でも2番人気で6着とこけてしまいましたからね……。

でも、九州産馬から、霧島賞を制する九州産馬を生産するとは……これぞロマンなのです(‐^▽^‐)



さあ、今年はどんなドラマがあるのか?

霧島賞という95秒に詰まっているドラマを見つめてほしいと思います!


がんばれ、九州産馬!

みなさんが競馬を見るときに、この人からなら買えるという人はいますか?

もちろん、武豊だったり内田博幸だから買いって人もいるでしょう。

また、GIで佐藤哲三だから何か期待って人もいる。


それでいいんです。

でも、今日はそんななかでもちょっと、いやかなりマイナーな騎手のお話。

だけど、その騎手はとんでもない強運の騎手でもあります。


高野容輔。

今年でデビューして、9年目。

勝ち数は平地・障害を合わせて48勝。

おそらく、多くのファンは障害戦に出てくる高野容の文字でしか知らないでしょう。

さらに言えば、障害戦というのはお昼休みなうえ、JRAも積極的に競走数を増やそうとはしません。

そういった経緯もあり、障害戦というのにスポットが当たる機会は少ないのです。

さらに、障害戦はメインに組まれることは1回しかありません。

オープン特別は仕方ないにしても、せめて重賞は……と思います。

重賞でもあてられるレースは、8~10レース。

メインレースに唯一組まれるレースは中山グランドジャンプ。

J・GIと銘打って行われる国際競争ですが、だったら中山大障害も11Rにしろ!と思います。


おっと、話が横道にそれました。

では、高野容輔騎手について。

通算48勝ですが、これがまた面白いんです。

良馬場よりも重・不良の実績がいいんですよね(^∇^)

ホントか!?と思われそうですが、まとめてみました。


全48勝の馬場状態別勝利数

良 28勝

稍重 10勝

重 7勝

不良 3勝


おい、良馬場が多いぞ!って思う方。

そりゃ、当たり前でしょう。

だって、競馬場っていうのは基本的に良馬場でレースができるように調整するもんです。

でも、勝ち数の割に重・不良の勝ち鞍は多くないですか??

これを比率にすると20.8%!

結構、重や不良で良い実績が多いんです。


で、さらに。

高野騎手の年度別初勝利の馬をあげましょう。(なお、なにも付いてない場合は平地のレースです)

2002年 ウエスタンデンコー(500万下)

2003年 シルクフローラ(未勝利)

2004年 ホッカイアムレット(未勝利)

2005年 クロスファイア(500万下)

2006年 未勝利

2007年 イブキサブデュー(障害未勝利)※これが唯一の勝利

2008年 トーホウシャイン(GIII・マーメイドステークス)※これが唯一の勝利

2009年 スナークマイハート(障害未勝利)

2010年 メルシーモンサン(JGI・中山グランドジャンプ)


こうあげてみると普通だな~とか思う人が多いでしょう。

でも、2008年はトーホウシャイン、2010年はメルシーモンサンと穴をあけて初勝利となっています。

そして、高野騎手は2008年のトーホウシャイン以降何かが違うといわれています。



2009年の小倉障害未勝利戦。

前で逃げていたニシオハンセルとトウカイフラッグの争いの間を1頭の馬が駆け抜けて勝利を収めました。

その馬こそ、メルシーモンサン。

のちの中山グランドジャンプウイナーです。


この、高野容輔という男。

本当に突然、激走を見せます。

不思議な星の下にでも生まれたのかというような。

とくに重・不良馬場で。


とにかく、今後、重・不良馬場で高野容輔騎手騎乗の馬を見つけたら注意してみてください。

ただ、騎手だけで人気を落としているようなら……その時は本当に人気薄でいいのかレースを見てみる価値があるでしょう。