旅立ち | Shun&AkkoのDiary

旅立ち

いよいよ明日から世界一周へ旅立ちますビックリマーク
 
 中学位からかな? 俺は世界一周したいと思っていた。
まあ俗に言う「夢」ってやつだ。

 年は二十歳、俺は海外に行った事も無く世界一周を夢見ていた。
ただ漠然と「旅人!格好イイゼ……」なんてさ、
そして、
「手始めにワーキングホリデイでオーストラリアでも行こう! 治安が良いから!」
という結論に至った。

 俺の家は超小規模ではあるが自営業をやっており、当時入って来たばかりの従業員がいたり、仕事もそれなりに忙しく「家の仕事がある程度落ち着いたら行こうひらめき電球」と思っていた。
とは言うものの、そんなのいつになるかわからず、
「俺はいつ出発だ??」
という状態に陥っていた。
 そんなある日、姉が彼と家に来た。
その旦那、顔は見たことあったが、まともに話したとも無く、俺とは正反対の人種である。
そう!まさに!彼はアキ……、いや、やめとこう。
まあとにかくそんな彼、
その彼その時と初めてちゃんと話した……!?
イヤ!
正確には、初めてあんなヒドイのに絡まれた。
家の家族は全員寝て、俺と彼のタイマンになった、
彼は酒が好きで、べらぼうに酔っ払っているのに、それでも
「さけがたんねぇ~」
と言いながら勝手に人の家を隅々まであさり、
我々ですら知らないような埃を被ったような酒を持ってきて一人で飲んでいた。
「こいつぁひでぇ、」
それが俺の印象だ。

彼「んでいつオーストラリア行くんだって?」
俺「今にでも行きたいけど、家が落ちついたらかな?」
彼「何ですぐに行かないの?」
俺「今仕事が忙しいから、勝手にやめるわけにはいかないでしょ」
彼「何?オマエ、何でそんな事言ってんの?ビビッてんの?
  お前ヤンキーなんだろ?超チキンじゃん!お前なんかいなくたって
  この家は今までやってきたんだから、行っちゃっても何とかなるぜ!
  決めたんならすぐに行けよ!お前ショボイよ、ショボショボだよ」
俺「‥‥‥‥‥!?」
俺「聞いてりゃテメーいい気になりやがってむかっ
とまあこんな状態でも明け方近くまで付き合っっていた。
 翌日、彼はトイレ付近で吐いたり寝たりしていて、姉に怒られたのは言うまでも無い。
俺はそんな彼にムカつきながらもすぐににオーストラリアに行く手続きを行った。
 そして俺はオーストラリアに行ったのだ、

 ホントはスゴクいい人です。確かに彼が居なかったらいつになってたかわからない、踏み出そうとして留まってる俺の背中を押してくれた、変に肯定されたりしてもなかなか踏み出せなかった事であろう、俺の性格にベストな方法で押し出された気がした。実際スゴク感謝してます。




 時は経ちオーストラリアで後の最愛の妻「礼子」と出会い、共に旅をして、
そのまま世界一周へ旅立とうと思っていたものの、
突然の実家からの電話により、俺は強制送還、俺は彼女とその場で別れると後悔すると思い、
一緒に日本へ帰ってもらい、1年半後にめでたく入籍。
 今年の1月に挙式をし、新婚旅行を兼ねて明日から世界一周に出ます!!
この三年間は本当に色々あって、「もう俺は行けないのかな?」
なんて思うこともいっぱいあったけど、それでも本気で夢見てました。
何か不思議な感じです。
10年越しの夢なんでクラッカー

 今日、準備も終わり家族と外食に出かけようとしていたら玄関から
「しゅーーーん!!」
と呼ばれたのでチョット、離れたとこからみて、
「あんなおっさんぽい友達俺にはいないぞ!」
と思い近寄ってみると、中学校の時の先生だ!
その先生がまた‥‥‥、やめとこう!長くなるので。
取り合えずケーキもらいましたドキドキ

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「夢」って(^^)
いい先生でしょ!?
みんなも明日からケーキ買う時は
「夢」
って書いてもらってみては。