永遠になったと俺は思うよ。 | NEiN 舜 オフィシャルブログ「音の凪の向こうに。」Powered by Ameba

NEiN 舜 オフィシャルブログ「音の凪の向こうに。」Powered by Ameba

NEiN 舜 オフィシャルブログ「音の凪の向こうに。」Powered by Ameba

バンドやってれば色々あるさね。
ちょっと今回は長くなるよ。

やっぱり付き合いの長いバンド、関わりの深いバンドがなくなるのは寂しいなと単純に思うよ。

自分は解散を経験したことはほとんどなくて、実はJILSだけだったり。
(他は全部脱退しているというこの事実!)
しかもそのJILSは再びステージに上がる機会を頂いているわけで。


二度と会えない。

というものは経験していない。


おそらくOZというバンドには二度と会えないのだろうと思っている。

人生何があるかわからないのだから、もしかしたら30年後くらいにまた会えるのかもしれない。
まあ、30年たってたら、なつきはシャウトした瞬間にブッ倒れて運ばれるかもしれないが…。

いや、昨日がやはり最後なのだろうと思っている。

出会いは2006年くらいかな?
雅史が嬉しそうに「いいバンド見つけたんですよ~!」って、紹介してくれた。

ギターのたまちゃんはバサラのファンだったってこともあり、最初に会ったメンバー。


それから一緒に飲んだり、ライヴレコーディングやマスタリングを手伝ったりするようになって、彼らと過ごすことも多くなった。
意外とメンバーでよく話すのはあきくんとなつきで、(たまちゃんはあまり自分からしゃべろうとしないので好き好き度は伝わってくるのだけど、あんまり会話しなかったw)二人とはライヴを見に行った時も、レコーディングの時もよく話をした印象がある。

あきくんはC4時代にファンの方に「彼の誕生日ライヴがあるのでメッセージカードを書いてくれ」なんて言われて、本人をよく知らないままに(俺はともかく他のメンバーは特に)メッセージを書いたこともあったっけ?笑

DETOXのPVでは雅史のゴリ押しで、なぜかたまちゃんが俺のギターを使い、撮影していたこともあったな。
(現在は偽聖飢魔Ⅱで参謀のメインギターとなっているアレだ)
本人は嬉しそうにしてたけど、なんか押し付けがましかったのではないかと今も俺は気にしている。

2010年、2011年は俺の誕生日に出演してくれて、お祝いの言葉やプレゼントももらった。
一緒に撮影なんかもしたっけ?

2011年のプレゼントは扇風機w

ちなみに今年はずったまからルンバ的なやつをもらった。(本物のルンバはえらく高いらしく、それらしい感じのやつだw)


正直な話をすると、初めて彼らを見た時には実は何がいいのかよくわからなくて、
大変失礼ながら、人気が出るとも思っていなかった。

しかし、年を経るごとに彼らの成長具合は著しく、気づけば海外公演を成すまでになっていた。

帰国してからのライヴを見た時にメジャーアーティストの様だと思い、素直に「かっこいい」と思ったのを覚えている。ライヴが始まった瞬間、鳥肌まで立たせてくれたのだから。



それ以降、彼らのライヴを見る機会も少なく、若干疎遠になったり、イベントに誘っても「無理っすね!」と軽くあしらわれたりw

彼らの成長を見守って、手伝えることがあればやれることはなんでもやってあげたいと思うようにして、時は過ぎていく。


でも今年の俺の誕生日にはどうしても彼らに出て欲しくて、せめてセッションでメンバーの誰かだけでも、と、ずったまを誘ってみた。

二人は二つ返事でOKをくれたのだけど、色々と事情が重なり公表は誕生日の1ヶ月前となった。


そしてその前から公にされた解散発表。


そんな結末は誰も望んでいなかったし、「馬鹿じゃねえの?」と正直思った。
だって、今からが頑張りどころだろうって思っていたから。

でも、とっくに色んな人から意見をもらって、それでも本人らが出した結論に俺は何も言えなかった。


そういう事情もあるし、誕生日に出てもらうのも少し考えた。

セッションなんかやってる場合じゃなくね?って。


でも、彼らのその後を考えた時に、「次はいつステージに立つかわからないのだから、少しでも楽しい時間はあっていいんじゃないのか」、と、やはりセッションメンバーに立ってもらうことを決断。

やっぱりやってよかったよ。

すげえ二人とも楽しそうだったもん。

前日は我が家にお泊り。

ずっきはうちの猫どもに海苔を持って必死に媚びていたが、断然たまちゃんのがモテモテ笑

おかげで彼の就寝時間も遅くなってしまったようだが…



誕生日の日もずっと一緒に過ごしてくれて嬉しい限り。
たまちゃんがダウンして寝てしまったあとは、ずっきのハイパーズッキータイムで我々を楽しませてくれた。

ちゃんと動画も残ってるからな笑


-------------------------------------
迎えた16日。

俺はその予定を知っていた為、聖地幕張に行くことはせずに渋谷に行こうと決意していた。


ライヴが始まっても全然実感とかなくて。

昔の曲もたくさんあって、俺は嬉しかった。
最後のベスト盤をマスタリングさせてもらった俺は全曲知っているのだけど、やっぱり初期の曲が好き。

や、もちろん個人的な好みであって、どれもかっこよい曲だと思っている。


ライヴとしては4時間ほどか。

普通なら飽き飽きしてしまう長さだが、昨日は全くそれを感じなかった。
本当にかっこよくて、素晴らしいライヴだったと思う。


後半あたりから急に実感が湧いてきて、

MCで

「今日でOZは終わってしまうけど」という言葉が出てくる度に、

俺は
「終わってしまうけど、明日からは…」

「OZ-R (リターンズ)」とか、

「OZ-SS (スーパーズ)」とか、

「OZ -2nd season-」とか、

「が、始まるよ!」

っていう言葉が出てくるんじゃないかと心なし期待していた。



まあ、そんなこともなく彼らの最後のステージは終わってしまった。


すべてが終わり、機材の撤収が始まっても多くのファンの子がアンコールを求め続け、


俺は「彼らは良いファンに恵まれたな」と、心底思った。


自分がステージを去る時もそうであったら良いと願わずにはいられなかったよ。

ま、自分がステージを去ることはもはやないと思っているけどね笑



楽屋に挨拶に行った時になつきに

「俺の分も頑張ってください!」

と、言われた。



馬鹿言ってんじゃないよ。

バンドはやんなくても音楽やるならまだ同じ土俵だよ。

バンドだけが全てじゃない。
音楽はいつでもどこでもできる。

綺麗ごとに見えるかもしれないけど、実体験してる俺が言うんだから少しは信憑性あるだろ。

俺のバンド人生はC4ですでに終わっている。

今は自由にやれることをやっているだけ。

何モノにも縛られず、本当に音楽だけを楽しんでいる姿だと自負している。


みんなそれでいいよ。


ステージに上がりたくても機会がないなら、俺が無理やり引っ張り出してやる。

みんなすげえかっこいいミュージシャンだと思うから、

これからもたくさんその才能を発揮する場所はあるよ。


ずっきー、
君のステージでのアピールは顔文字の「\(^o^)/」にしか見えなかったけど、そのタイトでパワフルなドラムは本物だと思います!

なおさん、
いつもクールだけど、ちょっと抜けてる感のある君はすごく接しやすくて、俺にとってはOZイチの癒しでございました。

たまちゃん、
人一倍気遣いで、「昨日よく寝れた?」って聞いても「ばっちりです!」って答えてたけど、ほんとはあまり眠れてなかったのを(猫にモテモテなせいで)俺は知っているw
絶対また一緒になんかしたいね!マッキー!笑

あきくん、
一番よくしゃべってくれる子で、君がいたので人見知りな俺もOZに早々に溶け込むことができました。ギターのことはたまちゃんよりもよく話したよね。また君の誕生日を祝える良いな!

なつきくん、
一番音楽へのこだわりがあって、最も俺に注文が多かったけど笑、そういう向上心はすごく大事です。いつでも力になれることがあったら言ってください。天然なせいでお兄にいじられていたねw そんなバカ正直な面も俺は良いと思うよ!


雅史、
お前がいなきゃOZはここまで来れなかった。いろんな事情があって、途中でOZから離れてしまっても、だ。きっと昨日はお前もO-WESTにいたと思う。彼らはやっぱりお前の見込んだ通りだったよ。最高にかっこいいバンドに逢わせてくれてありがとう。







今は無理かもしれないけど、

またステージで彼らの姿を見たり、同じステージに立てることを


楽しみにしています。



ありがとう。


8年半お疲れ様でした。


OZは最高にかっこよかったし、

永遠になったと俺は思うよ。