訪問日:2022-07-24, 25

 

 

奥湯河原温泉の料亭旅館「山翠楼・桃山第」は「山翠楼・聚楽第」のプレミアム客室棟です。
七階建ての建物のうち三階分に全12室、全室三間以上のスイート、温泉内湯付き。
施設の詳細は過去の宿泊レポをご参照ください。


「山翠楼・聚楽第」
「山翠楼別館・海石榴(つばき)迎賓館」

 

 

 

 

 

ロビー

 

茶菓

 

今回のお部屋は「桃山第」六階(客室最上階)の特室「利休」、和室12畳+8畳+6畳のベッドルーム、5畳の踏み込みに広園、温泉風呂がついた同館で最も広い施設です。
 

 

主室

 

 

副室

 

ベッドルーム

 

広縁から

 

風呂は「桃山第」二階に大浴場と隣接する露天風呂、「聚楽第」屋上に「大空の湯」と称する展望露天風呂があります。
泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉56.1度、加水・循環・源泉放流併用。
大浴場に関してはかなりの湯量がオーヴァーフローしていますので、相当料の源泉が注入されている様子。
「大空の湯」はオーヴァーフローはありますが源泉注入は少量です。
*現在浴場は写真撮影禁止につき、過去の画像を使用しています。

 

「大空の湯」

 

 


大浴場

 

 

以前料理は基本部屋食でしたが、2011年に北海道の野口観光グループに経営委託後に新たな個室食事処が完成し、そちらでいただく形に。
京湯葉料理から始まるオーソドックスな京懐石が主体でしたが、経営刷新で若い人向けの華やかな盛り付けになりました。
地物と経営母体の本拠地北海道の産物を巧みに使用した会席コースで、老若男女すべてが楽しめる内容になっています。

 

食前酒:白桃のペリーニ
先付:自家製引き上げ湯葉
 

前菜:オクラ素麺寿司・茄子の田楽とゴーヤの田楽
紫ヴィシソワーズ(紫キャベツ・紫ジャガイモ)
鮎と順菜の煮凝り・美味鶏つくね照焼き
太刀魚と胡瓜の塩昆布和え・蛸と烏賊のやっさもっさ揚げ
 

先椀:北海道ズワイガニの真丈・冬瓜摺り流し仕立て

 

お造り:相模湾と駿河湾産鮮魚五種盛り
相模湾産-鱸(すずき)の炙り・鯵叩き・沖鮪
駿河湾産-赤烏賊・間八・沖鮪
黄身醤油・煎り酒・土佐醤油で

 

料理長から:鰻冷やし茶漬け

 

鍋:鱧すき
鱧・玉葱・水菜・牛蒡・占地・焼き豆腐・車麩
味変用トマト出汁ソース

 

マト出汁ソースをかけた鱧すき

 

強肴:夏色ステーキ御前
黒毛和牛のレモンステーキ
帆立の冷製ガーリックステーキ
イタリアンカラー夏色サラダ

 

食事:ゆめぴりか釜焚き御飯
止椀:赤出汁・揚げ湯葉と加茂茄子
香の物:西麓産蕪浅漬け・西麓産茗荷甘酢漬け
北海道産帆立紐梅肉和え・駿河湾産鯖南蛮漬け
登別藤崎山葵園の山葵昆布

 

デザート:蕨餅・マンゴープリン
・チョコカステラ・無花果のアイスクリーム

 

朝食の充実ぶりはこちらの特色のひとつです。
下手な旅館の夕食より充実した内容で、たっぷり一時間かけていただきます。
12時チェックアウト(一休ダイヤモンド会員特典・通常11時)なのでビールも注文。
 

朝食膳

 

お目覚めドリンク三種
メロンとキャベツスのムージー
静岡県「丹那牛乳」
のぐち北湯沢野菜ジュース

 

一の重
朝のお造り三点:烏賊・〆鯖・蛸
穴子入り出汁巻き玉子
生湯葉押し寿司
美味鶏そぼろ入りさつま芋饅頭
湯葉納豆
 

 

二の重
アボカド豆腐冷奴
三島産ほうれん草お浸し
篭清蒲鉾・わさび漬け
香の物三点盛り
 

野菜サラダ鍋
フレンチドレッシング・青じそドレッシング
 

トキシラズ塩麴焼
栄螺ともずくの茶碗蒸し
三ケ日三元豚のホロホロ団子
 

ふっくりんこ釜焚き
間八と豆腐の味噌汁
朝のフルーツポンチ


「聚楽第」の一般客室であれば平日二万円前後のプランもあり、コスパを考えても充分お値段以上の内容が期待できるお勧めの施設といえます。

奥湯河原温泉「山翠楼」公式HP
温泉日記索引

 

一休.com

 

チェックアウト後散策した十国峠。