蔵王温泉「蔵王大露天風呂」・青根温泉「山景の宿流辿」(立ち寄り)
訪問日:2018/11/4,5
「峩々(がが)温泉」は東北自動車道「白石IC」から蔵王に向かう、エコーラインの側道にあたる狭い林道の中途にある深山の一軒宿です。携帯は通じずWi-Fi環境のみ。
宿へ通じる青根温泉からの林道はクルマやっと一台分の広さで曲がりくねっており、途中に人家は一軒もありません。
宿は屹立した岸壁に沿った清流に沿って建てられています。
宿へ通じる青根温泉からの林道はクルマやっと一台分の広さで曲がりくねっており、途中に人家は一軒もありません。
宿は屹立した岸壁に沿った清流に沿って建てられています。
かつては昔ながらの東北らしい古い湯治場でしたが、六代目館主になって和モダン宿にリニューアルを開始。現在は内外装とも以前からは打って変わったお洒落な佇まいになっています。
ただし宿泊料は倍近くになり料理に内容も若い人向けになりましたが、リピーターからは批判が殺到。各口コミなどは見るも無残な有様になっています。まあこうした口コミは年投稿者の年齢・経験によって千差万別なのが常。本当のところはどうなのか、今回宿泊してみた次第です。
ただし宿泊料は倍近くになり料理に内容も若い人向けになりましたが、リピーターからは批判が殺到。各口コミなどは見るも無残な有様になっています。まあこうした口コミは年投稿者の年齢・経験によって千差万別なのが常。本当のところはどうなのか、今回宿泊してみた次第です。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/41/32/j/o1240081014516700562.jpg?caw=800)
峩々温泉への林道
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/8c/d8/j/o1240081914516700578.jpg?caw=800)
深山の一軒宿
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/08/f4/j/o1240082614516700589.jpg?caw=800)
川沿いの宿
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/4d/a9/j/o1240082614516700626.jpg?caw=800)
看板
宿はデザイナーズ風で洗練された設計。かつての湯治場の雰囲気が残っているのは浴場の一部と温泉神社に登る外階段あたりのみ、すっかり「深山のモダン宿」に生まれ変わっていました。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/14/dd/j/o1240082614516700632.jpg?caw=800)
宿入口と宿泊棟
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/99/3c/j/o1240082614516700638.jpg?caw=800)
モダンな上がり口
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/b6/1f/j/o1240084914516700646.jpg?caw=800)
薪ストーブが燃えるロビー
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/ef/09/j/o1240082614516700650.jpg?caw=800)
薪が積まれたロビー
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/1f/bb/j/o1240082614516700656.jpg?caw=800)
宿泊棟
部屋は広めの五部屋はこうした宿としてはかなり高額(平日20,000-26,000円、休前日23,000-28,000)なので今回宿泊者五組は全員八畳ひと間(平日15,000円)を選択しているようでした。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/ba/07/j/o1240082614516700669.jpg?caw=800)
部屋(八畳)
風呂は男女別の内湯二種(源泉のままのあつ湯と適温浴槽)と各露天風呂、予約なし無料で利用できる貸切風呂「天空の湯」一ヶ所。
泉質はナトリウム-カルシウム炭酸水素塩・硫酸塩泉57.8度掛け流し、内湯は終日利用可能です。
あつ湯は直接入浴せず、床に寝転がって胃腸にかけ湯するという、「胃腸の名湯」で知られた古来からの湯治方法を継承しています。
他に河原の混浴露天風呂がありますが、冬季は閉鎖していました。
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/06/e4/j/o1240082614516700680.jpg?caw=800)
貸切風呂「天空の湯」1
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/3a/e2/j/o1240082614516700688.jpg?caw=800)
貸切風呂「天空の湯」2
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/4f/73/j/o1240086714516700692.jpg?caw=800)
貸切風呂「天空の湯」の大黒天
![イメージ 14](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/9f/96/j/o1240082614516700695.jpg?caw=800)
男性浴場
![イメージ 15](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/ab/0b/j/o1240082614516700698.jpg?caw=800)
源泉あつ湯
![イメージ 16](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/7c/f2/j/o1240080814516700706.jpg?caw=800)
男性露天風呂1
![イメージ 17](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/bc/08/j/o1240082614516700714.jpg?caw=800)
男性露天風呂2
![イメージ 18](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/44/99/j/o1240082614516700723.jpg?caw=800)
男性露天風呂からの眺め
夕食・朝食は食事処で。
内容としては中途半端な感じで高評価はできかねます。食材・盛り付け・調理しれぞれもうひと工夫欲しいところ。湯治食ならまだしも高価で若い人が多く利用するとなれば一考が必要でしょう。
内容としては中途半端な感じで高評価はできかねます。食材・盛り付け・調理しれぞれもうひと工夫欲しいところ。湯治食ならまだしも高価で若い人が多く利用するとなれば一考が必要でしょう。
これは朝食についても同様。
![イメージ 19](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/43/76/j/o1240081214516700730.jpg?caw=800)
夕食膳
![イメージ 20](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/6b/69/j/o1240076414516700737.jpg?caw=800)
前菜:
稚鮎南蛮漬・蕨・紫蘇巻
・無花果甘露煮・ミズ・胡麻豆腐
(これも小鉢や小皿ににそれぞれ生葉などをあしらって盛り付け、大きなザルで供すれば見栄えが全然違うはず)
![イメージ 21](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/fd/51/j/o1240085714516700743.jpg?caw=800)
地酒:蔵王生貯蔵酒
![イメージ 22](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/cf/0e/j/o1240070514516700749.jpg?caw=800)
椀物:白石名物うーめん
蒸し物:松茸茶碗蒸し
蒸し物:松茸茶碗蒸し
![イメージ 23](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/3c/17/j/o1240088114516700753.jpg?caw=800)
焼物:カラスカレイ朴葉焼き
(せめて大岩魚か虹鱒くらい使って欲しい)
![イメージ 24](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/bc/8a/j/o1240075114516700760.jpg?caw=800)
地物:米ナス丸ごとチーズ焼き
![イメージ 25](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/5c/06/j/o1240084314516700767.jpg?caw=800)
メイン:蔵王高原野菜とベルツソーセージのせいろ蒸し
![イメージ 26](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/9b/05/j/o1240077414516700773.jpg?caw=800)
食事:芋煮とひとめぼれ一等米、香の物
![イメージ 27](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/e4/d3/j/o1240082614516700780.jpg?caw=800)
デザート
![イメージ 28](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/22/a5/j/o1240082614516700788.jpg?caw=800)
朝の峩々温泉(部屋から)
![イメージ 29](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/79/a1/j/o1240077414516700793.jpg?caw=800)
朝食膳
![イメージ 30](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/3e/14/j/o1240082614516700799.jpg?caw=800)
宿名のいわれとなった峩々たる(屹立した)岩肌
![イメージ 32](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/37/2f/j/o0929139514516700809.jpg?caw=800)
宿の前の清流と山
![イメージ 31](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/1f/1c/j/o1240082614516700821.jpg?caw=800)
宿の裏山の紅葉
![イメージ 33](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/c2/c2/j/o1240082614516700826.jpg?caw=800)
付近の紅葉
結論からいえば、湯治宿の形を残しながら新しい時代に対応していく、宿の基本姿勢自体はこれで良いかと思います。接待も口コミにあるような不満は一切感じませんでした。
しかしやはり不満の最大要因はコスパでしょう。週末税込三万円近い宿泊料でこの料理では文句のひとつもいいたくなるのは納得。値下げが無理なら料理内容を大幅に見直すべきでしょう。
また時間無制限の貸切風呂も非常識な宿泊客(一時間、二時間独占するような)を考えて時間性にすべき。
しかしやはり不満の最大要因はコスパでしょう。週末税込三万円近い宿泊料でこの料理では文句のひとつもいいたくなるのは納得。値下げが無理なら料理内容を大幅に見直すべきでしょう。
また時間無制限の貸切風呂も非常識な宿泊客(一時間、二時間独占するような)を考えて時間性にすべき。
今若い人向けの湯治宿も注目を浴びつつあります。
素晴らしいロケーション・お湯を活かして万人の納得する宿を目指して欲しいと思います。
素晴らしいロケーション・お湯を活かして万人の納得する宿を目指して欲しいと思います。
近隣の立ち寄り湯と蔵王周辺観光の写真です。
まずは二弾構えの蔵王ロープウェイで一気に標高1,661メートルの地蔵山頂上に登り、冠雪した山々の間にたゆたう見事な雲海が見られてとりあえず満足です。
![イメージ 34](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/2e/82/j/o1240090914516700832.jpg?caw=800)
蔵王ロープウェイ・山麓線
![イメージ 36](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/dc/63/j/o1240082614516700838.jpg?caw=800)
乗換駅の樹氷高原駅近辺から
![イメージ 37](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/a7/df/j/o0900060014516700845.jpg?caw=800)
蔵王ロープウェイ・山頂線展望台より
![イメージ 38](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/3b/7d/j/o1240082614516700851.jpg?caw=800)
地蔵山山頂から1
見事な雲海
見事な雲海
![イメージ 35](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/d2/5b/j/o1240082614516700863.jpg?caw=800)
地蔵山山頂から2
![イメージ 40](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/4e/c6/j/o1240082614516700871.jpg?caw=800)
地蔵山山頂から3
![イメージ 39](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/3c/ba/j/o1240082614516700877.jpg?caw=800)
地蔵山山頂の地蔵尊
そして蔵王温泉に戻って名物大露天風呂へ。硫黄臭たっぷりの濁り湯を満喫しました。
![イメージ 41](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/26/39/j/o1240082614516700888.jpg?caw=800)
蔵王大露天風呂
![イメージ 42](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/b8/83/j/o1240082614516700897.jpg?caw=800)
階段を降りて
![イメージ 43](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/45/ff/j/o1240080014516700907.jpg?caw=800)
露天風呂
![イメージ 44](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/76/df/j/o0588093014516700912.jpg?caw=800)
三階の滝
![イメージ 45](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/69/e9/j/o0619093014516700920.jpg?caw=800)
不動滝
![イメージ 46](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/e3/cb/j/o1240081514516700925.jpg?caw=800)
蔵王寺地蔵と蔵王
![イメージ 47](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/c0/eb/j/o1240082614516700937.jpg?caw=800)
青根温泉洋館
峩々温泉近くの青根温泉では「湯元 不忘閣」が有名ですが、今立ち寄りはやっていないといことで、青根温泉「山景の宿流辿」へ。
![イメージ 48](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/33/ef/j/o1240082614516700944.jpg?caw=800)
青根温泉「山景の宿流辿」
![イメージ 49](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/02/b1/j/o1240089614516700951.jpg?caw=800)
青根温泉「山景の宿流辿」露天風呂
![イメージ 50](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/dd/5e/j/o1240082614516700959.jpg?caw=800)
青根温泉「湯元不忘閣」
![イメージ 51](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/7f/6a/j/o1240082614516700972.jpg?caw=800)
青根温泉神社
![イメージ 52](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/df/38/j/o0826124014516700982.jpg?caw=800)
青根温泉神社
上山(かみのやま)温泉近くの山道で「きこり」という蕎麦処を偶然発見、佇まいが気にいって入ってみるとこれが中々の蕎麦でした。ただ先日の「へぎ蕎麦」と一緒でかなり量が多く、晩飯の心配をしながらも山野草天ぷらと共に完食。
![イメージ 53](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/59/52/j/o1240082614516700988.jpg?caw=800)
蕎麦処「木こり」
![イメージ 54](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/33/51/j/o1240082614516700996.jpg?caw=800)
店内
![イメージ 55](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/dc/c9/j/o1240074514516701002.jpg?caw=800)
きこり古代十割蕎麦
辛めの出汁、山葵は使わない
辛めの出汁、山葵は使わない
![イメージ 56](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/b0/0a/j/o1240082614516701007.jpg?caw=800)
山野草天麩羅
百合根・こしゃく・アケビなど
百合根・こしゃく・アケビなど