おはようございます。

こんにちは。

こんばんは。

しゅんです。


先日、映画「10 クローバーフィールド レーン」を観てきました。

その感想をば。

※ネタバレを多分に含みます。




1とは全く異なるベクトルで作られた面白さ。
続編ではなく別作品だと思って観ることを勧める(※良い意味で)。
最初から最後まで息もつかせぬ展開の連続、テンポよく進んでいく話にどんどん引き込まれていった。
その要因のひとつには音響の効果も多分にあったことも書き残しておきたい。
パニックシーンでの恐怖を煽る音楽、近距離で放たれる銃声直後に耳がキーンとなって聴こえづらくなり、そして徐々にはっきりと聴こえてくる音等々…。まるで自分もそこにいるかのような臨場感があった。
ミシェル(主人公)の頭のキレっぷりにも要注目、賢い美女は無敵。
キャストのジョン・グッドマンの演技と脚本も素晴らしい、
「この太ったじいさんは何者なんだ?」

「悪い人ではないみたいだ…安心…」

からの、「嘘をつかれてる…?実は狂人なんじゃ……」
と気付いてから感じ出す恐怖。。
"敵"は未知の存在だけではなく、人間もそれになりうるんだ、ということを思い知らされる。
そういった点はNaughty Dogのゲーム「The Last of Us」と通ずるところがあるかもしれない。
1はパニックになってからの民間人や政府・軍隊の行動に少し違和感があったが(対応が馬鹿っぽいという意味でも)、
続編と公言されている本作にはそのチープさはなく、1を遥かに凌ぐかなりの良作だと感じた。
本作のロケーションのほとんどが地下のシェルターということで、その意味では本作のほうが1よりもチープなのでは…?と観賞前に予想していた。
だが、その予想は良い方向に裏切られた。登場人物3人の奇妙な人間関係にスポットを当てており、その関係が変化していくという展開に、全くチープさと飽きを感じずにいられた。
今年観た映画ランキング暫定1位。




そうそう、昨日、「パラノーマル アクティビティ5」を観た。
もはや惰性で観続けている本シリーズ(特に前作は酷い内容だった…)。
感想としてまず抱くのが、
この先続くとしてももう観ないだろうな…ということ。
"そこにいる"はずなのに視認出来ないことに怖さを感じていたのがこれまでの作品。それが見えるようになっちゃうんじゃなぁ…。
思わず苦笑してしまうようなシーンもいくつか見受けられ、ストーリーやPOVの新鮮味のなさに正直言ってガッカリ。

もう、いいや。

ここまでくるとPOVである必要もないと感じた。
そもそも、シリーズ通してこれまでの作品ではカメラを回している理由が初めに一応語られているのだが、本作では何故カメラを常に回しているのか謎…。
あと全シリーズ通してというか、ほとんどのホラー映画、パニック映画に言えることかもしれないが、登場人物たちに現実感がない。行動・言動の裏付けがしっかりされていないシーンが多々ある。起きてくるタイミングが絶妙に悪かったり。
なぜ子どもが描いた壁の落書きを消さないのか…。「誰と話しているの?」って何回訊くんだよ…。

といったところで、大して怖くもなく、もとから低かったハードルを越えられなかったと感じた本作、もうしばらくホラー映画は観ないかな……。


まだ観ていないズートピアと、
9日公開のインデペンデンスデイ リサージェンスが楽しみ。


では、(いつになるか分かりませんが)

また次回~ルンルン