尻焼温泉「河原の湯」

 

訪問日:2022-11-21,22

 

 

*当館は旧「関晴館別館」(関晴館本館は花敷温泉にありましたがこちらも廃業)から2017年4月に経営移転、草津の老舗宿「草津ホテル」傘下となり、女将さんは同ホテルのお嬢さんだそうです。

尻焼温泉は中之条町旧六合(くに)村最北の地で山一つ向こうは志賀高原、現在旅館二軒と民宿一軒が営業中。


こちらへは25年ぶりの訪問、もちろん前回は経営移転前でしたが秘湯宿にしては小綺麗だった印象があります、
それが経営移転で部屋・施設ともリニューアルされて露天風呂付離れも作られました。

 

 

 

 

ロビー

 

ウェルカムドリンクはビールも選べます

 

今回の部屋は本館渓流側二階十畳のベッド付き和室「山桜」、眼下に長笹沢川の流れが望まれます。
リフォームされて今どきの意匠ですが、居心地の良い空間です。

 

和室「山桜」

 

 

部屋からの眺め

 

風呂は昔のまま。
二か所の内風呂・岩風呂があり、州や入浴可能で21時に男女交代となります。
泉質はルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉55度、pH7.9、90L/分。
高温のため若干加水あり。

 

 

 

 

 

河原の露天風呂への階段

 

 

 

 

湯上り休み処

 

食事はパテーションで仕切られた食事処で供されます。
以前は山宿らしい素朴な献立でしたが、さすが草津ホテル傘下となってその内容を一新しました。
まさに現在進行形の旅館料理で、オーソドックさと斬新さ、郷土色も採り入れた素晴らしい内容になっています。
ワインも充実しておりリーズナブルな価格で提供されています。
前菜からデザートまですべて満足、一時間半かけて堪能させていただきました。

 

夕食膳

 

先付 六合の原木なめこ
御凌ぎ 舞茸ご飯

 

八寸
群馬蒟蒻麺
キクラゲ
南瓜とチーズ
里芋胡桃和え
蕎麦の実
きのこいろいろ
菊芋チップ

 

 

向付 群馬産紅鱒と玉葱
ポルトガルオリーブオイル
味噌ソース

 

蒸物 茶碗蒸し

 

蓋物 炊合せ

 

揚物 信州サーモンと舞茸のフライ

 

鍋 上州牛
 

酢物 春菊と赤城鶏のすだち和え

 

御飯・糠漬け・かきたま汁

 

デザート 抹茶プリン

 

 

朝は一番で野天風呂「河原の湯」へ。
川底から温泉が湧出する自然の混浴露天風呂です。
七時前というのにもう先客が入っていました。
 

自然の野天風呂「河原の湯」

 

朝食も盛りだくさんで手の込んだ総菜が並びます。
チェックアウトは11;00なので食後もゆっくりと入浴できます。

 

朝食膳

 

 

 

 

 

温泉・施設・食事・接待とすべてが高水準で、宿泊料16,600円(二名一室時。税サ込)はかなりリーズナブル。
再訪したい宿のひとつになりました。

尻焼温泉「星ヶ岡山荘」公式HP
温泉日記索引