熊本電気鉄道は1911年(明治44年)10月1日、 池田駅(現在:上熊本駅) -千反畑駅(現:藤崎宮前駅)間が菊池軌道株式会社として開業、二年後終点隈府駅まで蒸気軌道として全通しました。
1923年には全線電化営業開始、翌年熊本電気鉄道に社名変更。
1986年菊池線 御代志駅-菊池駅間を廃止、全列車ワンマン化、現在に至ります。
路線は菊池線:上熊本駅 -御代志駅 10.6 km
藤崎線:北熊本駅-藤崎宮前駅 2.3 km。
訪問当時(1974年)の車両はモハ71形(広浜鉄道→国鉄モハ90形)、モハ121形(南武鉄道→国鉄クハ6000)モハ201形(元国鉄モハ1形)など大正・昭和初期生まれの旧型車天国でした。
山々を背景にそうした電車が1両だけの貨物車を引く混合列車は、いかにも昭和らしいのどかな風景でした。
北熊本
モハ201形(元国鉄モハ1形)
モハ201形(元国鉄モハ1形)
上熊本のモハ71形(元国鉄モハ90形)
モハ71形のミキスト(混合列車)
広瀬付近
広瀬付近
混合列車
北熊本のクハ221(元東急サハ3103)
広瀬付近
混合列車
北熊本のホハ59(旧菊池軌道の木造電動車)
木造貨車