「たそがれ」「ごますり」「うらなり」「むっつり」「ひよりみ」「だんまり」
藤沢周平がクセのある人物というか、人間的な欠陥を持つ武士を題材に取り上げるようになったのは、おそらく「用心棒日月抄」あたりからだと思いますが、その独特のユーモアがバツグン。
本書に入っている「臍曲がり新左」もその流れです。
まぁ、人間的には普通なんでしょうが、ちょっと頑固者みたいな設定。
だけど、人情味があります。
隣家の平四郎と自分の娘よしえが仲良くなっているのをにがにがしく思っている。
その反面、娘を平四郎に嫁がせたい気持ちがところどころに…。
素直に言えない親心といえば、そうなのかもしれませんが。
「臍曲がり」という設定が、何となく微笑ましい。





