こんにちは!
美しさと真心が字からにじみ出る様になる成城書道教室です。
書道には専門用語がいくつかありますが、
今日は「病筆(やまいふで)」についてお伝えしていこうと思います。
これは誤った筆使いによる、あまり美しいとは言い難い線質のことをいい、
代表的なものは「ネズミのしっぽ」というものです。
通常の払った線はこちら。
ネズミのしっぽがこちら。
最後に細〜く、シュッと出てしまっていますね。
ちょっと分かりやすく書きましたが、
すごく不自然な線に見えるのがお分かり頂けるかと思います。
中国語ですが、他の病筆の画像付きで解説しているサイトがありました。
とても面白いですね!
ですが、今はいろんな書き方ができる時代なので、
この書き方は間違っている!
となると、表現の幅が狭まってしまいます。
また私の師匠も、
「病筆として見るのではなく、
その線質がいかに作品に必要か?
作品としてオーラを醸し出しているか?
を見れる事が大事。
病筆に固執するのは、線質を見れない人の評価基準に感じますね」
と、仰っています。
書を見たときに、
おや?
ん?
不自然?
と、感じる部分があれば、
もしかしたら作品の品を落としている病筆があるかもしれない…という事ですかね。
そいういうところも少し頭に入れて書を鑑賞すると、
また違った気づきが得られると思います🌟
本日もお読み頂き、ありがとうございました。
静かに自分と向き合う時間を・・・
8名未満少人数制のアットホームな書道教室となっております。お気軽にご相談ください。
【成城徳田春苑書道教室】
♢毎月第1・3土曜日(振替は第4土曜日)
♢レッスン時間11:00~13:00
♢アクセス(成城学園前駅徒歩2分)
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