訪問日:2018-11-26,27
 
高津戸(たかつと)峡の紅葉足尾銅山・わたらせ渓谷鐵道(周辺観光)
 
 
一昔前の国民宿舎といえば「安い、古い、(食事が)まずい」というマイナスイメージばかりでしたが、昨今は人気NO.1の「サンライズ九十九里」を筆頭に下手な旅館・ホテル顔負けの施設が軒並み新築・リニューアルされて、宿選びにおいて刮目すべき対象になってきました。

今回の「足尾温泉(庚申の湯)かじか荘」も築50年を経た施設を平成27年にリニューアル、露天風呂も新設して食事内容もグレードアップしました。今回はわたらせ渓谷鉄道と足尾銅山遺跡見学を目的に、最も利便の良い当館に宿泊してみました。
 
宿は足尾銅山の中心地だった通洞から庚申川を遡ること7キロ、銀山平公園の上流に位置する渓谷に沿ったロケーション。数百メートル下流にもう一軒古い宿がありますが、感覚的にはほぼ一軒宿といってよいでしょう。
 
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足尾温泉(庚申の湯)国民宿舎「かじか荘
 
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ラウンジ
 
部屋はベッド二台の和洋室を予約、角部屋で明るい造りです。ただ和室に座椅子がないのは不便。
 
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和洋室
 
風呂は渓谷を望む内風呂と露天風呂。若干ぬるめで雄大な景色を眺めながらいつまでも浸っていられます。
泉質はアルカリ性単純泉36度PH10、加熱循環ですが露天風呂は源泉が注がれオーヴァーフローあり。
 
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部屋からの眺め
 
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露天風呂
 
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内風呂
 
食事はなかなかお洒落な盛り付けで味も良い。ただし薄味で量的に少なめ、どちらかといえば中高年層向きでしょうか。
 
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夕食膳
 
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前菜:五種盛
秋刀魚有馬煮・蟹煮凍り・柿なます・鱒マリネ・生麩カンザシ
 
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造り:
やしお鱒
 
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煮物替り:寄せ鍋
日光ヒミツ豚・牡蠣・鱧・野菜一式
 
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強肴:AKB115シチュー
(A:足尾 K:掛水倶楽部 B:ビーフシチュー 115:115年前)だって。
*115年前に足尾銅山迎賓館(掛水倶楽部)で振舞われていたメニューの再現レシピ
シチューは美味しかったけどシャレがどうもw
 
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揚物:天麩羅盛り合わせ
海老・穴子・丸十・青唐
 
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蒸物:茶碗蒸し
地酒:四季桜純米酒
 
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食事:ジャコ御飯・吸物・香の物
 
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水菓子:アイスクリーム
 
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夜明けの露天風呂
 
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朝の露天風呂
 
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朝食膳
 
宿泊料を考えて総合的に見て及第点はつけられるが、やはり国民宿舎的な部分が若干マイナス点。
たとえば風呂が夜10時まで、朝は6時から7時半までしか入れない。部屋への案内は基本なし(今回は宿泊客が少なかったせいか案内してくれたが)、接待がぎこちない(決して悪い気はしなかったが)などなど。
まあ近隣に同クラスの宿はないし、足尾観光の基点として選択肢の一つに考えても良い宿かと思います。
 
(ネット予約不可、電話のみ対応)
 
わたらせ渓谷ではまず紅葉の名所、高津戸(たかつと)峡へ。
木々の色付きは残念ながら今ひとつ、見頃なのは入口付近のみでした。
 
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高津戸峡1
 
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高津戸峡2
 
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高津戸峡3
 
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高津戸峡4
 
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高津戸峡5
 
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高津戸峡6
 
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高津戸峡7
 
その後渡良瀬川に沿って足尾に向かいます。
途中草木ダムで休憩。
 
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草木ダム1
 
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草木ダム2
 
わたらせ渓谷鉄道ではトロッコ「わっしー号」に乗車。
全線では時間がかかりすぎるので、一番景色の良い間藤から神戸(ごうど)間を乗車、帰路は普通車に乗車しました。
 
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終点間藤駅の気動車
 
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間藤駅に進入するわっしー号
 
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わっしー号と女性車掌
 
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車内乗車券にパンチを入れる女性車掌
 

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わっしー号車内

 

 
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わっしー号運転席
 
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わっしー号車窓1
鉄橋の影が水面に写る
 
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わっしー号車窓2
 
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わっしー号車窓3
 
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わっしー号
トンネルでライトアップ
 
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神戸(ごうど)駅のわっしー号
 
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わっしー号車窓から見た銅山施設遺跡
 
間藤駅以北は廃線が足尾精錬所跡まで続いています。
残る銅山遺跡を見学しました。

 

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足尾銅山の象徴、大煙突
 
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精錬所付近
現存する日本最古の道路用鉄橋
 
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精錬所遺跡
 
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古滝坑に架かる鉄橋跡
 
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小滝坑の坑夫たちが使った風呂の跡
 
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足尾の上流、親水公園付近
 
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親水公園から見た大煙突
 
通洞では足尾銅山観光を。
銅山跡地のトロッコで坑道に入り、展示資料を見学しました。
 
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足尾銅山観光1
ラック式機関車とラックレール
(急勾配用の鉄道、線路中央が機関車の歯車を噛ませるためのラックレール)
 
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足尾銅山観光2
 
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足尾銅山観光3
 
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足尾銅山観光4
 
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足尾銅山観光5
 
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足尾銅山観光6
 
(足尾温泉 国民宿舎「かじか荘」了)