フィドラーズ・ドリーム



辛口評論家・佐高信が藤沢周平を評価するのは、


同じ山形県出身で元教師ということだけではない。


社会の底辺に生きる人々に対する何ともいえない優しいまなざし。


そこに共感している。


英雄史観を欲する多くの日本人経営者。


それは分かる。


中には藤沢周平の哀愁を好む人もいる。


「三屋清左衛門残日録」には、藩の用人をつとめた武士の人生を達観する姿が日々の暮らしの中で描かれていて、味わい深い。


家族、兄弟、友情、裏切り、決別…。


いずれも、静かなタッチです。