「いま、多くのひとたちが、他人の言うことにゆっくり耳を傾けないし、ひとには自分のことを言わないで、恥をかかないようにしています。対等におたがいを主張するとか、相手がなにを考えているかを理解しようということが本当になくなった。これは文明の敗北といえるようなものだと思います」


文明が発達してきた結果が、敗北ということなのか…どうか。


もし、そうだとすると、恐ろしい世界や。


著者・鎌田慧は、社会の底辺で働くひと、いじめで自殺した子供たちの家族、権力に抵抗するひとのことを40年書いてきた貴重なライターの1人。


私は30年ほど付き合ってますが、この人は一貫して「反権力」。


昨日出た、この本のタイトルには考えさせられました。


今、どこにいても何となくうるさい世の中。本当はもっと静かで、じっくり何かを考え、ひととは異なった独自の思考と行動で社会を見る、そういうことができるのと違うかなぁ。


「心を沈めて」というのは、分かりませんが、「耳を澄ます」というのは、分かります。


何でもじっくり話す、お互い納得いくまで話す、議論するーーそういうことが大事なんですよね。