東鳴子温泉「高友旅館」「いさぜん旅館」「馬場温泉旅館(内湯)」
鳴子温泉「西多賀旅館」
鳴子温泉「西多賀旅館」
鬼首温泉「鬼首温泉間欠泉露天風呂」「吹上温泉峯雲閣」
訪問日:2018/11/7,8
温泉ファンにとって聖地のひとつ、宮城県・鳴子温泉郷(鳴子温泉・東鳴子温泉・川渡温泉・中山平温泉・鬼首温泉)にやってきました!
中でも地味な東鳴子温泉は見るからに寂れた街並みに古びた旅館が点在し、以前は湯治客主体で一般観光客は見向きもしない存在でした。私も十数年前に鳴子訪問した際こちらはスルー。
しかし近年その温泉の素晴らしさに温泉ファンが着目し、特にコアなマニアが集う「温泉マニアのアキバ」(?)的状態になっています。
実際日本にある全11種類の泉質のうち9種類が味わえ、しかも多くの宿が自家源泉をもっておりすべて源泉掛け流し、とくればマニアが指をくわえて見逃すはずがありません。
中でも地味な東鳴子温泉は見るからに寂れた街並みに古びた旅館が点在し、以前は湯治客主体で一般観光客は見向きもしない存在でした。私も十数年前に鳴子訪問した際こちらはスルー。
しかし近年その温泉の素晴らしさに温泉ファンが着目し、特にコアなマニアが集う「温泉マニアのアキバ」(?)的状態になっています。
実際日本にある全11種類の泉質のうち9種類が味わえ、しかも多くの宿が自家源泉をもっておりすべて源泉掛け流し、とくればマニアが指をくわえて見逃すはずがありません。
中でも特に評判なのが「高友旅館」です。
最初に訪問しましたが、ここにはやられました。温泉以前にその朽ち果てそうな佇まいが素晴らしい。
玄関に張り紙があったので「廃業か?」と心配したくらいです。(実は駐車の案内でした)
そして浴室も湯船ももちろん、温泉ももちろん素晴らしい。
まるで「廃業した旅館の片隅に、人知れず素晴らしい温泉がこんこんと湧いている」といった雰囲気です。
最初に訪問しましたが、ここにはやられました。温泉以前にその朽ち果てそうな佇まいが素晴らしい。
玄関に張り紙があったので「廃業か?」と心配したくらいです。(実は駐車の案内でした)
そして浴室も湯船ももちろん、温泉ももちろん素晴らしい。
まるで「廃業した旅館の片隅に、人知れず素晴らしい温泉がこんこんと湧いている」といった雰囲気です。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/4a/7a/j/o1240080814516699864.jpg?caw=800)
高友旅館
こんな様子で張り紙があったら「え、廃業?」って心配しちゃうよね
こんな様子で張り紙があったら「え、廃業?」って心配しちゃうよね
こちらには自家源泉が4本、気にいったのはいかにも効能がありそうな鉄鋼泉ラジウム泉の「黒湯」、細かな炭酸が身体にまとわりつく「ひょうたん風呂」。後者は30年前に宿泊した箱根の幻の名旅館「松の茶屋」(湯元:旧三井別邸、施設は現存)の風呂の風情そっくりで感激。
近くにあったら一度宿泊してみたい!
ただ宿泊ブログなどを見てみると、宿泊用の部屋や食事は意外とまともそうで拍子抜け。そりゃそうだよね、そこまでカルトだったら一般人は誰も泊まらなくなっちゃうw
決して悪い意味ではありませんが、古さばかり強調したレポで申し訳ありませんでした。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/87/58/j/o1240082614516699871.jpg?caw=800)
黒湯
*含硫黄-ナトリウム-炭酸水素泉硫化水素型低張性高温泉
*含硫黄-ナトリウム-炭酸水素泉硫化水素型低張性高温泉
(東鳴子唯一の鉄天然ラジウム泉)
ガッツリ身体にくる効能湯
ガッツリ身体にくる効能湯
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/ba/05/j/o1240082614516699874.jpg?caw=800)
プール風呂
*ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉 低張性中性高温泉
*ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉 低張性中性高温泉
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/56/df/j/o1240082614516699881.jpg?caw=800)
プール風呂から黒湯を見る
どうです、この雰囲気
「素晴らしい!」と思うか、「汚ねえ!」と思うかw
どうです、この雰囲気
「素晴らしい!」と思うか、「汚ねえ!」と思うかw
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/f8/d6/j/o1240082614516699888.jpg?caw=800)
ひょうたん風呂
*含硫黄-ナトリウム-炭酸水素泉硫化水素型低張性高温泉(炭酸泉)
こまかな炭酸が身体にまとわりつく
30年前に宿泊した箱根の幻の名旅館「松の茶屋」(箱根湯元早雲通り:旧三井別邸、施設は現存)の風呂はこんな風情でした
*含硫黄-ナトリウム-炭酸水素泉硫化水素型低張性高温泉(炭酸泉)
こまかな炭酸が身体にまとわりつく
30年前に宿泊した箱根の幻の名旅館「松の茶屋」(箱根湯元早雲通り:旧三井別邸、施設は現存)の風呂はこんな風情でした
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/d4/fa/j/o1240082614516699894.jpg?caw=800)
中庭
どう見ても廃墟
どう見ても廃墟
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/14/b1/j/o1240082614516699902.jpg?caw=800)
館内
造作を見るとかつては結構な格式の宿だったのでしょう
造作を見るとかつては結構な格式の宿だったのでしょう
次に訪問したのが三つの源泉を持つ「いさぜん旅館」。ここも鄙び系としてはかなりのもので温泉も良いのですが、「高友旅館」のあとでは分が悪い。
それでもいかにも昭和前半ぽい造りの浴場で、自家源泉の炭酸泉を30分ほど堪能しました。
それでもいかにも昭和前半ぽい造りの浴場で、自家源泉の炭酸泉を30分ほど堪能しました。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/6f/6f/j/o1240082614516699908.jpg?caw=800)
いさぜん(砂善)旅館
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/ba/5f/j/o1240082614516699913.jpg?caw=800)
いさぜん旅館玄関
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/9e/eb/j/o1240082614516699918.jpg?caw=800)
「大豪寺の湯」大浴場
*ナトリウム-炭酸水素塩泉低調性中性高温泉(モール泉)
*ナトリウム-炭酸水素塩泉低調性中性高温泉(モール泉)
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/28/06/j/o1240082614516699922.jpg?caw=800)
「いさぜんの湯3号東鳴子源泉混合泉」
*ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉(鉄鋼泉)
*ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉(鉄鋼泉)
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/ea/ae/j/o1240082614516699926.jpg?caw=800)
「いさぜんの湯1号2号混合泉」
*含硫黄-ナトリウム-炭酸水素泉硫化水素型低張性高温泉(炭酸泉)
混浴のため仕切りが
*含硫黄-ナトリウム-炭酸水素泉硫化水素型低張性高温泉(炭酸泉)
混浴のため仕切りが
最後に訪問したのが馬場温泉旅館。
内湯は温泉は悪くないのですが、あまりにも新しく造りもスマート過ぎてまったく風情なし、5分で切り上げ。
この敷地内の町民向け共同浴場の湯がすごい!との評判ですが、30分ごとの貸切ということで順番待ちがあり、入ること叶わず。
内湯は温泉は悪くないのですが、あまりにも新しく造りもスマート過ぎてまったく風情なし、5分で切り上げ。
この敷地内の町民向け共同浴場の湯がすごい!との評判ですが、30分ごとの貸切ということで順番待ちがあり、入ること叶わず。
完全に順番を間違えました。逆にまわればよかった・・・
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/c7/8a/j/o1240082614516699932.jpg?caw=800)
馬場温泉旅館
![イメージ 14](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/63/b8/j/o1240081714516699939.jpg?caw=800)
男性用浴場
*ナトリウム-炭酸水素塩泉低調性中性高温泉(モール泉)
*ナトリウム-炭酸水素塩泉低調性中性高温泉(モール泉)
東鳴子温泉「馬場温泉旅館」公式HPなし
気を取り直してお隣の鳴子温泉へ。見るからに好ましい「西多賀旅館」の硫黄泉(硫化水素泉)の写真を。
硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩-硫酸塩泉(硫化水素型)60.5度、PH 6.6
(旧名) 含芒硝・重曹・硫化水素泉
![イメージ 26](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/de/28/j/o1240082614516699945.jpg?caw=800)
西多賀旅館
![イメージ 27](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/17/94/j/o1240082614516699953.jpg?caw=800)
「西多賀旅館」男性用浴室
![イメージ 28](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/1d/f0/j/o1240082614516699957.jpg?caw=800)
「西多賀旅館」浴室湯口
そしていよいよ鳴子温泉郷最奥部の鬼首温泉へ。
まずは間欠泉を見学。10分に一度のが吹き上がるのを待ち、付帯する湯滝と露天風呂へ。
まずは間欠泉を見学。10分に一度のが吹き上がるのを待ち、付帯する湯滝と露天風呂へ。
![イメージ 15](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/75/c3/j/o0619093014516699962.jpg?caw=800)
鬼首間欠泉「弁天」
![イメージ 16](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/ca/70/j/o1240082614516699967.jpg?caw=800)
鬼首間欠泉露天風呂1
![イメージ 17](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/15/b3/j/o1240082614516699980.jpg?caw=800)
鬼首間欠泉露天風呂2
![イメージ 18](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/01/5e/j/o1240082614516699989.jpg?caw=800)
鬼首間欠泉湯滝
その後すぐそばの吹上温泉峯雲閣で立ち寄り湯。滝がそのまま温泉で、滝壺が湯船になった露天風呂がある人気宿です。豪快な掛け流しは気持ち良いの一言です。
![イメージ 19](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/22/fa/j/o1240082614516699996.jpg?caw=800)
吹上温泉峯雲閣
![イメージ 20](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/a7/b6/j/o1240082614516700006.jpg?caw=800)
吹上温泉峯雲閣館内
![イメージ 21](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/e8/de/j/o1240083614516700011.jpg?caw=800)
吹上温泉「峯雲閣」内湯
![イメージ 22](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/42/8f/j/o1240082614516700018.jpg?caw=800)
吹上温泉「峯雲閣」露天風呂
![イメージ 23](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/af/1e/j/o1240082614516700027.jpg?caw=800)
吹上温泉「峯雲閣」滝壺露天風呂
![イメージ 24](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/e7/56/j/o0619093014516700033.jpg?caw=800)
滝壺の露天風呂入浴中1
![イメージ 25](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/11/e0/j/o1240082614516700037.jpg?caw=800)
滝壺の露天風呂入浴中2
「吹上温泉峯雲閣」公式HPなし
観光は鳴子温泉を出てまずは潟沼(かたぬま)から。世界でもトップクラスのPH2.4という酸性度を持つカルデラ湖(堰止湖説も)。そのため魚は全く生息していませんが、鴨が群生しています。
![イメージ 29](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/19/e5/j/o1240082614516700042.jpg?caw=800)
潟沼1
![イメージ 30](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/cb/de/j/o1240082614516700047.jpg?caw=800)
潟沼2
![イメージ 31](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/75/3b/j/o1240082614516700052.jpg?caw=800)
潟沼3
次に鳴子の定番、鳴子峡へ。紅葉は終わりかけていましたが、屹立した岸壁と紅く染まった木々のコントラトが見事。まだまだ多くの観光客が訪れていました。
時刻を合わせて近くの鉄橋でJR鳴子鉄橋を渡る列車を撮影。この時期は紅葉に合わせて列車もこの区間ではスピードダウンします。
時刻を合わせて近くの鉄橋でJR鳴子鉄橋を渡る列車を撮影。この時期は紅葉に合わせて列車もこの区間ではスピードダウンします。
![イメージ 32](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/75/1b/j/o1240082614516700056.jpg?caw=800)
鳴子峡1
![イメージ 33](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/54/cd/j/o1240082614516700061.jpg?caw=800)
鳴子峡2
![イメージ 34](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/ee/a8/j/o1240082614516700069.jpg?caw=800)
鳴子峡3
![イメージ 35](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/89/37/j/o1240082614516700075.jpg?caw=800)
鳴子峡4
![イメージ 36](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/08/e0/j/o0619093014516700082.jpg?caw=800)
鳴子峡5
![イメージ 37](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/25/e5/j/o1240082614516700090.jpg?caw=800)
鳴子峡6
最後は鳴子ダムへ。日本初の純国産アーチダム。
![イメージ 38](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/3b/98/j/o0619093014516700096.jpg?caw=800)
鳴子ダム1
![イメージ 39](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/52/3c/j/o0930062014516700103.jpg?caw=800)
鳴子ダム2
![イメージ 40](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/91/a9/j/o1240082614516700109.jpg?caw=800)
鳴子ダム3
![イメージ 41](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/ab/47/j/o1240082614516700117.jpg?caw=800)
鳴子ダム4
(鳴子温泉郷の湯めぐり 了)