訪問日:2022-02-03, 04

 

 

2005年開業の「オーベルジュ漣-Ren-」は、箱根仙石原の別荘や旅館が点在する森の中にひっそりと佇むオーベルジュです。
宿泊棟・浴場は1980年築の保養所をリノベしたものですが、センスの良い施工で古さを感じさせません。

 

オーベルジュ漣-Ren-

 

ラウンジ

 

ワインセラー

 

宿泊棟への通路と書架

 

部屋はシンプルなツインベッドタイプからラージツインタイプ、露天風呂付客室まで様々な仕様で全10室。
窓からは仙石原の森と箱根外輪山が望まれます。
今回は203"Jasmine"と呼ばれるラージツインスウィート、広めのソファにマッサージチェアを備えます。

 

203"Jasmine"

 

203"Jasmine"

ソファーとマッサージチェア

 

部屋からの眺め

 

部屋に用意された菓子

 

温泉は男女別で内湯とウッドデッキ上から森を見渡す露天風呂があります。
内湯は白濁した大涌谷の蒸気泉で泉質は酸性-カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉60.6度、pH2.1、かけ流し。
露天風呂は仙石原温泉の無色透明のお湯で、泉質はカルシウム-硫酸塩冷鉱泉ですがこちらは循環式。
いずれもチェックインから23:00まで、朝は6:00から10:00まで利用可能です。
いずれも40~41度に調整されており、特に内湯が気に入って何度も入浴しました。

 

内湯

 

露店風呂への通路とウッドデッキ

 

露店風呂

 

館内

 

二階のレストランでいただくディナーは評判通りの素晴らしいものでした。
「日本人の味覚で和のエッセンスとフレンチの融合を意識した"モダンキュイジーヌ"を目指す料理長の池澤雅史氏はホテルやビストロ、フランス・ブルターニュにあるオーベルジュなどでシェフを務めた精鋭です」(HPより)


料理はプリフィクススタイル(選択制)で、常陸のクラフトビールから始まり、ボルドーの白・赤を頂きながら三時間近いフルコースを堪能しました。

 

料理はプリフィクススタイル(選択制)

 

ナイフとフォークは引出しに

 

*季節のアミューズ
トマトのジュレ(透明)にカリフラワームース(白)と蛍烏賊
メヒカリのフリット
鯵の瞬間スモークとピクルス
牛肉のタルタルのブルスケッタ

 

*常陸野ホワイトエール

コリアンダー、オレンジピール等のスパイスを加えたベルギー伝統の小麦ビール

 

*自家製パン二種
米粉を使った胡麻入パン・ライ麦パン
ヨーグルトマヨネーズ・オリーブオイル・生ハムムース

 

*シャトーロックフォール(ボルドー)
 

*オードブル
Renの定番
キャベツで巻いた旬の海の幸(帆立・海老・鮪・サーモンなど)
11種類の箱根西麓野菜のガトー仕立て 
ムースリーヌソース(トマト・バジル・サフラン)

 

*おさかな料理
沼津港より
シェフのお任せ本日の鮮魚料理
金目鯛のポアレ・鱗焼き

 

*オーメドック2016(ボルドー)
 

*お口直しの一皿
パスティスのグラニア
(仏産香草系リキュール)

 

*メインディッシュ
軽くスモークした厚切り骨付き子羊」のゆっくりロースト
シェリーソース
里芋のグラタンドフィノア・ニンニクのコンフィ・万願寺唐辛子

 

*一皿目のデザート
ピンクグレープフルーツのほろにがなめらかプリン
 

*二皿目のデザート
静岡産いちご”紅ほっぺ”の裏ごしスープと
マスカルポーネと練乳のパルフェ

 

本日のプティ・フール

 

夜の露天風呂

 

ウッドデッキのレストスペース

 

朝食もやはりフィクススタイルで、バラエティーに富んだディツシュに自家製パンでまたまた満腹に。

 

*アサイージュース(ベリー味の高栄養価ジュース)

玄米グラノーラ

 

*本日のスープ(ごぼう)

 

*自家製パンの盛り合わせ

 

*本日のシャルキュトリ

 

*ベジタブルディッシュ
箱根の温野菜盛り合わせ

 

*メインディッシュ

キッシュ・ロレーヌ(アルザス地方チーズ入りタルト)

 

*フルーツのスープ仕立て(ラベンダー風味)
ヨーグルト

 

大観山から

 

料理・温泉・接待すべてが充実しており、、これが箱根にあって宿泊料が二万円台後半からというのはお値打ちで、リピーターが多いということもうなづけます。
スタッフの気の置けない会話も楽しく、自分も「季節を変えてまた訪れたい」、そんな気持ちにさせてくれる素晴らしい施設でした。

箱根仙石原温泉「オーベルジュ漣-Ren-」公式HP
温泉日記索引