REC中。 | NEiN 舜 オフィシャルブログ「音の凪の向こうに。」Powered by Ameba

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本来はすんなりとこの作業に入れてたはずだったんさ。



まあ、今日は色々ありました。



続!徒然なるままに書き散らしたにゃんこと音楽と私の日々。


僕は自分のレコーディングは自分の部屋で行います。



実はギター録音でスタジオで弾いたのはもう10年位前が最後(笑)


ずっと自分の音は自分で録音してきたんですよ。



今はAnnie's Blackさんの音源を録音しております。


今回はメインエンジニアもやらせていただける感じになりまして、結構大変な日々ですよ。



ちょっと、この記事はマニアックというか、バンドしてない人にはあんまり面白くない話になるけど、こういうのもたまにはいいでしょう。



昨今は宅録、つまり自宅録音ですね。


これがかなり普及しており、スタジオで録音したものとあまり変わらないクオリティでアマチュアの方も手軽に作品が作れる時代となりました。


そりゃ、昔はもう1曲レコーディングするのにやれ100万だとか、1日40万円のスタジオで録音!だとか、まあ、それぐらいしないとメジャークオリティな音源は録音できなかったんですよ。

(そんなに金かけても満足いくものが出来るとは限らない)


録音に使う機材単品も値段が高い!


マイク1本100万円とかね。


そんなんじゃ、当然アマチュアの人が手を出せるわけもなく、かと言って自分で録音できる機材はカセットタイプのMTR(マルチトラックレコーダー:4トラックが一般的でしたね)ぐらいなので、まあ、できる物はひどいものでした。※1


※1:カセットタイプのMTRは侮れません。確かに音質は悪いですが、アナログならではのいい感じのコンプ感が出てエフェクター代わりや、録音素材作りに欠かせないのです。



それがどうでしょう、今は普通にバンドの子が作ってきたデモもそれなりの出来栄えなのですよ。


一つには、ハードディスクレコーダーがかなり安価で手に入るようになったこと、安くて質のいいマイク、そして何よりも大変革を遂げたのはギターレコーディングにおける音作りです。


その昔はアンプシミュレーター(実際のアンプを鳴らしたような音が出る機材)といってもほんとお粗末で、それっぽくEQ処理をしただけの代物しかなく。※2


※2:ギターを直接録音機材につないだり、例えディストーション(ギターの音をギャーンと歪ませる機械です)をつないでから録音機材にインしてもペラッペラの「ジー」って音にしかならないのです。それをアンプで鳴らした音っぽく加工する機能がアンプシミュレーターです。



それが今や、実際のアンプで鳴ってる音をマイクで録音するより、正確で鮮やかに再現してくれたりするんです。

もちろん、「っぽい」だけなので、やはり「アンプを鳴らして録音したほうがいい!」という意見ももちろんあります。


が!その「っぽい」が今はしゃれにならんとこまで来てるんです。


10年ほど自宅録音を行ってきた身からすると、あくまで僕個人の意見ですが、


「いいとこ取り」するのが一番じゃないかと。


僕の前の前のバンド(ややこしいなあ)では、アンプシミュレーターのみで音を作ってました。

前のバンドでは、アンプシミュレーターの音にあらかじめ同時録音しておいたライン音(何もつないでいない全く素の音です)をもう一度スタジオでアンプに通してそれをマイクで録音し、シミュレーターの音とミックスする手法を採用。


THE"FUZZ"最新アルバム「BURST DRIVE」では前バンドの手法をより簡素化し、ライン音を家で鳴らせる程度の音の大きさでアンプにつなぎ、それをマイクで録音し、シミュレーターの音とミックスする手法を使いました。


そして、今回はというと、


二つのアンプシミュレーターで同時に音を出し、それをミックスする手法です。


具体的に言いますと、一つはLINE6のPOD.X3やZOOMのG2で作った音、もう一つはパソコン内で使えるシミュレーター「GuitarRig2」で作った音(これがかなり優秀で、かなり本物に近い空気間を出してくれます。が、ちょっと音が細い、パソコン内で処理するので実際に弾くと音が遅れて聞こえる)、この二つをミックスするというものです。




さーて、この段階でさっぱりわからない人には本当にわからない。




まあ、こんな感じで色々自分で実験しながらいろんな音を作っているわけですが、結論を言うと僕は自宅でも十分世の中に出せるクオリティの音源が作れるということが言いたいのです。


こんなことを言うと、全国のレコーディングスタジオの方に怒られそうですが。


もちろん、スタジオにはスタジオにしかない、設備や機材が存在し、それを使うことによってしか出せないサウンドがあることも明言しておきます。




結局、最後にものを言うのはセンスなんです。


バランス感覚も大事です。



自分が気持ち良い音だけ出してても、ただの自己満足です。



バンドであるなら、全体を合わせた時に最も素晴らしい音になることを目指してください。


もちろん、それを優先しすぎて、弾いてても気持ちよくない音になるのはNGです。


僕も多少そういう経験はありますが(苦笑)




だんだんこれを読んでるバンドマンへ向けた記事になってきたぞ。


あと1曲レコーディングしたいから早くこの記事を切り上げたいんだが、語り出すと止まらない。




ま、




楽しければいいんじゃない?



って、全部覆すような言葉を述べてコレ終了。





さっさとレコーディング終わらせます!