またまたお久しぶりです
今回は先日行ってきた糖蜜採集について書こうと思います。。
すこし早めの3時に現着してとりあえずヒレンジャク(大脱線)
ヒレンジャクは冬鳥として日本の高標高地に渡来し、2~3月にかけて好物のヤドリギが生えている低地に降りてその後渡るバードウォッチャーに大人気の野鳥。今季は見れないかな~と思っていたが見れてラッキー
その後日が暮れたので早速糖蜜を撒いて回る
早速大量のキリがが。普通種でも来ているとけっこー嬉しい
↑スモモキリガ その後もスモモ、ブナ、テンスジ、カシワオビ、フサヒゲオビ、ホシオビ、キバラモクメなどの様々なキリガが。
しかしその時はやってきた
全部スモモかなぁ ってえ!!!?
ミツボシキリガ Eupsilia tripunctata Butler 越冬キリガだが、多くは初春に見られるいいキリガ。名前の由来の背中の銀白色の模様から「ミッキー」と呼ばれ親しまれている。
その後も
沢山の追加が
今季初の野外直翅なんかも
そして次は予想外の収穫が
ヨモギキリガ Orthosia ella 名前の通りヨモギが食草のキリガで、ヨモギが多く取れる河川敷でよく見つかるキリガ。しかし普通種というわけでもなくちょいレアといった印象。
さてさてここでキリガのレア度について少し話します。
そもそも糖蜜採集ってわりかし歴史が浅いので、糖蜜採集についてのブログ記事ってあんまりないんですよね。そんな僕たちがキリガの情報をどこで仕入れているのかというとズバリむし社がだしている「日本の冬夜蛾」という図鑑であり、詳細は省きますが、そこで各々のキリガにはレア度が設けられていて、それを超素人目線から解説すると、
★ 普通の公園でもかなりとれる。フルコンプも一年で臨めるレベル。
★★ ピンキリだが、難しいものはしっかり植樹などを調べて臨まないと厳しい
★★★ 普通にやっていたらまず取れない。有名産地でやればとれるものは少なくない。
★★★★ 自力は相当難しい。そもそも食草が少ないものやかなり標高がないと難しいものなど。
★★★★★ 学生では不可能に等しい。基本的にかなりの標高がないと臨めない
★★★★★★~ 魔境 普通に絶滅疑惑とかザラ
みたいな。ちなみに今回はミツボシが★★、ヨモギが★★★です。ちなみに★★★★はムラサキミツボシキリガ、カギモンキリガ、サヌキキリガなどなど。かなり鬼門です。
まあレア度は個人のフィールドにもよるので、あくまで参考レベルです。
そんなわけで1時間半ほどで撤収。100匹程のキリガに恵まれ、楽しい採集になりました。
次はなるべくすぐ書きます。 それでは