乾徳公園・四尾連湖

 

訪問日:2020-04-24

 

 

23日発令になった長野県の「宿泊休止要請」で予約していた宿が急遽キャンセルになり、あわてて山梨で探したのが「一の橋温泉」の一軒宿です。
天科・川浦・三富など笛吹川に沿って点在する温泉の一つで、開湯は300年以上前という歴史あるもの。
古い本館と民家風の新刊(別館)からなる、全10室の小さな宿、今日もほかにお客さんはなく一軒貸し切りです。
以前から宿泊候補に挙げていましたが、偶然宿泊が叶いました。これで大月・大菩薩・笛吹川周辺の一軒宿はコンプリート。

 

笛吹川沿いの宿

 

一の橋温泉「一の橋館」本館

 

一の橋温泉「一の橋館」新館

 

新館の部屋はなかなか凝った立派な造りで、広縁のすぐ下には笛吹川の清流が望めます。
八畳・広縁・ドレッサー・バストイレ付。

 

新館客室

 

広縁

 

眼下に笛吹川の清流が

 

眼下に笛吹川の清流が

 

風呂は本館にあり、3,4人が入れるタイル張りのレトロな湯舟です。
単純温泉25.2度、加熱循環ですが原泉も注入されておりオーヴァーフローあり。、自然湧出の柔らかな泉質です
ぬるめに設定してもらい、新緑を眺め清流の音を聞きながらゆっくりと入らせてもらいました。
夜も11時まで入浴可能なのはうれしい配慮です。

 

浴室

 

浴室と笛吹川

 

露天風呂

 

食事は本館の食事処でいただきます。
建築当時はかなり立派な建物だったのでしょう、書院や鴨居のの意匠が見事です。
「なるべく山の物を」と予約時にお願いしたら、ほとんど海産物を使わない献立にしていただき感謝。
田舎料理かと思いきや調理も味付けも玄人裸足でうれしい誤算です。
最後の筍ご飯(コゴミの胡麻和えと煮筍の混ぜご飯だそう)は二杯で満腹になりました。
いやいや大満足の内容、これで一泊一万円(税別・本館なら同内容で8000円)はお値打ちです。

 

食事処

 

見事な意匠

 

夕食膳

 


甲州ワインと空豆豆腐

 

コゴミ胡麻和え・山独活・蒟蒻酢味噌和え

 

馬刺し・合鴨・サーモン

 

鮎塩焼き・筍と蕗の旨煮

 

山野草天婦羅:コゴミ・ユキノシタ・タラの芽など

もずくと胡瓜の酢の物

 

和牛すき焼き

 

筍とコゴミの混ぜご飯
コゴミと姫竹の吸い物

 

デザート:キウイと林檎

 

朝も一番で入浴。

山里らしい心づくしの朝食をいただき、広縁で川音を聞きながらしばしうとうと。

 

朝食膳

 

最後にもう一風呂浴びてから宿を後にしました。
またお気入りの宿が一軒できました。

 

一の橋温泉「一の橋館」公式HP

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