七味温泉「紅葉館」・松川渓谷温泉「滝の湯」・山田温泉共同浴場「滝の湯」・「大湯」松代温泉(加賀井温泉)「一陽館」(立ち寄り)
 
訪問日2018/12/5,6
 
 
信州高山温泉郷では奥山田方面を除いて一番奥にある七味温泉の「紅葉館」で立ち寄り風呂を。真っ白の濃い濁り湯が気持ち良くてなかなか出られません。
 
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七味温泉「紅葉館」
 
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七味温泉「紅葉館」露天風呂1
 
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七味温泉「紅葉館」露天風呂2
 
次に少し戻って松川渓谷温泉「滝の湯」へ。
川沿いの大きな混浴露天風呂は豪快な造りですが、写真撮影禁止ということでHPから写真をお借りしました。
 
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松川渓谷温泉「滝の湯」1
 
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松川渓谷温泉「滝の湯」2
長い階段を下って
 
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松川渓谷温泉「滝の湯」露天風呂
*撮影禁止につきHPより引用
 
そして今夜の宿がある山田温泉へ。宿泊は土産物屋も経営する「平野屋」、共同浴場「大湯」の前にあるこじんまりとした旅館です。
この温泉では何といっても老舗「藤井荘」が有名。20年近く前に宿泊しましたが流石の宿でした。ただ残念ながら一人宿泊は不可、次いで有名な「風景館」は一人では渓谷側の部屋が取れず、ということで料理・部屋・温泉どれも口コミ評価が高い「平野屋」を選択しました。
 
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山田温泉共同浴場「大湯」
 
 
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山田温泉「平野屋」
 
チェックイン後、早速地元民と宿泊客しか入れない共同浴場「滝の湯」へ鍵を借りて行ってみます。
脱衣場と湯船が同室の昔ながらの造りで、板張りの浴室が好ましい。しかし肝心の風呂は熱すぎて五分水でうめても全然入れず、悔しい思いをしながら宿に戻りました。
 
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山田温泉共同浴場「滝の湯」
 
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「滝の湯」浴室
 
部屋は渓谷側で広く、綺麗で清掃も行き届いています。ただ客室は2,3階で風呂は地階でエレベーターがないため、階段での移動は年配者には少々辛いかも。
 
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カウンターとラウンジ
 
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部屋
 
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広縁
 
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部屋からの眺め
 
浴室は窓を開けると露天風呂のように開放的、もちろん渓谷沿いです。
泉質は含硫黄・ナトリウム・カルシウム・塩化物泉68.5度と高温で、3,4分は水を全開にして冷まさないと入れません。
それでも我慢して入れば風呂上がりがさっぱりする極上湯。もちろん掛け流しで終日入浴できます。
 
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部屋からの眺め
 
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窓を開ければ露天の気分
 
食べきれないほどの料理もかなり良かったのですが、刺身が「アレ?」。唯一扱っている旅行会社じゃらんの写真では「信濃雪鱒の造り」となっていたので楽しみにしていたら、写真の通りのありきたりの海産物が並んでいるだけ。
聞けばちょうど宴会が入っているということで、川魚が間に合わなかったのでは?これだけで85点はあげたい評価が10ポイントはマイナス。もったいない!
まあ他のメニューが水準点、しかもヴォリュームたっぷりだったので何とか満足ということで。
 
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夕食膳
 
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きのこ卸し
 
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造り
本当は「シナノユキマス」のはずだったのに・・・
内容も今ひとつ、残念!
 
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松茸たっぷりの土瓶蒸し
 
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遠藤酒造場「渓流朝しぼり」純米酒
 
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岩魚塩焼き
 
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茄子田楽
 
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豚角煮
 
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和牛陶板焼き
 
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天麩羅
 
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酢の物
 
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蕎麦
 
朝は一番で「大湯」へ。こちらはぬる湯の浴槽もあるので安心です。外はかなりの寒さですが、湯上りにはちょうど良い心地よさ。
 
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朝の「大湯」
 
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「大湯」浴場
*撮影禁止につきHPより
 
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足湯
 
朝食のあとは内湯に二回入浴してチェックアウトしました。
 
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朝食
 
 
チェックアウト後は小布施周辺の史跡巡りを。
最初は大好きな浄光寺薬師堂へ。木立の中の長い石段を登る途中から現れる、苔むした茅葺き屋根の佇まいが何とも言えません。
室町初期1408年建立、国重要文化財。前回訪問時はちょうど萱を葺き替えたばかりでしたが、十数年経過して良い塩梅になりました。
 
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浄光寺三門
 
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浄光寺三門から石段へ
 
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浄光寺薬師堂1
 
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浄光寺薬師堂2
 
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浄光寺薬師堂3
 
昼食は「せきざわ」(食べログ蕎麦処ランキング全国二位)の三色蕎麦か栗おこわか、大いに迷いましたがシーズンを考慮して後者に。前回は「竹風堂」に行ったので、今回は栗菓子でも知られた「桜井甘精堂」で「栗わっぱ御膳」をいただきました。きのこ汁と野菜の煮物がついたセットです。
美味しかったが、せっかく小布施に来て「せきざわ」の蕎麦が食べられなかったのはやはり心残り。若い頃は両方食べられたのですがw
 
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桜井甘精堂
 
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桜井甘精堂「栗わっぱ御膳」
 
食後は岩松院(開創は文明4年[1472年])、へ。こちらは見所が三つあって、まずは本堂の北斎最晩年の作品である天井画「鳳凰図」です。作成160年になるのに一度の塗替えもなく当時の色彩を保っているのは見事です。
次は福島正則霊廟。歴史好きなら食いつくと思いますが、あの「賤ヶ岳七本槍」の暴れ者武将が本田正純の謀略で安芸・備後50万石を改易、堪忍分としてこの地(信濃国川中島四郡中の高井郡と越後国魚沼郡)の4万5,000石に転封されて失意のうちに没しました。
そして本堂裏にある「蛙合戦の池」。一茶が「やせ蛙 負けるな一茶 是にあり」の句を詠んだのがこの池とされています。
 
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岩松院三門1
 
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岩松院三門2
 
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岩松院本堂
 
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岩松院北斎天井画
*撮影禁止につきHPより
 
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岩松院
福島正則霊廟
 
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一茶、蛙合戦の池
 
 
最後の訪問は玄照寺(天正年間[1573~1591]開創)へ。荘厳な三門と鐘楼が見事でした。
 
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玄照寺三門
 
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玄照寺鐘楼と三門
 
移動中立ち寄った松代の史跡と立ち寄り湯を。
まずは真田家の史跡巡りを。
 
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海津城跡1
見事な柳の木
 
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海津城跡2
 
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長国寺(真田家菩提寺)
 
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像山神社
(佐久間象山を祀った神社)
 
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真田邸1
(象徴の六連銭)
 
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真田邸2
 
そして温泉ファンのあいだでは超有名な「松代温泉(加賀井温泉)一陽館」に立ち寄り湯しました。
昔は旅館でしたが現在は立ち寄り専門、その特徴的なお湯を求めて県外からも多くのファンが訪れます。
内湯は炭酸がものすごいお湯、表の源泉層と送湯管には見事な堆積物が見られます。
露天風呂は混浴。内湯と同じナトリウム・カルシウム-塩化物温泉ですが源泉が異なり空気にぐれると赤色に濁ります。
温度は36,7度でかなりぬるめ。
浴室写真撮影禁止ということで、当館FBから何枚か写真をお借りしました。
 
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「松代温泉(加賀井温泉)一陽館」
 
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内湯入口
 
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内湯
*当館FBより
 
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露天風呂
*当館FBより
 
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見事な堆積物
*当館FBより
 
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源泉層
 
(信州高山温泉郷・山田温泉「平野屋」了)