訪問日:2022-04-17,18

 

 

鹿教湯温泉のぬる湯を堪能しようと、創業400年という老舗湯治宿「つるや旅館」に宿泊しました。
温泉街の中心を流れる内村川沿いに軒を連ねる宿のひとつで、全42室という中型施設です。
文殊堂につながる狭い道路側に本館の、道路から入った駐車場側に新館の玄関があります。

 

本館玄関

 

本館帳場

 

新館玄関

 

バリアフリー完備

 

新館ロビー

 

今回はリフォームされた渓流館(新館)和室に宿泊。
八畳一間に広めの踏み込みと洗浄式トイレ付き、広縁からは文殊堂の森と内村川の清流が望まれます。

 

渓流館(新館)和室

 

広縁

 

部屋からのp眺め

 

早速風呂へ。
浴室は「文殊の湯」(混浴内湯・混浴野天風呂・婦人用内湯)・「薬師の湯」(男女別内湯・野天風呂)・家族風呂二か所という構成。

泉質は単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)46度、湧出量2.1L/分・pH7.8、清掃時間以外終日入用可能。
浴室の泉温は湯舟によって異なりますが、38-40度とぬる目でゆっくりと入浴できます。
家族風呂は完全かけ流し、他は循環放流併用ですが源泉注入量が多くかなりの量がオーヴァーフロウしており飲泉も可能です。

ただし残念だったのは、メインの「文殊の湯」が清掃のため朝4時から8時まで入浴できなかったことです。
「薬師の湯」も使えず仕方なく家族風呂を利用しましたが、24時間入浴可能をうたっておきながら長時間にわたっての清掃があることは宿泊時に伝えるべきでしょう。

 

「文殊の湯」(混浴内湯)

 

「文殊の湯」(混浴内湯)湧出口

 

「文殊の湯」(混浴野天風呂)

 

「文殊の湯」(混浴野天風呂)

 

「文殊の湯」(混浴野天風呂)

 

「薬師の湯」

 

「薬師の湯」露天風呂

 

貸し切り風呂

 

貸し切り風呂

 

食事は部屋に運ばれてきます。
内容は一般的な湯治食で、とりたてて特徴はなく味も普通。

ただしHPに明記してはいないものの多くの資料で鯉料理が提供されるという記述があり、期待していたのですが「鯉は好き嫌いが多いので出していない」とのこと、確認しなかったのは自分の落ち度ですがこれにはがっかりしました。

 

夕食膳

 

造り・煮物・酢の物

 

焼物・茶碗蒸し・天婦羅

 

豚肉陶板焼き

 

朝食

 

普通に常時入浴できて鯉料理が出ればかなり印象が違ったことと思いますが、湯治宿としては高額な宿泊料だったため納得のいかない気持ちが残りました。

まあアールバリアフリーで鹿教湯温泉のぬる湯を堪能できる宿としての評価は定まっているようで確かに風呂自体は満足でしたが、もし宿泊の際はその点を留意されたほうが良いかと思います。

鹿教湯温泉「つるや旅館」公式HP

温泉日記索引

 

桜の鹿教湯温泉街

 

宿じらすぐの文殊堂木橋

 

文殊堂