先日山梨旅行の帰路、道志村を通った折に以前宿泊したジビエの宿「日野出屋」を思いだし、HDを調べたらファイルを発見。
画像の写りは悪いですが、ここにご紹介します。
*現在休業中
訪問日:2005-12-12
山梨県道志村といえば、横浜・東京に程近いにも関わらず昭和40年代まで秘境と言われていた地域です。
古くから「道志七里」と呼ばれた山間の僻村で、実際全村電化されたのは昭和23年、富士吉田から路線バスが通うようになったのは昭和43年ということからも、その秘境ぶりがうかがえます。
現在は「道志の湯」「道の駅道志」「水源の森」などの観光施設もできましたが、まだまだ都会近郊としては驚くほどの自然や旧風俗を残している稀有な地域でもあります。
今回は村の中心、和出の集落に昔から旅籠として温泉宿を営んでいる「日野出屋」さんに投宿しました。
道志みち(国道413号線)沿いの宿は釣り人・保養客に利用されている由緒ある宿ですが、実は珍しい山肉が頂ける猟師料理の宿としても一部には知られいます。
道志温泉「日野出屋」
旅籠の風情
宿の玄関を入ればタタキがあって、黒光りした廊下と年代物の引き戸が目に入ります。
囲炉裏を切った食事処や洗面所なども、大正時代そのままの歴史を感じさせる佇まい。
歴史を感じさせる外廊下と引き戸
入口の三和土と代々の柱時計
館内
部屋
囲炉裏を切った食事処
浴場は一つで貸切に出来ます。
泉質は酸性明礬泉10度、浴用加熱・循環。
以前は露天風呂がありましたが、以前火事になって以来使用していないそうです。
浴場
夕食のメインは鹿刺し、囲炉裏で焼かれた岩魚、自家製蒟蒻刺身、追加料理で鹿の筋肉煮、猪肉の煮物など。
メインは猪のすき焼き鍋。甘すぎない割り下で飽きが来ませんが、画像が不鮮明でアップできないのが残念。
山肉料理を堪能させて頂きました。
鹿刺身
鹿の筋煮、猪スペアリブ煮物
岩魚塩焼き・自家製蒟蒻刺身など
朝食は刻み野菜の朴葉焼き、甘露煮、手作り豆腐、地玉子など。
特にこの朴葉焼きが絶品、いくらでも御飯が入ります。
朝食膳(朴葉焼きが絶品)
これで一泊8,500円(今回の追加料理は3,000円)とは信じがたい宿泊料。
思い立ったらすぐに行ける「東京・横浜から一番近いジビエの秘湯宿」道志温泉、是非一度お尋ねを!
日野出屋 0554-52-2641
HPなし
以下は道志川と「源流の里」でいただいたクレソン蕎麦と岩魚塩焼き
「源流の里」でいただいたクレソン蕎麦と岩魚塩焼き
訪問日:2021-06-22
以下は2021年6月の山梨旅行の帰路、立ち寄った時の画像です。
源頼朝が作ったとされる名跡「的様」、「ナポレオンの村」などのロケ地として有名になった「久保吊り橋」に立ち寄りました。
「的様」は久保川の奥にある、ひとつの黒点を中心にして三重の白い標的の円紋を描き出した花崗岩。毎年4月に祭礼が行われます。
名勝「的様」
名勝「的様」
「的様」の由来
「久保吊り橋」は全長71m、高さ34mという長いもので、見下ろすとかなり怖いw
「久保吊り橋」
「久保吊り橋」
「久保吊り橋」中心から渓谷を見下ろす