初めはこの商品買うつもりじゃなかったけど、

説明係の女の子がかわいくて つい釣られちゃいました。

いっぱい人が群がってるから、端末がぐちゃぐちゃになってんの。

それを必死に直そうとしてるのに、更に厨房がモックの端子カバーのゴム部分壊してたりして、

ニコニコしながら直しますよーとか言ってるんですよ。

しかしなかなか直せずにほっぺた真っ赤にしながら悪戦苦闘。

手伝ってあげようかなと思って見てたら、 こっちに気付いて慌てて商品説明。

しかし、付属のフォンはでかくて俺の耳に入らない。

女の子慌てる。

慌てて別の耳掛け型を用意しようとするも、展示のモックを落っことしてる。あちゃあ。

ふと見ると…なんか持参してるカタログに商品説明のメモがびっしり書いてあるんですよ。

勉強したんだなあ。

でもニコニコと説明はするんだけど、目を合わせようとすると、自信が無いみたいで、サッと下向くんですよ。

最初は他のも見ようかと思ったけど、なんとなく、買っちゃった。

そしたら、レジまで付いてきてくれて商品頼んでくれんの。

そんで清算が終わったら、説明場を少し離れて、俺のこと見て、満面の笑顔で「ありがとうございました!」て。

もう見てらんない。

マジ昔死んじゃった妹思い出したし。

がんばって。