台（だい）温泉「観光荘」（立ち寄り）
訪問日：2018/11/6,7
鉛温泉は岩手県南花巻温泉郷の最奥部に属し、「藤三旅館」はその一軒宿です。
発見は600年前、宿の開業は1786年という非常に歴史ある旅館です。
発見は600年前、宿の開業は1786年という非常に歴史ある旅館です。
以前から湯治部と旅館部を併せて営業してきましたが、2015年1月にトレンドの露天風呂付き客室・ラグジュアリースイートの高級旅館部「一三月」をオープンさせ、様々なニーズに対応できる宿になりました。
前回近隣の大沢温泉に宿泊した際立ち寄り湯をして気に入り、今回の宿泊となりました。
木陰に宿が見えてくる
坂道を下った宿
木造三階建ての貴重な旅館建築
玄関
丁場と上がり口
座敷の休み処
部屋は川沿いを指定、対岸は常緑樹が多いのかあまり紅葉していませんが、私の部屋の正面は真っ赤に色づいた木があってラッキー。
室内は昔の造作を尊重しつつリフォームされています。
室内は昔の造作を尊重しつつリフォームされています。
部屋
昔ながらの造作
部屋からの眺め１
部屋からの眺め２
さてこちらでは何といっても混浴「白猿（しろざる）の湯」が白眉です。川の高さの湧出口まで天然の岩を掘り下げて造ったという大変なもので、深さは125センチ。
アルカリ性単純泉ながら足元湧出の貴重な湯で、湧出温度57度は大きな湯船で少々ぬる目の適温となり、加水・加温なしの掛け流しでたっぷりと堪能できます。
＊原則こちらは浴場内撮影禁止ですが、旅館の許可を得て撮影しています
白猿の湯１
白猿の湯２
白猿の湯３
白猿の湯４
貴重な足元湧出
他に川に面した男女別の渓流風呂（内湯・露天・川に近いひとり用露天）「桂の湯」、男女交代の滝見風「白糸の湯」、貸切風呂「銀の湯」があります。
清掃時間以外終日入浴可能。
清掃時間以外終日入浴可能。
川沿いの「桂の湯」
「桂の湯」
人気のおひとりさま用湯船
人気のおひとりさま用湯船
神棚
玄関屋根と紅葉
入浴後は湯治部の方へ散策に。
湯治部
湯治部館内
ラグジュアリースイートの高級旅館部「一三月」
食事は食事処で。
あまり郷土色の濃いものは少ないですがなかなかバランスのとれた楽しめるコースです。
食事処
夕食膳
酒：開拓（平成20年全国どぶろくコンテスト最優秀賞）
先付：峯岡豆腐（桜）、蟹棒肉、山葵
小鉢：きのこ（網茸・舞茸・なめこ）旨煮
小鉢：蛸南蛮漬け
小鉢：きのこ（網茸・舞茸・なめこ）旨煮
小鉢：蛸南蛮漬け
温物：白金豚の味噌仕立て鍋、白菜・水菜・えのき・葱
お造り：鮪・活かんぱち・甘海老
蓋物：三陸産ふかひれの姿煮
焼物：鰆青竹黄味素焼（桜風味）
ばっけ（ふきのとう）味噌
お椀：蟹真丈東寺揚げ・とろろ昆布「北海道産」・三つ葉（清汁仕立）
お食事：花巻産「こだわり減農薬米ひとめぼれ」
香の物：長いも漬「自家製」・大根桜漬け・胡瓜
お食事：花巻産「こだわり減農薬米ひとめぼれ」
香の物：長いも漬「自家製」・大根桜漬け・胡瓜
水菓子：アップルパイ・ピンクグレープフルーツ
夜明け
朝食膳
旅館部の趣のある昔ながらの部屋は少なくなってしましましたが、風呂はもちろんロケーションも良く、湯治部・旅館部・新設の高級棟のどこでもお好みで安心して宿泊できる施設だと思います。
また安価な湯治部に滞在して白猿の湯をゆっくりと楽しむのもまた一興なのでは？
薄布の滝
薄布の滝付近
立ち寄り湯は台（だい）温泉の「観光荘」へ。浴室は小さいですがお湯が良いと評判の宿です。
台温泉は小さな温泉街ですがその湯は花巻温泉に引き湯もされる名湯。ただし高温なのが自分にはネックです。
台温泉は小さな温泉街ですがその湯は花巻温泉に引き湯もされる名湯。ただし高温なのが自分にはネックです。
台（だい）温泉の「観光荘」
台（だい）温泉の「観光荘」浴室
そのあと、近くのご神水で知られる羽山神社、清水観音に参拝しました。
羽山神社
羽山神社の紅葉
清水観音三門（山門）
清水観音三門から本道を望む
三門屋根の彫刻が見事
（鉛温泉「藤三旅館」了）