【地中海クルーズレポ】

<8日目>
フィレンツェ観光・午後

旅立つ前、フィレンツェ観光では昼食後に2時間ほどの自由時間があると事前に聞いていたので、限られた時間でどこに行けるかを考えていた。候補として以下のものが挙がった。

◼︎サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局(世界最古の薬局)…①
◼︎ウッフィツィ美術館(レオナルド・ダ・ヴィンチ、ボッティチェリ、ミケランジェロなどイタリアの巨匠の作品が並ぶ美術館)…②
◼︎アカデミア美術館(本物のダビデ像を展示している美術館)…③

この中で、世界最古の〇〇という知識は今後もしかしたらクイズに出題される可能性もあるし、単純にどんな薬局なのか興味があったので①は確定。ダビデ像はミケランジェロ広場やシニョリーア広場でレプリカを見ることができるので③は優先度が低い。西洋絵画は正直あまり興味がないが、いずれ勉強しなければいけないので、ここでしっかり見ておくべきだと考え②も確定。

というわけで、ウッフィツィ美術館→サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局というコースが確定。移動も含め2時間で回らないといけないのでかなりタイトなスケジュールである。

昼食後、早歩きでウッフィツィ美術館に到着。予約バウチャーをチケットに引き換え入場。

ここでは3階にある主要作品をしっかり鑑賞し、その他の作品はざっと眺める程度にした。

ボッティチェリ『ヴィーナスの誕生』

ボッティチェリ『プリマヴェーラ(春)』

レオナルド・ダ・ヴィンチ『受胎告知』

ミケランジェロ『聖家族』

ティツィアーノ『ウルビーノのヴィーナス』

館内はとても広く、1時間弱の滞在時間であった。主要作品を鑑賞した後はすぐに移動開始。15分ほど歩いてサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局に到着。

薬局の内部。最古の薬局とのことだが古めかしい感じはなく、むしろ清潔で洒落た内装である。



ここで母への土産を購入し、急いでバスに戻る。
何とか最終乗車時刻には間に合ったが、猛暑の中走ったせいで体はクタクタだった。

バスの車窓から見えるフィレンツェの街が小さくなっていく。


船に戻り、夕食をとりにレストランに向かった。今日は全員リド・レストランを利用することになる。

クイーン・ヴィクトリアでの最後の晩餐。鮭のバター焼きが堪らなく美味しかった。


ランドリールームが空いていたので、洗濯をした。日本に帰ってからでは面倒くさいので。


20:30になり、ロイヤル・コート・シアターにて最後の観劇。本日の演目はピアノショー。所々に笑いを散りばめたショーで、ピアノの演奏も素晴らしかった。

シアターを後にし、船内を少し散歩した。ロビー、デッキ、レストラン、プール、シアター、ショップ。住み慣れた家のように感じるこの船とも明日の朝でお別れとなる。

隅から隅まで歩いた後、明日の下船の準備をするため部屋に戻った。


こうしてクイーン・ヴィクトリア最後の夜が終わった。

つづく。