<秋学期の総括>

 

だいぶ間があいてしまいましたが、無事、秋学期が終わりました。

成績は、ミクロ経済がぎりぎりのところで平均gradeなってしまって残念ですが、Analytical Politicsは上位2割に入れましたし、統計も満足できるgradeでした。よかった良かった。

 

シカゴに到着してから気付けば3ヵ月。

英語力自体はそれほど伸びていませんが、大学の手厚いサポートのおかげで授業もついていけましたし、友達も思っていたより大勢出来ました。留学生が全体の半分を占めるので、ハリスは意外とインターナショナルな感じです(アメリカ人の友達を作るのはやはり難しいですが)。

他の大学に留学している友人によると、留学生といってもすでに学部を米国で卒業している人も多く、思っていたよりアメリカ色の強いところもあるそうです。

 

冬も到来していますが、今のところ寒い日でも-10度を下回ることはあまりないので、何とか過ごせています。ただ、バスが突然一本消える謎現象のせいで外で30分くらいバス停で待たされることもあり、さすがにそういう時はつらい。

 

 

<とうとう感染してしまいました>

 

一方、先月には食中毒、そして今月は新型コロナに感染してしまいました。

食中毒は生牡蠣を食べたせいなので、完全に自業自得なのですが、コロナの方はせっかく留学に来ている以上、他国の友人も作るべきだという気持ちがあり、その一方、やはり迂闊だったと反省しています…。ただ、濃厚接触者に接触した後、幸運にも誰にも会っていないので、他人に移している可能性がないのは本当に良かった。

 

感染から症状改善まで時系列にすると以下のとおりです。

 

- 12/12

友人の紹介で仲良くなったパキスタン人の同級生に誘われ、試験の打ち上げに参加。

- 12/14夕方頃

喉の違和感や体のだるさを覚え、風邪の前兆かなと思う。

- 12/15

高熱、頭痛、息苦しさ、味覚もほぼなくなるなど症状悪化。あまりにつらいので日本から持ってきたカロナールでしのぐ。3日前に会った友人のうち二人から陽性との連絡がきて、「これは自分もコロナかもしれない」と怯える。

- 12/16

微熱になったが、そのほかの症状は継続。引き続きカロナールを飲むが手持ちが切れそうで焦る。メディカルセンターに連絡し、二日後に検査のアポイントメントを取る。大学からも濃厚接触者なので検査を受けるようにとの通知を受ける。3人目の陽性者発覚。

- 12/17

熱は下がり、頭痛もなくなったが、今度は咳が止まらない。4, 5人目の陽性者発覚。自分を含めると、11人中6人が感染しており、完全にクラスターと化す。

- 12/18

症状がかなり改善し、普通に起き上がって生活できるようになる。検査を受け、同日夜に陽性との診断を受ける。

 

優しい友人がスーパーで代わりに買い物をしてくれたり、日本にいる妻や両親もとても心配してくれて、優しさが心に沁みる1週間でした。

また、私は家で療養したのですが、手厚い体制を確保していただいている医療機関の方々に、改めて感謝の気持ちを強くしました。

(こちら検査が非常にスムーズで、土曜にも受けられるし、10時間後の夜11時に検査結果の通知が来るのには本当に頭が下がりました。)

 

 

日本は今のところ感染者が少ないと思いますが、オミクロンの脅威もあり、予断を許しません。また、シカゴでも着実に状況が悪化しており、一日当たりの感染者だけで見れば、すでに2020年4月頃と同水準まで悪化いるのが分かります。

 

https://www.chicago.gov/city/en/sites/covid-19/home/covid-dashboard.htmlより)

 

コロナ前の日常が帰ってくるのはまだまだ先になります。

リスクと経済活動の両立という難しい局面での舵取りは、どの国においても続きそうです。